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潰されてしまったケニアに住むLGBTQIA難民が営むレストランを再開させたい!

ケニアの首都ナイロビには、今年5月に最高刑が死刑の反同性愛法が施行されたウガンダなどからやって来た難民が多く暮らしています。その人たちのシェルター、職と食を提供するためのレストランが脅迫を受け閉鎖と移転を余儀なくされました。その再開に向けた資金が必要です。

現在の支援総額

1,251,000

156%

目標金額は800,000円

支援者数

135

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/12/25に募集を開始し、 135人の支援により 1,251,000円の資金を集め、 2024/01/31に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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このプロジェクトは、2023/12/25に募集を開始し、 135人の支援により 1,251,000円の資金を集め、 2024/01/31に募集を終了しました

ケニアの首都ナイロビには、今年5月に最高刑が死刑の反同性愛法が施行されたウガンダなどからやって来た難民が多く暮らしています。その人たちのシェルター、職と食を提供するためのレストランが脅迫を受け閉鎖と移転を余儀なくされました。その再開に向けた資金が必要です。

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1月15日追記:おかげさまで1月14日に当初の目標だった80万円を達成できました。皆様のご支援に感謝申し上げます。このおプロジェクトは1月いっぱい続きます。そこでネクストゴールは思い切って120万円にすることにしました。

元々、今回のプロジェクトが終了後に、新たなプロジェクトを立ち上げてレストラン同様に移転を迫られているFHIのオフィス兼シェルターの移転費を募ろうと考えていました。これで20万シリング(今日のレートで約18万3000円)ほどかかります。

さらにすでにカナダに移住した難民のエドリンが、出国直前に遭った大火傷の治療費の残り8万シリング(約7万3000円)、難民申請を改めて行うために一度カクマ難民キャンプに戻ってもらった16人の交通費8万2000シリング(約7万5000円)などが必要です。


住むところと仕事が安定したら、今度は別途プロジェクトを立ち上げて、難民への健康診断、ワクチン接種、治療を地域医療に取り組む病院で行い、病院の施設を改善して、地域住民の健康にも資することを考えています。引き続き、皆様のご支援、ご関心のほど、よろしくお願い申し上げます。

【画像】エドリン。レストランで調理中に顔から胸にかけて大火傷を負って一時は命が危ぶまれるほどでしたが、手術を受けて入院治療中にカナダへの難民ビザが発行されて、退院と同時にウガンダ経由で出国しました。ケニアから直接出国しようとしたのですが、極めて多額の「出国税」を要求されたため、そのような流れとなりました。

自己紹介

私たちFreedom House Initiative(FHI)は、アフリカのケニアの首都、ナイロビ郊外で、LGBTQIA+難民と共に暮らすシェルターと同時に、難民に食と職を与えるためのレストランを運営しています。このページを作成したのは、FHIの日本語での広報ならびにファンドレイシング担当の植田です。

活動実績

ケニアの隣国、ウガンダでは2014年、LGBTQIA+(性的マイノリティ)を最高で無期懲役刑に科す反同性愛法が成立しました。その後、最高裁で無効化されたものの、再度成立し、2023年5月末に施行されました。最高刑は死刑で、人権運動に関わった人や不動産を貸した人にも懲役刑を科し、通報義務もある法律です。多くの人が家から追い出され、職を失いました。法成立前から、モブ・ジャスティス(リンチ)、コレクティブ・レイプ(性的指向を「矯正する」という名目で行われるレイプ)、家族や知人、隣人による暴力、殺害、警察による恣意的な逮捕、拘禁など、命の危険を感じる状況でした。多くの人が、難民申請時に性的指向を問わない隣国ケニアへと逃れ、難民となりました。FHIの創設者、モーゼス・ムバジラもその一人です。

しかし、たどり着いたケニアのカクマ難民キャンプでも、LGBTQIA+は暴力の標的となります。モーゼスは、人命保護と生活改善を求めて、デモや世界の難民キャンプ史上初となるプライドパレードを行いました。その結果、2018年に数百人単位でのナイロビへの移住が認められました。ようやく安全な暮らしができると思いきや、しばらくすると住居支援、食料支援は打ち切られ、多くのLGBTQIA+難民が路上に投げ出されました。ホームレスとなり寒さ(ナイロビは海抜1800メートルの高地にあり、寒い季節の最低気温は10度以下まで下がります)と犯罪の恐怖に震えながら物乞いをして生き抜きました。そして、うち何人かがお金を集めてスラムに家を借りました。それがFHIのシェルターの始まりです。

