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モロッコ風景絵本「はげたかの旅」出版:野鳥保全への貢献も目指して

2024年春、モロッコの風景を織り交ぜた絵本を出版します。幽閉と自由、母子愛、旅への憧れや帰郷をテーマとし、誰にでも必ずどこかしらで共感頂ける物語だと思います。コウノトリに育てられるハゲタカを主人公とするこの絵本出版からの収益は、モロッコの野鳥保全団体に寄付します。

現在の支援総額

821,000

76%

目標金額は1,068,300円

支援者数

118

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/01/16に募集を開始し、 118人の支援により 821,000円の資金を集め、 2024/03/12に募集を終了しました

モロッコ風景絵本「はげたかの旅」出版:野鳥保全への貢献も目指して

現在の支援総額

821,000

76%達成

終了

目標金額1,068,300

支援者数118

このプロジェクトは、2024/01/16に募集を開始し、 118人の支援により 821,000円の資金を集め、 2024/03/12に募集を終了しました

2024年春、モロッコの風景を織り交ぜた絵本を出版します。幽閉と自由、母子愛、旅への憧れや帰郷をテーマとし、誰にでも必ずどこかしらで共感頂ける物語だと思います。コウノトリに育てられるハゲタカを主人公とするこの絵本出版からの収益は、モロッコの野鳥保全団体に寄付します。

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「はげたかの旅」絵本出版プロジェクトページを訪ねていただき、どうもありがとうございます。

プロジェクトオーナー自己紹介

絵本の作者、カレム久実です。本好きの両親のもと、絵本に囲まれて育ちました。英国の大学院卒業後、アジア・アフリカの複数の国で野生生物や環境保全、開発協力の仕事をしつつ、多くの国を訪れてきました。以前は旅先から家族や友人へ沢山の手紙や葉書を書いて送りましたが、メールやSNSで繋がれる昨今そんな機会も本当に少なくなりました。その代わり、思い付きで散文詩を作ったり、約12年前に母親になってからは、子供に残したい文章や言葉遊びを考えて、書き留めるようになり、絵本作りにつながりました。

このプロジェクトで出版への応援をお願いしたい絵本「はげたかの旅」は、現在私が暮らすモロッコの素朴で優しい風景を織り込んだ、鳥にも人間にも通じる愛情物語です。国境を越えて活動の場を広げるアーティストのLolli(ロリ、後述)に依頼して挿絵を仕上げ、谷川俊太郎さんの本なども出しているみらいパプリッシングポエムピース 株式会社さん(「詩の単位を変えてゆく」がスローガン)から出版して頂く計画です。

絵本出版を通じて実現したいこと

モロッコでよく出会うコウノトリスマホで簡単に写真が撮れるようになった現在、日々の思い出や周囲の事象が簡単にキャプチャできるようになりました。何百枚何千枚と、スマホの写真フォルダにあるままだったり、SNSにアップしてみたり。ピクセルデータ化された画像は、簡単に撮れ、加工もできるけど、簡単に消えてもゆきます。それはなんだか虚しい。

そのため私はこれまで住んだり訪れたりした場所で得た色々な感情や感動をつなげて、絵をつけてもらって、絵本にしてきました。今回より多くの方と共有すべく出版したいと思った「はげたかの旅」は、現在住んでいるモロッコの美しい風景や、鳥との出会いをアルバム化したような絵本です。

出版社みらいパプリッシングさんに相談したところ、好評を頂いた上に出版企画書を作って下さり、出版の話が進みました。

日本で作られる絵本には、モロッコ含む北アフリカや回教世界の風景を題材にしたものは、比較的少ないのではないかと思います。この絵本の出版を通じて、日本の読者のみなさんに遠いこの国・地域文化への親しみを感じ、関心をもって頂けたらと思います。日に5回、詠うようなお祈りへのいざないの声が響き渡る、この地域の日常に潜む本来のやさしさのようなものも、感じ取って頂けたらなお幸いです。また、後述の通り、本の出版を通じてモロッコの野鳥保全に貢献することも目指したく思っています。

初めての商業出版プロジェクトで、その費用は一部著者負担となるため、それをこのクラウドファンディングを通じてご支援頂きたく思います。

あらすじ:ある王国の動物園の檻に暮らすハゲタカのお母さんが、自分の子供には自由に生きて欲しいと、檻の外に住むコウノトリに自分の卵を託して、我が子を育ててもらいます。アニルと名付けられたヒナは、立派な若者ハゲタカに育ち、やがて旅に出て動物園の外の世界に広がる多くの素敵な風景を目にします。

