久能山東照宮「刀剣伝承」プロジェクトに多大なご支援をいただきまして厚く御礼申し上げます。
本プロジェクトも残り僅かとなりました。既に多くのご支援を皆様より賜っておりますが、将軍刀剣14振の白鞘新調と国宝 太刀「真恒」拵の修復(修復のための技術検証としての復元模造制作)には、3,000万円以上の費用が必要です。またその他、ご支援金から返礼品の制作費や送料等についてもまかなう必要がございますので、最後までご支援をいただけますと幸いです。その上で、余剰金が出た場合につきましては、当宮所蔵の刀剣の修繕や維持・管理に使わせていただきます。
ご支援頂きました皆様にお送りする返礼品についても、現在製作を進めております。その中から人気の返礼品について少しご紹介致します。
本プロジェクト限定の御朱印帳です。表紙に刀剣男士「ソハヤノツルキ」と刀剣伝承プロジェクトロゴがデザインされたもので、こちらを当宮にご持参頂くと、限定の御朱印を授与致します。(帳面に直接お書きします)その他、当宮でご用意している数量限定の御朱印や、他の社寺でも最近では素敵な御朱印が数多くごさいます。こちらの御朱印帳をきっかけに、御朱印集めをされるのはいかがでしょうか?
また、復元模造製作についての調査も進んでおります。先日、現時点での調査結果や検証について専門家の先生方にご報告し、更なる助言を頂く学術会議を開催致しました。
職人方から現在までの進捗状況を説明し、これまでの調査で分かった事や新たな疑問点など、かなり細かな部分まで議論を致しました。
最初の調査から2年程経過しているのですが、現在でも未だに構造や材料などに不明な点があり、それについて専門家の先生からは、これまでの目視中心の調査だけでなく、科学的な分析調査も必要ではないかというご意見を頂きました。
ただ形や見た目を真似るだけでなく、同じ材料、同じ技法をもって作り上げるという事が、大変難しい事でもあるのですが、今回のプロジェクトの中で最も大切な点となります。より良いものを作る為、今後も調査は進めて参ります。