本プロジェクトへご支援いただき誠にありがとうございます。
今回はJFA夢フィールドの芝生について、芝生の管理をしている千葉さんにお話を聞きましたのでご紹介させていただきます。
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◆芝生管理において心がけていることはありますでしょうか?
千葉:将来的には無農薬を目指して、なるべく農薬や化成肥料を使わずに自然循環型の管理をしていく方針で運営しています。例えば、定期的にエアレーション(土壌に小さな穴を空けて空気の通りを良くする)を行うことで病気を予防して殺菌剤を撒く機会を減らすなど、農薬に頼らずに芝生の健康を維持することを心がけています。
◆夢フィールドではどのような芝生管理を行っているのでしょうか?
千葉:サッカーグラウンドは常緑、常に緑であることが求められます。夢フィールドでは気候に合わせて、夏芝と冬芝の2種類の芝生を季節に合わせて二毛作のような形で交互に養生しています。これから2,3月ぐらいに冬芝の間をかき分けて夏芝が青い芽を出し始め、そこから徐々に夏芝に切り替わっていきます。5月ぐらいになると夏芝と冬芝の割合が半々になり、梅雨の時期に切り替わり、梅雨が明けると冬芝は消えていきます。
◆夢フィールドでは芝刈りはどのくらいの頻度で行っているのでしょうか?
千葉:冬場は週に1回程度、夏場は最低でも2日に1回、必要であれば毎日刈っています。代表チームからリクエストを受けて、ミリ単位の長さを調整して刈り取ることもあります。
◆刈り取った芝生はどうしているのでしょうか?
千葉:可燃物や生ゴミとして処分しているのが現状です。刈り取った芝生の使い道としては肥料として畑で使えるのが一番良いと考えています。しかし、受け入れてくれる畑とタイミングが合わなかったり、芝生の特性的に発酵しにくかったり、色んなトライをしていますがベストな方法がなく、全国どのグラウンドでも悩みの一つになっています。また、夢フィールドでは天然芝のグラウンドが2面で、年間30トン以上の刈草が出て、約180万円の廃棄費用がかかっています。
◆芝生に愛着が湧いたりはしますか?
千葉:正直、芝生は我が子ぐらいの気持ちです。一年中養生して一切入場しないでください、という気持ちも無くはないですが、それでは意味がないので、使ってもらう人たちに気持ちよくサッカーを楽しんでもらいたいなと思っています。
◆今回の天然芝を活用したグリーンカードづくりプロジェクトについて、芝生管理者としてはどのように捉えていますか?
千葉:このプロジェクトで廃棄していた芝生が製品化されれば、全国のグラウンドの悩みの解決策の一つになり、芝生管理業界では大きな発明になるのではと思っています。芝生にもう一度活躍の場が与えられることも嬉しいですね。
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ぜひ、天然芝から作ったグリーンカードで子どもたちの思いやりある行動をたくさん褒めて、みんなでリスペクト溢れるサッカー界にしていきましょう!
引き続き皆さまからのご支援をお待ちしております!