モーゼスはBBCやCNNなどに出演し、LGBTQIA+難民の窮状を訴えつつ、様々な妨害に打ち勝ってシェルターの運営を続けます。そして2023年3月、ナイロビ郊外に小さなレストランをオープンさせました。働けないことで低下してしまった難民の自己肯定感を向上させ、給料を支払って未来の生活設計ができるようにサポートすると同時に、レストランのある地域で雇用を創出し、地元のケニアの人々を雇入れ、地域経済を豊かにすると同時に、LGBTQIA+に対する差別感情を和らげるのが目的です。

ケニア料理、ウガンダ料理を提供し、休日にはお茶代を払えばプレミアリーグをケーブルテレビで見られるようにしました。植田は2023年9月に初めて訪問しましたが、朝6時台からお客さんがひっきりなしにやって来て、非常に盛況でした。

【動画】イギリスのBBCが放送したケニアにいるLGBTQIA+難民についてのドキュメンタリー番組です。FHI創設者のモーゼス・ムバジラや他の難民のインタビュー、かつてのシェルター、カクマ難民キャンプの様子がご覧いただけます。(英語です)

解決したい社会課題

ところが、繁盛していたレストランに2023年11月末、とんでもない通告が下されました。副代表のジワ(安全上の理由から下の名前は非公開にします)がローカル・カウンシル・チーフ(町長に相当)から呼び出されこう告げられたのです。

「シェルターとレストランをすぐにでも畳んで出ていけ。さもなくば火を付けてやる。お前たちは悪魔だ」

当初はワイロを要求しているものかと思ったそうですが、話をしようにもチーフは全く聞く耳を持たずともかく出ていけの一点張り。結局、わずか数日でレストランは閉鎖。本当に火を付けられそうになり、家主から「頼むから出て言ってくれ」と懇願されたそうです。そして、シェルターも2024年1月までに引き払わなければなりません。当面は小さなマンションに分散して暮らすことになります。国際的な支援団体のHIAS、ORAMの指導のもとで行っていた農業、養鶏も中断せざるを得なくなりました。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。隣町にあるレストランのオーナーが店舗を貸してくれることになったのです。居抜き物件であり、ナイロビの物価は決して安くないので、それなりの費用がかかります。

【画像】契約予定の新しい物件。元々レストランがあったところから2キロほど離れたところにあります。安全上の理由から詳細な位置は非公開ですが、お問い合わせいただければ再オープン後にメールでお知らせいたします。

この課題に向き合う背景

わたくし植田は、コロナ前に行われた東京レインボープライドのイベントで、ケニアのLGBTQIA+難民問題を知りました。それから何年か経った2022年12月、モーゼスから連絡が来ました。「資金繰りに困っている。たすけてもらえないか」というものでした。それまでは欧米諸国を対象にしたクラファンを行っていましたが、原因不明のアカウントBANを食らって運営資金が調達できなくなっていたのです。そこで私は、この問題がほとんど知られていない日本で広報とファンドレイシングに協力することになりました。

このプロジェクトで実現したいこと

ーLGBTQIA+難民と地元の人々の大切な職場であるレストランを再開させる
ー当面の運営資金を確保してレストランの財政状況を安定させることで、安全なシェルターにする物件を確保する
ー地元の人々のためにさらに雇用を創出する
ー地元の人々が持つLGBTQIA+への偏見の目を変える
ー地域経済、ひいてはケニア経済にも貢献する

リターンについて

ご協力いただいたすべての方を対象に、基本的な状況について、わたくし植田がナイロビからZoomでご報告いたします。
1回目は正月3が日を予定しておりますが、詳細については後日メールにて連絡します。また、クラウドファンディング終了、レストラン再オープンに合わせて約1ヶ月から1ヶ月半の間隔でZoom報告会を開催します。

スケジュール

2024年1月30日:クラウドファンディング終了
2024年2月10日:いただいた金額を現地に送金、賃貸契約締結(早期振込サービスを利用)
2024年3月1日:レストラン再オープン、各地に散らばっていた難民を段階的に呼び戻す
2024年3月15日:リターン発送

