2024/04/26 14:00
今回は、八ツ橋(やつはし)という織り模様についてご紹介します。
八ツ橋は、四角形の組み合わせを表現した柄です。
昔は高級品とされました。
この八ツ橋という柄は、明治14年に明治天皇が東北地方を訪れた際に、新庄で購入された品の一つでもあります。(『郷土工芸に関する研究報告』より)
明治中頃の新庄では、この八ツ橋などの高級品は、舟生・村越と言った旧士族の家で織られていたといいます。
このマップの水上町あたりです。(新庄市史編集資料集より)
この八ツ橋という柄が高級品とされたのは、
光沢が目立ち大きく模様が見えるからでしょうか。
吉祥文様としても知られています。
そして、なんと最近デビューした山形新幹線のグリーン車の座席にも
この八つ橋をイメージしたデザインが使用されています!
新庄にグリーン車でおいでになる際は、ぜひ確認してみてくださいね。
※八ツ橋の表記については、ゆれがあり、
ツを小さいッにすることや、平仮名のつにすることもあります。