皆さんこんにちは、エファジャパン事務局長の関です。
6月21日から取り組んでまいりましたクラウドファンディングも残すところ10日を切りました。
ご支援いただいた皆さん、引き続き関心を寄せていただき応援をし続けていただいている皆さん、本当にありがとうございました。
改めて心から感謝申し上げます。
今回のクラウドファンディングを立ち上げることになったのは、昨年末の活動先の訪問がきっかけの1つになっています。
カンボジアの放課語スタディークラブ、そしてラオスのインクルーシブ教育を実践する小学校への訪問でした。
今まで学校に通うことは愚か、家から出られないまま暮らしていた子どもたちが健常児と一緒になって歌って飛び跳ねて、自信に満ちながら自分を表現している姿を見て、一瞬言葉を失ってしまいました。
と言いますのも、これまで自ら声を上げることができなかった子どもたちが、この2年足らずの時間の中で見違えるほど変わっていったからです。
一人ひとり障害を異なり、そのハードルも違うのですが、友達であったり先生であったり、周囲の人々の存在、意識のあり方次第でそのハードルは低くなり、時に取り払われてしまうことがあるということを知りました。
私がこのクラウドファンディングを通じて通じて伝えていきたいことの1つに、支援する立場になるだけではなくて、活動国の先生や生徒たちからも、真に包摂した教育や社会とは何かを学び、日本の皆さんにも伝えていきたいなと思っています。
とはいえラオスやカンボジアの国々では、子どもたちに配慮された教授法や教材教具の開発そして、現場で向き合う先生たちの育成がまだまだこれからです。
2024年の今年には、誰しもにとって使いやすい図書や教材、特に電子アクセシブルブックの開発を進めることを目標の1つに考えています。
障害がある子供たちが、自分のペースの学び方を見つけて、生きる力を育んいくためにIT技術を活用してアクセシブルブックを普及すること、これはもはや夢の話ではないと思っています。
そうしたツールは特別な人々のためだけに作られ、使われるものでもないと思っています。
誰しもが年を重ねていけば、耳も目も頭も手足も以前のようには動いてくれなくなりますよね。
自分も極度な近眼に加えてここ数年老眼がだいぶ進んでしまい、本を読むのも普通に感じることが増えています。
私たちが現在日常で便利に使えている技術を持ってすれば、健常な人も障害がある人にも足りない力を担ってくれ、未来を開いていくために手助けをしてくれる時代に私たちは生きています。
そうした技術を用いて誰でも受け止めてくれる学び、遊べる図書室の実現を目指していきます。
エファジャパンスタッフ一同、最後まで頑張ってまいります。
皆様にもどうぞご一緒いただければ幸いです。よろしくお願いします。
エファジャパン事務局長 関 尚士