自己紹介
宮竹眞澄の人形工房(作家:宮竹眞澄、運営:宮竹博信)
独学の人形作家・宮竹眞澄は、布を使わず粘土と水彩で表現する手法や、ごく普通の人々を題材にし、時には、いじめ、戦争、飢餓、拉致など社会的な側面をもった作品群で、独特の人形の世界を作り出してきました。北海道移住後の2006年に開催された、『道展』に初入選したのを機に自立した人形作家を目指して、『宮竹眞澄・心のふる里人形展』と名付けた全国巡回展を2008年に立ち上げました。
夫婦二人だけのスタッフで行う、この人形展は、現在まで46都市で127回の開催を行い、約15万人の来場をいただき、人々の心に寄り添い励ます人形展として、来場された方から高い評価をいただいています。
(2023年の大分展会場)
ーその他の活動ー
最初は1年間の予定でスタートした、月刊誌“いつでも元気”の連載は、2024年には5年目に入ります。ここでの経験、読者の皆様からの励ましが、このプロジェクトを発想する要因となりました。
2012年~2020年まで続けた震災被災地での慰問展や、2022年に開催した、チャリティーイベント等を通じて、社会貢献活動を続けています。
(2022年東川町・道の駅 チャリティーイベント会場)
プロジェクト立ち上げの背景
当工房では、今までに“生きる”、“天まで届け”、“二人三脚人形の旅”、“なぁんちゃない”と名付けた、作品集を自費出版し、主に人形展の会場で販売(約5000部)してきました。いずれもすでに完売し、新たな書籍(本)の発行を来場者から求められている。この現状に応えるため新たな本を発行する必要がありました。
(今まで発行の本:左ー二人三脚人形の旅A4-72P、右ーなぁんちゃないB5-64P)
今回作る本は、私たちにとって最後のものになるとの思いから、今までにない形の本にしたいと思っています。
もっと多くの人に知ってもらいたい
コロナ下の3年間の自粛生活で、同世代の方々の足腰は確実に衰え、コロナから解放されても外出を控える人がまだまだ多く、私どもの人形展も来場者減という問題を抱えています。この状況を少しでも改善するため、もっと多くの人に人形創作や人形展にかける思いを知ってもらいたいと、会場内に立ち読みコーナーを併設し、今まで書き溜めてきたエッセイを壁一面に貼り、活字で伝える試みを今年から取り入れました。
(立ち読みコーナーの様子ー2023札幌会場)
これが思いのほか好評で、ある時などは来場者全員が、人形を見ないで壁を見ている驚きの会場風景や、読んでいる内に滞在時間が2時間を超える方もいたり、こちらの予想以上の結果となりました。多くの方から『何気なく入って来たけれど、驚いたわ、こんな人形展は初めてです‥』、『とってもいい時間を過ごせた‥』、といっていただけ、こんな楽しみ方もあるのだと気付かされました。また、来場者からは壁に貼ったエッセイを本にしてほしいという要望も多く寄せられました。
このことがヒントとなり、今までと違った形式の本、『シニア世代向けの絵本』を、今度作る本のコンセプトとすことにしました。このプロジェクトが達成されて、新しい形式の本が出版されれば、もっと多くの人が宮竹眞澄の人形や、私たちの活動に触れることが出来、宮竹眞澄の作品の魅力を知ってもらうことが出来ると信じています。
(掲載予定のエッセイ・イメージ画像)
このプロジェクトで実現したいこと
今までの活動の集大成となる本の発行を実現すること。そしてその本は、新たな形態(シニア世代向けの絵本)の本としたい。
具体的には、人形創作の背景、思い出の記、今も続く人形の旅、を綴ったエッセイを中心に、これに人形の写真を挿絵的に添えることによって、人形展に来なくても、人形展に来たような気分にさせてくれるものにします。本の構成は以下の2部構成とすることを考えています。
第1部‥宮竹眞澄の人形の原点である思い出や、九州に生まれ~東京、神奈川~北海道へ渡った彼女の日々の思いを、その都度の作品と共に綴ったエッセイ集。
第2部‥高度成長期に上京し、そして出会い結婚したごく普通の夫婦が、人形展を開催しエンタメ業界の片隅で活動し、そこでの経験を綴ったエッセイ集。
とにかく、面白く肩の凝らない『シニア世代向けの絵本』を作りたいと思っています。
現在の準備状況
クラウドファンディングの準備を行っている。
プロジェクトが達成された時に備えて、使用する文や写真の選定作業と共に本の編集作業を進めてめている。
リターンについて
制作した書籍を中心に以下をご用意しました。
➀このプロジェクトの成果である “新書籍”
新書籍に人気のオリジナル一筆箋をプラスして大変お得感があるものです。
➁手作り小物 “子地蔵さん“ 3種類の限定数。
宮竹眞澄手作りで、人形展の会場で人気の記念グッズです。