「岩場の潮たまりで 紫貝を拾う日焼けした男たちや 
海に注ぐ川で泳ぐ 子供たちを見ました
それを優しく見守る クリーム色の崩れかけた砦を見ました」

「苦いオリーブと 甘いオレンジの香りを嗅ぎ
色とりどりに咲く 花々の香りを思い切り吸い込み
遠く向こうに雪を被りそびえ立つ 山々を仰ぎました」

緑の屋根が光る 白くて大きなモスクを見ました
そこから流れる 心地よい お祈りの声に酔いしれました」…

そして長い旅の後アニルは母親の待つ動物園に戻り、やはり檻の中に暮らす女の子ハゲタカのララと恋に落ちます…(つづきは絵本を読んで頂ける方へのお楽しみ)。

「砂漠と砂漠の中の 褐色の誇り高き町を見ました」

*****

以上、ストーリーはコロナ禍前に着想したものでしたが、自分自身を含め、パンデミック渦中に世界中で事実上の軟禁・孤立を経験したり、国境閉鎖の影響を受けた人たちが沢山でたことにより、この本に込められる「幽閉と自由」、「子供・家族へのいつくしみ」、「旅への憧れ」、「帰郷」、「再会への焦がれ」といったテーマやセンチメントが、誰にでも、より強く共感されうることになったのではないかと感じています。そして、結末は必ずしもハッピーエンドではなく、また悲劇でもない。アニルの努力奮闘、あるいはジンの魔法のお陰で檻の中の家族や恋人や仲間達も自由になれました、ということにはならないし、人間が出てきてアニルを捕獲したりもしません。運命の皮肉も混じり、これといった教訓もなく、この先どうなるの?というところで終わるストーリーかもしれませんが、多くの人生も、そういうものかと思います。回教の人の言葉を借りれば、"inshallah"(インシャーアッラー)「神さまが思し召せば」、どうにもなりうる。自分ではあまり考えたことはありませんが、是非読者にその先を想像しても頂きたいです。子供でも読める絵本ですが、大人の方にも是非手にとって頂きたいと思っています。


野鳥保全への貢献:この絵本の出版が著者の純収益につながる場合、モロッコで野鳥と生態系保全活動を行う団体、GREPOM/BirdLife Maroc(以下、バードライフ・モロッコ)に寄付する予定です。この団体は、高円宮妃久子様が名誉総裁を務められる野鳥保全国際組織BirdLife International(バードライフ・インターナショナル)の、モロッコメンバーです。学術研究にも基づいた堅実な保全活動を、地元住民や関連行政当局を巻き込みながら展開し、また将来の環境保全の担い手となる子供たちへの教育にも力を入れています。絵本の主人公であるハゲタカはモロッコの希少種で、同団体の主導により、生息地の農家コミュニティとの協働によるエコツーリズムなどの保全活動が展開されています。

カサブランカのハッサン2世大学の教授でもある会長さんに、この絵本の日本での出版の企画を共有し、本の収益の寄付先として同団体を指名する許可をお願いしたところ、会長さんは絵本のストーリーにとても共感下さり、また遠く離れた日本で同団体の活動が知られる機会になることを大変喜ばれ、寄付先としての指名にご快諾下さいました。

GREPOMスタッフによる野生ハゲタカ保護活動の様子

挿絵アーティスト:絵本の挿絵を描いてくれたLolli(ロリ)は、カンボジア在住の韓国人アーティストです。彼女は、過去バイクでモロッコ中を旅し、この国の風景を多くの素敵なスケッチに残していました。現在は、プノンペンのNowhere Art Studio(ノーウェア・アート・スタジオ)の共同設立・運営者です。自身の創作活動に加え、アートワークショップや、各国のアーティストとのコラボ企画、若いアーティストに発表のチャンスを与えるためのアートマーケットPhsar Artを主催するなどの活動を精力的に展開しています。2018年の東京アート・フェスティバルにプノンペンのアートシーン代表として招待されるなど、徐々に国内外に活躍の場を広げていますが、日本ではこの絵本がLolliの最初の発表作品となります。

