「刑務所アート展」クラウドファンディングへ、写真家・文筆家・保護司の風間暁さんから応援メッセージをいただきました。
風間暁 写真家・文筆家・保護司
<プロフィール>
写真家、文筆家、保護司。特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)社会対策部、ASK認定依存症予防教育アドバイザー。令和2年度こころのバリアフリー賞を個人受賞。季刊『Be!』(アスク・ヒューマン・ケア)編集部。分担執筆に『助けてが言えない 子ども編』(松本俊彦編著、日本評論社)など。最新刊に、『専門家と回復者に聞く 学校で教えてくれない本当の依存症』(合同出版)。
<応援メッセージ>
私もたくさん間違えて、他者を傷つけてきました。そこには大きな、他者への想像力の欠如が、ひとつの要因としてあったように思っています。
アートは、想像力を育んでくれます。造り手にどのような背景があり、どのような意図をもって製作したのかに思いを馳せる時間は、受け手の感受性を育ててくれます。
また、造り手として0から1を創造する過程では、否が応でも己と向き合わなければならず、根気強く自分の脆さとも対峙しなければなりません。自分のこれまでの歴史や行ないを無視して製作を進められるような、そんな性質のものでもありません。
そうして生み出した作品は、次に展示という場を通じて、受け手と造り手の相互作用の中で、人々の想像とともに右往左往します。
必ずしも意図通りには受け止めてもらえないことや、感じ方が人によって千差万別であること、個性がさまざまあることを学ばせてもらえます。
その体験は、どのような更生指導より、もしかしたら法そのものよりも、ずっと意味のある「生き直し」の道標になってくれるかもしれません。
私は、刑務所アート展を応援しています。
風間さん、応援メッセージありがとうございます。
2024年1月15日まで、第2回「刑務所アート展」展示会の開催および、カタログやグッズ、Webギャラリー等のコミュニケーション媒体の制作、持続可能な運営体制づくりの資金を集めるため、目標250万円のクラウドファンディングを実施しています。ぜひ、プロジェクトページをご覧になって、ご支援いただければ幸いです。