資金の使い道

権利金:45万シリング
当面の家賃(3万シリング×6ヶ月分):18万シリング
24時間営業許可証取得費:7万2000シリング
従業員の健康診断費と衛生検査費:5万シリング
コーヒーマシンレンタル費:6万シリング
ソフトドリンク用冷蔵庫レンタル費:3万シリング
引越代:2万シリング
合計:86万2000シリング(2023年12月13日現在のレートで82万300円)

最後に

レストランの再開がゴールではありません。FHIがアウトリーチできているだけで、ナイロビ首都圏には約50人のホームレス、またはスラムに住むLGBTQIA+難民がいます。また、カクマ難民キャンプには数百人の難民が苦しい中でも耐え忍んでいます。さらにはマラリア、HIV、B型肝炎などの病気で苦しむ人もいます。ホームレスになった人の間では結核が蔓延しています。

欧米諸国での難民申請を考える人もいますが、僕が話を聞いた限りでは、多くがアフリカで暮らし続け、いつかは祖国に戻りたいと考えています。差別やヘイトクライムで傷ついた心と体を休めて、生きる力を取り戻して欲しいです。また、地元経済のみならず、2030年の中進国入りを目指すケニア経済に貢献できることを望んでいます。どうか皆さんのご協力をお願い申し上げます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • フルゲンスは、1994年の大虐殺の起きたルワンダの南隣、ブルンジの出身の50歳。ルワンダと同じようにフツとツチが人口の大多数を占めていますが、双方の間では激しい対立が起きてきました。1993年に11万人が殺される大虐殺が起きたのですが、フルゲンスは家族を皆殺しにされ、元々やっていたビジネスも破壊されました。彼はその後、再び結婚して子どもを授かりますが、次に起きた内線でまた家族を皆殺しにされ、ウガンダへの難民キャンプへと逃れました。だが、そこで家族を皆殺しにした加害者とバッタリ出会い、半殺しにされてキャンプを追い立てられ、ケニアに逃れてきました。そして、今まで隠してきた自らの性的指向について向き合うようになったそうです。今は「ハズバンド」と呼ぶ20代の男性とともに暮らしています。私たちがナイロビを去った数日後、フルゲンスが就職できたとの知らせが届きました。住み込みでの仕事でした。フランス語やスワヒリ語はできても英語ができない彼が仕事が得られたのは正直言って意外でしたが、とても喜びました。彼は荷物をまとめてシェルターを去ったのですが、わずか2日後に戻ってきてしまいました。雇用主は彼のことをとても気に入っていたのですが、その妻は「難民は嫌」だと頑なに反対したため、働けなくなり結局戻ってきたのでした。「LGBT」であることを明らかにしなくとも、「難民」であることで差別を受ける事例は決して少なくありません。一方、ウガンダ出身のメディは、ナイロビ市内の理髪店の働き口を得ました。しかし、独立できるほど充分な収入が得られないため、引き続きシェルターで暮らして職場に通うことになります。 もっと見る