絵本プロジェクト立ち上げの背景

ラバト動物園のハゲタカの檻と、その上に営巣するコウノトリ現在私が暮らすモロッコでは、街中でゴミをつつくのはカラスではなく白く優雅なコサギ、そしてコウノトリが人間の生活圏でも多く営巣しています。「はげたかの旅」は、2018年に初めてモロッコを訪れた際、首都ラバトでまず息子と訪れた動物園で見た、ハゲタカの檻の上にコウノトリが巣を作るという光景から着想したものです。自由を奪われる鳥、自由を謳歌する鳥がすぐ隣り合わせで、悲哀と皮肉を感じました。

以降、モロッコ各地を訪れる機会に恵まれ、その過程で見た景色を交えた、ちょっぴり切ない物語ができました。2020年春から夏にかけて、コロナ禍を受けてモロッコの国境が完全閉鎖となり、厳しい外出禁止令のもと軍隊が出動して取り締まるようなロックダウンが3ヶ月間続きました。その間、ラバトのアパートで将来の不安にかられつつ軟禁生活を送る中で文章を仕上げ、アーティストのLolliとオンラインで挿絵の相談を重ね、徐々に絵本が形になってゆきました。

絵本の主人公がなぜ(一般的にイメージの悪い)ハゲタカなのか?と聞かれることがありますが、上記のような動物園の光景を見たから、以上の理由はありません。南米のコンドルも同じくハゲタカの仲間ですが、呼び名が変わるだけで印象が変わります。「ハゲタカ」という言葉には悪い印象が付きまといがちですが、親が子供を思う気持ちや自由を望む気持ちは、どんな生き物でも共有したものだと思います。また一部の国にはハゲタカに人の遺体を食べてもらう鳥葬という文化がありますが、中国ではそれを「天葬」と言い、ハゲタカは魂を天国に運んでくれる使者でもあります。(この絵本の主人公の名前「アニル(Anyr)」は、モロッコの言語ベルベル語で「天使」を意味します。)

絵本制作中のLolliによるスケッチ

実際の風景と、完成した挿絵

現在の準備状況

文章と挿絵は完成済み、出版社とも契約済です。現在、プロの編集者さんやデザイナーさんと相談しつつ、文章および体裁の最終化、校正、といった作業中です。

ネガティブチェック:この本の文章中に「モロッコ」という単語は出てきませんが、挿絵の一つに国旗が出てきます。モスクも描いていることから、宗教的・政治的タブーに触れていないことを、前出のバードライフ・モロッコの方々を含めモロッコ人老若男女10名以上に読んで確認もしてもらいました。モロッコ社会では家族の絆が非常に強く、絵本の物語に感銘を受けて下さる方も少なからずおり、出版への後押しもして下さいました。

出版情報:

出版社:みらいパブリッシングポエムピース 株式会社
形態: 判型:A5判 / 色数:本文カラー刷 / ページ数:~32ページ程度 / 製本:上製(ハードカバー)
言語: 日本語、英語(予定)
出版予定:2024年春
初版発行部数:600~1000部
販売予定価格:1,300~1,400円(+消費税)

リターンについて

1.メールによるお礼&経過報告:1,500円。モノは要らないが応援はしたい、という方は、是非このオプションを。「上乗せ支援」機能より追加でのご支援ももちろん歓迎です。

2.著者サイン入り絵本「はげたかの旅」1冊:3,000円

3.著者サイン入り絵本「はげたかの旅」1冊特性ポストカード6枚組(数量限定、先着順):5,000円

4.モロッコ民芸フェズ刺繍の栞3葉セット:4,500円(数量限定、先着順

5.モロッコ民芸フェズ刺繍のコースター5枚組:8,500円(数量限定、先着順

4.著者サイン入り絵本「はげたかの旅」3冊セット:8,500円

5.ロッコ鳥類図鑑「Oiseaux du Maroc / Birds of Morocco」:30,000円(数量限定、先着順)

以上、価格表示は全て税・送料込みです。

メール以外のリターンの送付先は原則日本国内・及びプロジェクトオーナー在住地のモロッコ国内に限ります。ご希望あればその他海外への発送も検討しますが、その場合は送料分も含めた「上乗せ支援」も頂けると幸いです。ご了承下さい。

スケジュール(予定)
~2024年1月:原稿最終化、出版社デザイナーによる文字組・レイアウト
2024年2~3月:最終校提出、校了、出版社による営業開始
2024年春:発刊🌸
2024年夏:リターン発送完了(目標)

