こんにちは。龍ノ口りんご園です。
プロジェクト開始から2週間経ち、現在の目標の達成率は58%です。多くの皆様のご支援本当にありがとうございます。
今回はこの夏の高温が与える影響のうち、「畑の近くに住む生き物」編をお伝えします。
現在、全国各地で熊の出没が頻発しています。夏の高温と小雨の影響で山に食べ物が無い事が原因と考えられており、青森県内でも10月18日現在で前年比474件増の753件の出没情報が報告されています。11月30日まで「ツキノワグマ出没警報」が発表されました。
食べ物が無いのはツキノワグマだけではないようです。
樹上のりんごの果実が鳥による食害を受けています。特に小さな鳥がつついた痕と、そこから腐敗が進んだ果実が多く見受けられます。
大玉品種「世界一」は上実2割、ハネ2割、鳥による食害2割、暑さによる腐りが4割という残念な結果となりました。
また、春に植えた苗木がカモシカによる食害を受けています。枝の先端の芽を食べられているほか、芽を食べるときに枝を引っ張ったはずみで苗木が折れてしまっている箇所も複数ありました。
カモシカの食害は例年だと降雪後に発生し、苗木をカバーで覆うなどの対策を行いますが、本来食べ物が豊富にあるはずの秋に被害が発生することは非常に稀なことです。