  • しばらく活動報告が止まってしまい申し訳ありませんでした。植田は8月25日から29日までケニアに滞在し、レストランを含めたLGBT難民シェルターの現状を見てまいりました。いいニュースと悪いニュースがあります。まずは悪いニュースからです。ケニア政府は、IMFとの合意に基づき財政赤字の縮小のために、増税法案を国会で審議していました。これに対してGen Zと呼ばれる2〜30代の若者を中心に大規模な抗議デモを起こし、6月25日には国会議事堂を占拠するに至りました。ケニア政府は鎮圧に乗り出し、50人の死者、多数の行方不明者を出す事態となりました。増税法案は下院で可決されたものの、ルト大統領は結局、撤回に追い込まれました。抗議活動に関する情報共有はTikTokなどのSNSで行われたのですが、そこには少なからずデマが混じっていました。その中には「ウガンダのムセベニ大統領が裏で糸を引いている」「ムセベニがケニア人を拉致した」などと言った荒唐無稽なものもあったようで、ナイロビCBD(市内中心部)のウガンダハウスというビルが放火されるなどウガンダに関連する施設が、デモに乗じてデマに煽られた人々に襲われました。残念ながら、皆さんの浄財で再開に至ったLGBT難民シェルターが営むレストランもその標的となってしまいました。何者かにより投石され、大切な商売道具である液晶テレビ(サッカーの試合を放映しお茶代、おやつ代をもらうビジネスモデル)3台やその他の設備が盗まれてしまいました。なお、彼らが難民であることは地域住民に知られていますが、LGBTであることは安全上の理由から絶対に秘密にされていて、ほぼ誰も知りません。【画像】液晶テレビが設置されていた枠普段から懇意にしている警察から「当面は店を閉めたほうがいい」とのアドバイスを受け、泣く泣く長期の臨時休業に入りました。店では難民6人とケニア人2人を雇っていたのですが、仕事がなくなってしまいました。警察は事件の捜査に乗り出しましたが、難民の皆さんは有耶無耶になることを望んでいます。監視カメラを設置していたので犯人の目星はある程度付いているようですが、もし警察が逮捕に踏み切り、その犯人が地域住民だった場合は、「ウガンダ人がケニア人を警察に売った」と言われ、報復されることが火を見るよりも明らかだからです。【画像】ひっそりとした店内ここからはいいニュースです♪一連のプロジェクトに賛同してくださっている社民党の大椿ゆうこ参議院議員が一緒に現地で視察を行い、地元の警察署長、町長に会うことになりました。大椿さんは、レストラン再開に向けて協力して欲しいと署長に要請したところ、署長はぜひ協力したいと約束してくれました。日本と異なり、ケニアにおいて上院議員は雲の上の人扱いらしく、会うことだけで非常に名誉なことらしいです。そんな日本の上院議員(=参議院議員)に頼まれては断るわけにはいかないようです。【画像】(左から)町長代理、大椿ゆうこさん、警察署長また、駐ケニアの岡庭建日本大使の仲介で、隣の選挙区(とは言っても通りの反対側なのでほぼほぼ地元です)選出のチェゲ下院議員がシェルターと訪れ、大椿さんやシェルターの皆さんとお話をしたのですが、それもいい影響を与えたようです。【画像】再開に向けて久しぶりに明かりが灯ったレストラン(今月4日撮影)他にもご報告すべきことは多くあるので、何度かに分けます。なお、細々とした活動報告やカンパのお願いなどは、僕個人のTwitterで行っております。 #ケニアLGBTQIA難民サポートで検索してみてください。https://x.com/yoox960093/status/1831585300201795954【画像】レストランの外観。久々に鍵を開けました【画像】テレビが盗まれてしまった裏の部屋【画像】2階の部屋。営業終了後に真っ暗な夜道をシェルターまで徒歩で帰るのは危険なので、ここで寝るそうです【画像】2階の部屋に上がる急な階段 もっと見る

  • 別サイトで行っておりましたクラウドファンディング「ケニアに住むLGBT難民に医療と住居を届けたい」ですが、244人の方から165万2000円のご支援をいただきました。本当にありがとうございました。早速ですが、先日ケニアに32万円(25万1381シリング)の送金を行いました。そして、昨日7月10日、シェルターの代表のジワさんが手術を受けました。長年、痔瘻に苦しめられ、細菌感染で月に1回は高熱を出して寝込み、痛みのせいで寝られない状況が続いてきたのですが、ついにそんな状況から解放されることになりました。さきほど届いたジワさんからのお礼のメッセージです。(個人情報が含まれていない部分のみの公開です)この場を借りて、昨日行われた手術のスポンサーになってくださったことに感謝します。3年もの間、ひどい痛みに耐えてきましたが、新しい命が与えられたような気がしています。私は、ケニアにいるLGBTQ+難民を救うため、シェルターの活動を、健康な状態で行えるようになりました。本当にありがとうございます。皆様に神のご加護がありますように。ジワなお、現在円安により、今年1月に1シリングが1円、クラファン開始時の4月には1シリングが1.2円だったのが、今では1.25円となっています。為替レートとプロジェクトの進行状況を見ながら、細かく分けて送金する予定です。8月の下旬にわたくしとカメラマンの二人でケニアに行くことになりました。航空運賃は1人あたり往復で16万3950円、宿泊費は7万5520円、ETA(電子ビザ)は69.99ドル(1万1525円)で、現時点で41万4945円がかかっています。これらすべてはご支援から払わせていただきました。ありがとうございます。お知らせが直前になって申し訳ありませんが、今晩11日の20時からYoutubeで放送されるNO HATE TVに出演することになりました。もしよかったらぜひご覧ください。引き続き活動報告をしてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。植田祐介 もっと見る

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