リターンのお品は早く準備できるものから可能なタイミングで順次発送してゆきます。ほとんどの発送作業が、オーナーがモロッコから帰国している間(次回2024年夏を予定)の対応となる予定のため、全てのリターン発送完了までにお時間がかかる場合があります。予めご了承下さい。

資金の使い道

出版費用:税込み80万円
リターン送料他:10万円
CAMPFIRE手数料(17%+税):16万8,300円
合計:106万8,300円

注)リターンの鳥類図鑑購入目的以外ではクラウドファンディングで集めた資金を直接バードライフ・モロッコに寄付することはありません。同団体への寄付が実現するのは、絵本出版の結果著者の純収益につながった場合に、著者自身がそこから寄付するものです。CAMPFIREの規定上も、ご支援頂いた資金を第三者への寄付には使えません。

最後に:震災復興への想いも込めて

長い文章をここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。

2023年9月8日、クラウドファンディングを検討しCAMPFIREの説明会に出る予定でいた前夜、モロッコの高アトラス山脈地方でマグニチュード6.8の震災が発生しました。同国史上最悪規模の自然災害で、このプロジェクトページを作っている期間にもどんどん死傷者の数が増え続けてゆきました。まさにこの絵本で「山の斜面にはりつく」と描写されるような村、美しく歴史遺産価値の高いモスクや砦が瓦礫と化した様子が、世界中で報道されました。政府発表の死者数約3000人、総被災者数は280万人。この災害で、家族や友人恋人、帰るべき家、学校や職場、そして様々な自由を奪われた人々が、また沢山出てしまいました。その後続いて世界各地で起こっている災害や戦争、そして2024年元旦に日本でも起こった震災もあり、既にメディアの記憶の彼方にも感じますが、全てを失い仮設テントで厳しい冬を耐え抜いている人たちが多くいます。悲しいことにその多く(国連によると被災者の3割)が、子供たちです。

ヨーロッパに一番近い北アフリカ西端に位置する王国モロッコはアラビア語では「マグレブ」、その意味するところは、「日の沈むところ」。「日いづる国」日本からは直行便もなく遠い国ですが、この本を通じていつか行ってみたいと思い、より多くの方にいつか実際に訪れて頂けることにより、この国の発展や震災復興への間接的な貢献、ひいては被災した子供たちへの幸福にもつながれば、と心より願います。少しでも多くの方に、応援頂ければ幸いです。

モロッコとヨーロッパを隔てるジブラルタル海峡の長さは、約14㎞。日本の本州と北海道を隔てる津軽海峡よりも狭いのです。写真では右がモロッコ、左がスペイン、手前が大西洋で、向こう側が地中海。モロッコからは湖の対岸のように見えるスペインと、そのお隣のポルトガルと、大陸をまたいだ3カ国における2030年サッカーワールドカップ開催が決定しています。

