2024/01/30 18:00
普段私たちが酸素を取り込もうと息を吸うと、空気は鼻(鼻腔)、喉(咽頭)を通り、喉頭、気管を通り、肺に入ります。喉頭よりも前が上気道、それより後が下気道といいます。
寝ている間の呼吸レスは、空気の通り道、上気道のどこかが無意識に塞がれていることによりおこる場合がほとんどです。
左は正常な呼吸ができている時で、右は舌が下に落ち込んで(舌根沈下)、上気道を完全に、または不完全に塞いでしまっている状態です。特に仰向けは横向きに比べて舌が落ち込みにくく、呼吸レスを発生させやすい体位になります。
上気道が塞がってしまう原因は、肥満による上気道周りの脂肪が多い、舌が大きい、軟口蓋が大きい、顎が小さい・後退している(東洋人に多い)、鼻中隔が曲がっているなどの解剖学的な理由以外にも、寝る前の飲酒や、睡眠薬の使用、鼻炎による鼻づまりをおこしているなどがあります。
寝る前のお酒はなぜよくないのでしょうか??次回、寝る前のお酒の影響について投稿しますので、ぜひ心あたりのある方は読んでみてください。