今回は、プロジェクトの中の人、校正・事務を担当している岩崎正枝さんのご紹介です!
ぜひお読みください。
Reジョブ大阪の冊子校正・事務を担当してます、頚髄損傷の車いすユーザーです。
RESTA の就労オンラインスクールを受け、Reジョブのお仕事に携わるようになりました。
冊子を担当するようになり、障害こそ違えど、今まで当たり前にできてたことが出来なくなった絶望や苦悩、そしてそんなつらさを抱えながらも懸命に生きる当事者の方々のインタビュー記事には、本当に胸が熱くなる思いです。
校正しながら何度も何度も読み返し、羨ましいような、ちょっぴり悔しいような複雑な思いに駆られることもしばしば。
ですが、障害当事者として共感できることも大変多く、同じように苦しみを分かち合えたり、インタビュイーの方のリアルな言葉に励まされ、勇気をもらえることもとても多いです。
校正しながら思わず涙することもありました。それほど、この冊子には当事者にしか語れない強さと真実があるのだと思っています。
上から目線でもなく、遠い存在でもなく、同じ当事者だからこそ分かり合える、やさしさと愛にあふれた冊子です。
多田先生執筆の《ケーススタディ》も、決して誰かを評価するものではなく、温かく見守ってくださるコメントで、「こんな私でもいいんだ」となぜか自分が認めてもらったようで、毎回ほっこりしながら校正しています。すっかり、冊子の1ファンです。
私自身、障害を負ってから「諦める」ことが山ほどありました。
行きたいとこ、やりたいこと、再び歩けるようになること…数えきれないほど諦めてきました。天職と思えるほど大好きだった接客の仕事も、車いすになって諦めました。
ですが、今こうしてReジョブのお仕事をさせていただき、喜びとやりがいを日々感じています。
障害をおい、できないことが圧倒的に多くなり、人に頼ることばかりが増えましたが、だからこそ、働くことの喜びや楽しさをより強く実感しています。
足が動かない私でも、こうして誰かの役に立つことができる。
私が働くことで、誰かを助けたり、喜ばせることができる。Reジョブの仕事は、私にとって、とても大きな自信になりました。
多田先生には本当に感謝の思いでいっぱいです。
高次脳機能障害の方の復職率は20%とも言われています。失語症の方では5〜16%とも…
ですが、”働く”ということだけでなく、その人がその人らしく生き生きと活躍できる場所、生きがいややりがいを見つけることは、決して諦めなくてもいいのだと、この冊子を読み、しみじみと感じています。
このクラウドファンディングを通して、沢山の方にReジョブを知っていただき、冊子「脳に何かがあったとき」を、ひとりでも多く、障害に苦しむ当事者の方やご家族、支援者の方、そして、障害を知らない方々にも読んでほしいと願っています。
岩崎さんが校正している冊子「脳に何かがあったとき」。
こちらのクラウドファンディングでは、少し読んでみたい方向けのPDFや、最新12月号が届くリターン もご用意しています。ぜひ一度お手に取ってご覧ください。