大西洋に沈むマグレブの夕日(写真(左)と、Lolliの挿絵)。お天道様はここから太平洋に向かい、日本で再び朝日となります。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • おかげさまで、絵本「ハゲタカの旅」は予定通り4月16日にみらいパブリッシング・ポエムピース社より出版されました!→  https://miraipub.jp/books/27583/絵本が書店に並んでいる写真が入手できたら出版報告の投稿を、と思っていたら一月以上遅れてしまいました。北海道から沖縄に到るまで多くの書店さんにお取り扱い頂いているようなのですが、日本で書店に置かれている様子は自分では未だに目にしておらず、出版の実感はありません。モロッコに持ち込んだ著者分のうち数冊を、在住地ラバト市と、モロッコの経済中心地カサブランカ市の書店でも扱って頂けることになったので、この報告にはその写真で代用します。早速絵本を手にしてくださった複数の方より、素敵な書評も頂きました。当クラファンプロジェクトを通じてのご支援がなければ、本当に実現が難しかった企画です。支援者の皆様に、改めて心より御礼申し上げます。著者としての純収益をこの出版から得るのは簡単ではありませんが、とりあえず絵本30冊を、バードライフ・モロッコに現物寄付してきました。絵本から収益が入るようであれば、毎年少しでも寄付を続けてゆきたいと考えています。先日、ラバト市内にある遺跡の周りを散歩していて、コサギのコロニーと、コウノトリの集合住宅のような巣の集まりを見つけました。絵本創作のきっかけとなった動物園のハゲタカの檻の上のコウノトリたちもそうでしたが、こうやって集まることによってお互いに協力して身を守り、子育てをしている。クラウドファンディングも、少しづつの力が集まって大きなこと・大事なことを成し遂げることができるという意味で、同じだなあと思いました。FIN もっと見る
  • 絵本「ハゲタカの旅」、アマゾンジャパンでの事前注文受付が開始されました:https://www.amazon.co.jp/dp/4908827850これまでのところ、北海道から沖縄まで全国280店舗以上の書店さんからの事前注文も頂いているとのことです。出版社さんと商業出版するってこういう営業をして頂けるということかと、今頃実感しています。多くの皆様の応援を得た私のハゲタカが、いよいよ飛び立ちます。上の写真は、2018年2月、この絵本のストーリーを着想するきっかけとなったラバト動物園を初めて訪れた際に、お土産屋さんで買ったハゲタカのぬいぐるみ。ずっとその存在を忘れていましたが、先週息子の部屋で見つけました。これまで「ハゲタさん」と呼んでいたこの子、本日付で絵本の主人公と同じ「アニル」と改名します。FIN もっと見る
  • 活動報告Vol.6 目次1.朝と夜のリレー2.祈りのリレー3.モロッコのイチバン4.色イロイロ1.朝と夜のリレー「カムチャッカの若者が きりんの夢をみている時  メキシコの娘は  朝もやの中で バスを待っている」で始まる、谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」をご存知の方は多いと思います。私が小学生の時、国語の教科書にありましたが、今も掲載されているのでしょうか。おそらくそこにあった挿絵の効果もあり、印象に残った詩でした。カムチャッカの若者が夢にみていたのが、アフリカのキリンなのか、空想動物の麒麟なのか、どちらだろうかと疑問に思っていましたが、いまだに答えを確認できていません。コロナ禍を経てリモート会合が仕事のツールとして定着し、かつ外国に身を置きつつ日本とも仕事をする今、この詩がとても身近に感じられます。モロッコと日本でリモート会合をする際は、大抵は日本の終業時間前後となり、モロッコでは朝一の会議となります。この地球ではいつもどこかで朝がはじまっているぼくらは作業をリレーするのだ経度から経度へとそうしていわば交替で仕事を続ける終業前の遠隔会議後の対応事項を始業したばかりの同僚が北アフリカで引き継ぐメッセージは既読。それはあなたの送った仕事を誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ(笑)ここ数ヶ月の出版社とのリモート会合も、同様に時差を気にしながら行ってきました。最終原稿が印刷所へ旅立つのも間近。今週は、出版後を見据えた「販促会議」が行われました。当初「ハンソク」って何ですか、と聞いてしまったくらい、これまで物を売るということに縁のなかった私です。出版とは、印刷して本屋に並べておしまいではなかったということに、今更ながら気づかされました。当「出版プロジェクト」にご支援頂いている皆さまには(また「機を逸した!」という方にも :))、是非出版プロセスの一部としての「販促」段階でもご支援賜れますと、幸甚です。毎年ラマダン(断食月)開始直前の日曜日から終了後の日曜日まで、モロッコと日本の時差が1時間長くなります。経度から経度への距離は変わらないはずなのに、時間だけが伸びる。今年も、このクラファン終了2日前(2024年3月10日)から、日本との時差が普段より1時間長く、9時間に。