自己紹介
はじめまして。滋賀県長浜市で100年以上続く郷土料理店、住茂登の藤林空也と申します。お店で扱うものは主に「湖魚」。淡水魚ではなく湖魚(=琵琶湖で獲れた魚)です。
このプロジェクトで実現したいこと
寿司の起源でもあり、無形登録民俗文化財にも登録された「なれずし」。
貴重な伝統的資源ではありますが、年々消費は減少し、このままでは途絶えてしまうのでは無いかと危惧しています。
本プロジェクトでは、初心者の方には食べやすく、上級者の方には更に楽しみ方の幅を増やしていただけるような
「クラフトなれずし」を創作し、全国へお届けします!
結果として多くの人がなれずしを通して幸せになり、なれずし産業も発展することで、
後世へこの貴重な文化を残していきたいと考えています。
商品が作られた背景、実績
なれずしは、古くは平安時代から、そして現代の寿司へ繋がる稀有な歴史を持っていながらも、
そのクセの強さと入手の難しさから、どんどん需要が減ってきています。
湖魚を取り扱い、その魅力を多くの人に知ってもらいたい!そう思っている私としては
この状況を黙ってみていることが出来ず、レシピを変え、コースに組み込み、
様々な形で来店してくださるお客様へ届けてきました。
徐々に湖魚料理やなれずしを目当てに来訪してくださるお客様も増え、日々感謝しかありません。
ですが、依然としてなれずしの認知は弱く、食べたことのない人は兎に角「臭い」というイメージが先行し、
相当な勇気か好奇心が無ければ、経験しづらいものだと思います。
そんなとき、長浜で今はどぶろくを製造しているハッピー太郎さんが作る
「はすのなれずし(山椒の実入り)」に出会いました。
従来のなれずしに見られた臭みはほぼなく、山椒特有の柑橘系の香りが爽やかで、
かつなれずしとして魚の旨み、乳酸発酵特有の風味は感じられるものでした。
私はこの時、多くの人に親しんでもらえるなれずしの形は、これだ!と確信をし、ハッピー太郎さんに教えてもらいながら
この言うなれば「クラフトなれずし」の試作を始めました。
昨年漬けた山椒の実入りのなれずしは、しっかり目指した形に近づき、
まだ未完成な部分も多いですが、今年は新たに「12種類ほど」クラフトなれずしの漬け込みに挑戦します!
私たちのなれずしに対するこだわり
なれずしは、100人漬ければ100通りの味がすると言われるほど、漬け手によって味や香りが異なります。
住茂登のなれずしは、どちらかというと臭みが少なく、初心者にも楽しんでいただけるものだと自負しています。
初夏の頃、塩漬けにされた湖魚達を綺麗に洗い、
陰干しをし、美味しく炊いたご飯と共に桶に漬け込みます。
漬け込んでから半年以上の間、桶の表面に張る水も定期的に綺麗に取り替え、
もちろん漬け込む蔵の環境も清潔に保ちます。
だから臭みが少ない!のかは分かりませんが、丹精込めて、美味しくなるように漬け込んでいます。
リターンについて
・今回漬ける「クラフトなれずし」各種(ちゃんと味見の上、提供出来るもののみをお届けします。初の試みのため、どんな味になるか、1回で完成品になるかは保証出来かねますことご容赦願います)
・なれずしの飯(一緒に漬けるお米)を用いた加工品(なんらかのスイーツを想定。現在打ち合わせ中)
・住茂登10%offお食事券+メール
・ふなずし蔵見学+試食
・2023年もののふなずし(子持ち)1尾+10%割引券
スケジュール
〜23年12月 クラフトふなずし、飯の加工商品開発、クラウドファンディング終了
〜24年3月 賞味期限検査や味見、漬け直しなど
〜24年6月 リターン随時発送 ※漬け具合と応募数により、時期が前後することもございます
資金の使い道
手数料:15%
原価:約70%
研究開発費:約15%
※より多くの人になれずしをお届けさせていただきたいため、資金用途はほぼ原価です!
最後に
なれずしは、もちろん万人受けするものではないと思っています。
ですが、お酒が好きな方、未知の味に出会いたい方、琵琶湖や滋賀が好きな方には間違いなく味わって頂きたいですし、
今みなさんが何気なく食べている「お寿司」が元々ここから始まったんだな、と知って欲しいです。
次年度以降も試行錯誤を続け、その際にはまたクラウドファンディングの力も借りてより多くの人にお届けさせて頂きますが、
その際もどうぞよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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