2024/12/31 09:18
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惜しみなく命を注ぐ姿に、時折心配にすらなる。
それほどに彼は自分の時間を、労力を際限なく、躊躇なく、全力で人に捧げる。
多くの社会では、捧げたコストの分だけ、対価が支払われることで捧げる側はモチベーションとコンディションを維持して、活動を継続したり、自由な時間を手にしたりすることができる。
しかし彼のモチベーションとコンディショニングは、対価とは別のところにあるように思う。それは彼の人生哲学であり、骨の髄まで染みている在り方であり、信念とも言えるかもしれない。
それを満たしているかどうか、今日も自分自身を生きられているかどうか、そういう指針が彼のエネルギーになっているようにみえる。
それは相対的な幸福論が蔓延る社会において、絶対的なものだ。世界がどうあろうが、他者がどうあろうが、悔いなく幸福に生きるための、豊かさを分かち合うための、1つの境地であろう。
そんなかとちゃんという作品を表すためのクラファンは、支援というより、関係者による伝統的なダクシナのようでもある。ダクシナは知の儀式ともいわれる。
あなたの中に芽生えた知を確認するいい契機にもなるだろう。
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アメミヤユウ(体験作家)