③宮竹眞澄の創作人形
『獅子舞』、『あの頃』、『つかの間の休息』、『雪はね』、『達者でいるか』、『行ってらっしゃい』『いらっしゃいませ』
今まで各地の人形展会場を彩ってくれた、宮竹眞澄を代表する作品たちです。『販売はしないのですか?』多くの声をいただ いてきましたが、昨年と今年の地元でチャリティオークション以外はなく稀な機会となります。
➃2024年上期開催の人形展(秋田、函館)の入場券
秋田、函館とも6年ぶりの開催になります。
スケジュール
リターンの発送まで、以下のスケジュール予定しています。
2023年11月29日 プロジェクトの公開
2024年 1月27日 募集終了
(プロジェクト達成の場合)
2024年 2月22日頃 本の編集完了
2024年 3月11日頃 本の発行
2024年 3月20日頃 全てのリターンの発送を完了
資金の使い道
【支援金の使用用途】
印刷、製本費 1,180,000円
写真編集費 50,000円
リターン製作費 100,000円
リターン送料 330,000円
手数料(17%) 340,000円
の計2,000,000円を予定しています。
最後に
「宮竹眞澄・心のふる里人形展」を夫婦二人だけのスタッフで始めて15年が経過しました。元々、自立した作家活動として“有料の巡回展開催”を強く推したのは私でした。家内は「無名の人形作家の有料展に、人なんか来ないわよ‥」と反対の立場でした。何回かの話し合いの経て、ようやく第一回の開催を地元の小さなギャラリーで行うことになりましたが、来る日も来る日も来場者は0~5人ほど、家内の言った言葉が重く甦ります。そんなある日、来場された一人のご婦人が、ある人形の前で佇んだまま中々動きません。私の方からは背中しか見えない‥。それにしても長い。ようやく退場される時に、黙って頭を下げていかれた。その時かいま見た彼女の涙の跡‥。このことがなかったら、人形展を続けられなかったかもしれません。
(東川町キトウシ森林公園ギャラリーで)
その後も人形展を継続していくのは決して平たんな道ではありませんでした。時としてくじけそうになる時にいつも力を与えてくれるのは、「人形展で涙が出たのは初めてです‥」、「感動しました、こんな人形展は初めてです、続けてくださいね」、と言葉をかけくれる来場者が全国各地にいること。そして今なお創作意欲を失わない作家(家内)がいることです。
(2023年の新潟展会場で‥)
私たちも今は元気ですが、お互い古希を過ぎ、いつ何があってもおかしくない年齢になりました。 “宮竹眞澄の人形の不思議な魅力は何所からくるのか”を、 “夫婦二人だけのスタッフで開催してきた人形展のユニークさ”を、本の形で残したいと思っています。その本は宮竹眞澄の作り出した作品を挿絵的に使った「シニア世代向けの絵本」のようなものにして、ページを開ければ人形展会場に来たような思いに浸れるものにしたいと思っています。
このプロジェクトへの、多くの皆様のあたたかいご支援と応援をお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る本の編集作業進めています。
2024/01/18 10:55期限まで10日をきりました。そんな中、1月16日の函館新聞さんに記事掲載されました。本の上梓に向けて編集作業を進めています。 もっと見る
これからの活動報告で、新しい本の内容紹介をしていきます。
2024/01/15 09:4911月29日に始めたクラファンも今日から2週間の最終期になります。サイト訪問者数は約4000人となりました。目標達成はまだまだ遠い先に‥。『協力したいけれどスマホもパソコンもクレジットカードも無縁だしどうすればいいの‥』で始まった、問い合わせは今も続いています。『シニア世代に向けた絵本を楽しみに待っています。』と厄介な手続きを乗り越えて支援をしていただいた方には感謝しかありません。本を期待する方が多くいることを実感しました。何とか本を完成させたいと頑張ります。これからの1月27日までの活動報告で、新しい本の内容紹介をしていきます。 もっと見る
本の原稿作成に着手しました
2024/01/11 21:21目標期限は近づき、目標達成は依然として遠くにあります。本の原稿は作成に着手しました。その内の1枚だけですが‥、公開します。第一部記憶の断片を紡いでは、このような作品とエッセイを約80枚予定しています。A4サイズの本は人形を大きく見せることが出来るので是非実現したい。第2部二人三脚人形の旅は旅のエピソードと写真を約20枚。何とか完成させてたい。 もっと見る
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