
この度は【久能山東照宮『刀剣伝承』~ソハヤノツルキなど歴代将軍の名刀に命の御衣を皆の手で~】にご支援をいただきまして誠にありがとうございます。支援者の皆様には先日ご報告させて頂きましたが、この度、皆様にご支援頂きました白鞘の新調事業の第一弾、及び太刀拵の保存箱の製作が完了しました。白鞘の新調事業は今年度より5ヶ年で行う予定で、今年度はその中から・国宝 太刀 銘 真恒・重要文化財 太刀 銘 雲次の白鞘の新調、及び両太刀の拵の保存箱を製作致しました。白鞘は普段展示では見られないものですので、こちらはお写真にて公開させて頂きます。国宝 太刀 銘 真恒白鞘(上が旧白鞘、下が新調されたもの)重要文化財 太刀 銘 雲次白鞘(上が旧白鞘、下が新調されたもの)これまで使用していた白鞘は、今から約160年前、江戸時代末期に作られたものを使用していました。しかし経年の劣化により刀身の保護が難しい状況になった事からこの度、白鞘を新調する事となりました。そして今年度白鞘を新調した2口に附属する太刀拵は当宮所蔵の太刀拵の中でも比較的古い時代に製作された為、状態の劣化が進んでおります。そこでより安全に保管をする為の箱が製作され、今後は展示にも活用出来る様にして頂きました。国宝 桐紋絲巻太刀拵(真恒拵)保存箱※桐葵紋絲巻太刀拵(雲次拵)も同様の保存箱です。江戸時代末期に製作された旧白鞘は大切に保存し、今回新たに製作された白鞘にて刀身を保護して参ります。残りの4年で他の重要文化財の刀剣の白鞘を順次新調致します。(太刀拵の保存箱の製作は本年度のみです)今後太刀拵、及び旧白鞘の展示と共に、特定のコースにてご支援頂きました皆さまに向けての報告会を開催予定です。展示についての情報は当宮ホームページ、または公式X(旧Twitter)でご確認ください。