こんにちは。やす工房です!
いつも応援いただき誠にありがとうございます。
昨年末から始まったプロジェクトも残り2週間を切るところとなり、冬も終わりに差し掛かり雪も溶け春の芽吹きを感じる日々が始まりました。
経過報告としては少し内容が逸れますが、嬉しいことがありましたので、皆様にご報告申し上げます。今回の能登半島地震にて被災された方が移住先のお家を探しているということで、ずっとここ湯涌にて私にも何か協力できないかと家を探しておりました。珠州焼きの職人さんご家族ということで、工房が構えられるようなお家となると、街中では簡単には見つかりません。同じ職人として、その気持ちがよくわかり、また環境が無くなったせいでその職人さんが持つ技術が失われてしまうことになれば、それは悲しいだけでなく、日本にとっての損失とも言えます。
幾度かのお家紹介や大家さん交渉の末、やっと理想的な住居に辿り着き、本日やっとお話をまとめる事ができました!後は役所との交渉がまとまり次第湯涌への移住という運びになりました。状態の良い物件に理想の作業環境が整った最高のお家でした。湯涌に新しい仲間が増えると思うととても嬉しいです!
年始より誰しもが想定しなかった激的な日常の変化、失われたものも多く、先々の不安しか無かった時期から、少しでも進展の時期に移り始めるお手伝いができていたらとても嬉しいです。また、今回この様な活動に参加できた事に深い意義を感じると共に、日常のさまざまな事にも感謝が湧いてきます。
生活が整い、人々の心が癒え、本当の意味で復興が完了するには長い時間がかかると思います。やす工房もまたお役に立てるよう、粛々と自身の工房を成長させ、技術を磨き、それが石川の新たな産業として確立したり、誰かを助ける術となると信じて頑張りたいと思いますので、引き続き応援のほど、よろしくお願い致します!!
やす工房 工房長
八杉ヴィニシウス