リンクトゥミャンマーの玉木です。
先日、神奈川県循環器呼吸器病センターへの紹介外来の同行支援を行いました。朝9:00に受付を済ませ、一通りの検査を終え診察が終わったのは14:30。実に長い時間を院内で過ごしました。
今回病院を受診したのは20代のミャンマー人女性です。他院からの紹介状を受け、神奈川県循環器呼吸器病センターにかかりました。
病院の窓口に外国語対応は存在せず、受付を済ませるためには煩雑な問診票等の書類を日本語で作成する必要があります。これは到底ミャンマー人が1人でできるのもではありません。エコーや採決など各検査所での指示も日本語では伝わらない場面が多くありました。難しいと私が判断した説明に関しては拙くはありますが、簡単な英語に訳して丁寧に伝えることを心がけました。
母国を離れ、日本で病気と診断される。その不安は計り知れません。待合室では終始不安げな顔を浮かべており、心ここにあらずな様子でした。検査結果も日本語によって淡々と進められていきます。単純な翻訳作業に徹するのではなく、受診者に寄り添った心のケアの必要性を強く感じました。
診断後もこれからの将来、日本での生活など先行き不安な点が少なくありません。今回の同行支援でおわることなく、継続的な支援を行っていく所存であります。
このように在日ミャンマー人の生活には日本人支援者が欠かせません。皆様からのご支援がこれからの活動の支えとなります。
ご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げます。