こんにちは。NPO法人リンクトゥミャンマーの吉田です。昨日行った同行支援をご報告いたします。ミャンマーから来日された方を朝羽田空港でお迎えし、移住先の昭島市まで同行、市役所での転入手続きのサポートをするという同行支援を当団体のインターン2名で行いました。私は同行支援を担当させていただくのが今回初だったこともあり、空港から昭島市役所までスムーズに向かえるよう、交通経路の下調べを十分にしておくことを意識しました。また、当団体ホームページに公開しているインターン生による過去の同行支援の振り返りブログから、「同行支援の最初に、同行する方とその日のゴールや目標を共有して信頼関係をつくることが重要」であるとの記述を読んでいたことから、どこまで一緒に行くのかを最初に共有した上で、電車の乗車時間やかかる金額、乗り換えのタイミングが同行対象の方の中で曖昧にならないよう意思疎通を大切にしました。道中、ミャンマーと日本の気候の違いやその方がする予定の仕事、日本の電車の特徴などについてやり取りを交わしました。互いの国についてお話しすることができ、とても貴重な時間となりました。同行中、私たちは目的地に到着することを重点的に考え、移動中に休憩をとる、トイレに行くなどの必要性に十分に目を向けることができていませんでした。私たちにとってその日の同行活動は、空港から市役所までの数時間だけですが、ミャンマーから来日された方にとっては、市役所までの移動がミャンマーからの約9時間半のフライトに続くのです。長時間の移動は体力的にも精神的にも大きな負担となっていたはずです。また、何か困りごとがあったとしても、昨日初めて会った私たちに相談することがためらわれるだろうということも、容易に考えられます。今回の活動を通して、行動を共にする人の視点に立って行動することが何よりも大切であると、改めて認識しました。今後、今回のような同行支援を担当させていただく機会があれば、目的地にたどり着くことを目指すだけでなく、移住された方がこれからさき国内の交通機関で移動することへの不安が少しでも解消されるよう、そのとき同行対象の人にとって優先すべきことをより深く考えて動けるように、今回の反省を生かしていきます。さて、ただいま公開中のこのプロジェクトが、終了まであと数時間となりました。これまで資金をご提供いただいた方には心よりお礼申し上げます。ありがとうございます。皆様からのご支援をもとに、引き続き定住支援をはじめとした活動に力を入れていきます。今後とも温かいご協力を何卒よろしくお願いいたします。吉田
リンクトゥミャンマーの玉木です。先日、神奈川県循環器呼吸器病センターへの紹介外来の同行支援を行いました。朝9:00に受付を済ませ、一通りの検査を終え診察が終わったのは14:30。実に長い時間を院内で過ごしました。今回病院を受診したのは20代のミャンマー人女性です。他院からの紹介状を受け、神奈川県循環器呼吸器病センターにかかりました。病院の窓口に外国語対応は存在せず、受付を済ませるためには煩雑な問診票等の書類を日本語で作成する必要があります。これは到底ミャンマー人が1人でできるのもではありません。エコーや採決など各検査所での指示も日本語では伝わらない場面が多くありました。難しいと私が判断した説明に関しては拙くはありますが、簡単な英語に訳して丁寧に伝えることを心がけました。母国を離れ、日本で病気と診断される。その不安は計り知れません。待合室では終始不安げな顔を浮かべており、心ここにあらずな様子でした。検査結果も日本語によって淡々と進められていきます。単純な翻訳作業に徹するのではなく、受診者に寄り添った心のケアの必要性を強く感じました。診断後もこれからの将来、日本での生活など先行き不安な点が少なくありません。今回の同行支援でおわることなく、継続的な支援を行っていく所存であります。このように在日ミャンマー人の生活には日本人支援者が欠かせません。皆様からのご支援がこれからの活動の支えとなります。ご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
リンクトゥミャンマーの戸沼です。いよいよ、今週の土曜日に、心の共生セミナーを開催いたします。セミナー申込しかし、なぜ、「心の共生」なのか…。それは、この1年間で、多様な他者とつながりあうためには、制度だけでなく、心と心を通わせて対等な関係になる、ということがとても大事である、と感じた場面がたくさんあったからです。詳しくは、以下のブログもご参照ください。ブログ記事この写真は、今回のセミナーの講師としておよびしている早川さんの運営している日本語教室に、当会インターンの方と一緒に伺ったときのようすです。「支援者」が「学習者」である方を熱心に教えている…。そんな写真に見えるのではないでしょうか。しかし、早川さんの教室は、それ「だけ」ではないのです。例えば一緒にカラオケをしたり、パーティーをしたり、ちゃんと外国文化の勉強もあります。このようなたくさんの経験を積んでいく中で、「支援者-学習者」という関係性そのものが、すこしづつ変化をしていく、そんな感覚になりました。(ブログでも、元生徒との関係性が少しづつ変わっていったことをまとめてみました)なので、私は、今のところ、心の共生とは「たくさんの協働経験のなかでお互いの関係性が変化していく」ことである、と考えていますが…。それが適切と言い切れる自信はありません。だからこそ、皆様と一緒に学ばせていただき、たくさんの「共生のタネ」をみつけたい。そんな感覚でいます。ぜひ、お越しいただけますと幸いです。なお、再三の告知で恐縮ですが、このクラウドファンディングで6000円以上のご支援をいただいた皆様は、資料代1000円を無料に致します。もちろん、当会代表の著作も、資料としてプレゼントいたします。まだまだ募集中ですので、どうぞよろしくお願いします。
こんにちは!NPO法人リンクトゥミャンマーの山田です。本日は心の共生セミナーの準備と来年度のインターン生に向けた業務研修資料を作りました。私は心の共生セミナーを最後にこのインターンを卒業します。私が今まで仕事をしてきたことや学んできたことをこれからのインターン生に伝えていきたいと思います。私がインターンをしてきた中で一番大切にしてきたことは「どんなに結果が出なくても、一生懸命仕事を頑張る」ということです。一生懸命仕事をする中で多様な視点や考えが見えてくることがあり、それが自分の力になります。これからリンクトゥミャンマーで仕事をするインターン生にも「どんな時でも一生懸命仕事をする」人間になってほしいです。残り4日でクラウドファンディングが終了しますが、よろしくお願いします。
こんにちは。NPO法人リンクトゥミャンマーの吉田です。本日は先日2月28日に行った成績証明書の翻訳作業についてご報告いたします。私が作成した書類は、日本企業に就職予定のミャンマー人の方の大学在籍時の成績証明書、卒業証明書です。今回の作業では、過去に作成された和訳書類を参照しながら、各種証明書原本に英語で記載された個人情報や各科目試験の得点を和訳していきました。参考資料を基にして部分的に変更を加えていったため、翻訳する部分は多くなかったものの、英語を訳す際に日本語として自然な表現になっているか、試験科目の得点を記載し間違えていないかなどに留意しながら6年度分の成績証明書、卒業証明書を作成しました。この方が在籍していた大学は工科大学だったのですが、ミャンマーの工科大学では卒業に必要な年数は一般的に6年間となっているそうです。今回の書類作成を担当させていただいたことで、ミャンマーの大学で発行されている証明書、工科大学で学習されている学問、教育制度の一端を知ることができました。これを機にミャンマー国内の教育機関や教育をめぐる課題についてより詳細に調べてみようと考えています。今回のご報告も最後までご覧いただきありがとうございました。また、これまでにファンディングや商品購入などを通してご支援いただいた皆様、誠にありがとうございます。引き続きリンクトゥミャンマーの活動へのご協力をよろしくお願いいたします。吉田