リモート会合をするなら、日本側の相手に通常よりもさらに遅く(或いはモロッコ側の我々がより早起きして)対応してもらわねばならなくなるひと月です。ラマダン開始日その他イスラムの祝日は、その国の宗教権威者が月を見て直前に決めるそうです。その結果、国によって違う。サウジアラビアで始まっても、同じ日にモロッコで始まるとは限りません。「あの国では始まったけど、うちはまだだった」。どぎまぎしながら、月の様子の判定に基づく発表を気にする、こちらは「夜のリレー」です。2.祈りのリレー緑の屋根が光る 白くて大きなモスクを見ました。そこから流れる 心地よい お祈りの声に酔いしれました。He saw white mosques with glittering green-tiled roofsand was often lost in the pleasant echoes of calls to the prayer.― 「ハゲタカの旅」ハゲタカの若者、アニルが聞いて酔いしれたお祈りの声は、おそらくこんな感じです↓(56秒)。私はラバトで毎朝この声に起こされます。絵本の文章では「お祈りの声」としましたが、正確には、「さあ、お祈りしよう、と呼びかける声」です(ハゲタカにはお祈りの声に聞こえた、ということにしておきましょう)。モロッコでは「アダン」と言われるこの呼びかけは、イスラム圏では日に5回聞かれますが、日本の神社仏閣同様モスクは町のあちこちにあり、一斉に呼びかけが始まるので、まるでエコーです。(絵本の英語のテキストでは、より正確に「お祈りへのいざないのエコー(echoes of calls to the prayer)」となっています。どうして日本語と英語で違えたのかは、多分、読む際のリズムの問題だったと思います。)日々のお祈りの時間も、日の出や日の入りのタイミングで微妙に変わる。それも、経度から経度へ引き継がれて続いてゆきます。モロッコの友人曰く、地球上でこのアダンが響いていない瞬間はないそうです。3.モロッコのイチバン競い合って先を急ぐ たくさんの車は自分たちの地下城に急ぐ 蟻たちのようでした。―「ハゲタカの旅」ラバトに建設中の「モハメド6世タワー」誰でも、どこの国もそうだとは思いますが、モロッコも「1番」になるのが好きです。(良い意味での)1番になるべく、いろいろな分野で頑張っています。私が知るモロッコの1番を挙げてみました:●アフリカで1番に(今も唯一)新幹線開通●アフリカ1の高いビル(タワー)建設中●地中海で取扱量最大の港湾●アフリカ1大きいモスク(世界では2番。活動報告Vol.2参照)●アフリカ1大きいショッピングモール●北アフリカ1の高速道路総延長(アフリカ大陸では南アに次いで2番)●北アフリカ1の日系企業進出数(アフリカでは3番)●…アフリカ大陸初の新幹線は今年開業5周年アフリカの他国からモロッコを訪れてくる人は大抵、都市部の経済インフラのレベルに驚きます。2030年のサッカーワールドカップ開催に向けて、現在インフラ開発がさらに加速中。私の絵本にも1つだけ、立体交差の高速道路と、そこを走る多くの車の絵が入りました。それを入れたことにより、ロマンチックな風景だけではなくなり、均衡がとれた、と勝手に思っています。他の素敵な近現代建造物の絵も入れたかったけれど、叶わず。是非、実物を見に来てください。色々な国で暮らしましたが、人の寛容さとユーモアのセンスを測る指標があったら、モロッコはその点でも世界トップクラスでは、とも思っています。4.色イロイロ絵本だけに、 編集者とデザイナーの方と、色々と色の議論をしました。デザイナーの方が、本の見返しに向日葵色を提案して下さったら、私は山吹色が良いと返し、結果、薄い辛子色となったり。編集者の方が(やはりモロッコなど北アフリカの風景に魅せられ創作のインスピレーションを受けた)画家アンリ・マティスの青を基軸にして装飾を施してはと提案して下さり、私はマティスも表現しようとした北アフリカの強い日差しを彷彿とさせる白がいい、と返した後、最終的にトルコ石に近い明るいブルー基調に落ち着いたり。ちょっとした色調・濃淡の違いでも、雰囲気ががらっと変わります。ああ楽しい。私たちは、子供にはカラフルなオモチャを買い与え、クレヨンや色鉛筆でお絵描きやぬり絵をさせます。子供の頃、白黒の漫画本の最初の数ページだけがフルカラーだったら、それがやたらと楽しみでドキドキしたのは、私だけではないでしょう。学校に入って学年が上がってゆくにつれて色を失い、白黒の文字だけで分厚くなってゆく教科書に、威圧感を感じたりもしていました。そのうち、カラフルなのは(絵本も)子供のもので、モノクロなのが大人っぽいということとなり、白黒で何ページにもわたって文字を連ねた文書を作る能力が重視され、色を扱うのは、アーティストやデザイナーなどプロの専売特許となってしまう。なぜ、将来の職種に関係なく子供には色使いを奨励するのに、それが生涯続かないのでしょう。「販促」するにも何をするにも、ネット上で画像や映像での効果を求めることが多くなった今日。これまでにないほど、どんな仕事でも色へのセンシティヴィティの重要度が増しているようにも思います。ということで、子供も大人も、色彩豊かな絵本を楽しみましょう。FIN もっと見る

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