【公開から1日経過】皆様からのご支援、温かいメッセージありがとうございます
本日は、NRS46期が選手、育成者、コーチで試行錯誤を繰り返しながらどのようにチームを作ってきたかについて少しご紹介します。
1.なかなか勝ち進めない県大会… 46期は何を目指すのか?
人数が少ないながらも素晴らしいチームワークでメキメキと力をつけてきた46期。
練習試合でも強豪チームといい勝負をしていました。
しかしながら、唯一の公式戦、県大会は…
▶ 1年生→ベスト8で敗退
▶ 2年生 (タグラグビー導入のためトーナメントはなし)
▶ 3年生→ベストで8敗退
▶ 4年生→ベストで8敗退
負けた試合はどれも接戦、勝っても負けてもおかしくない戦い。
でも勝ちきれないなかなか破れないベスト8のカベ
そんな中、行きついた答えは、「チームはみんなのもの」※みんな=選手、育成者、コーチ
みんなでアイデアを出し合って、自分たちが目指すチーム、そのために何が足りないか、何ができているか、を話し合おうとなりました。
せっかくやるなら、グループディスカッションをしてみようと、30分もじっとしていられない小学4年男子を相手にチャレンジングな取り組みを行いました。
2.グループディスカッション ~準備フェーズ~
まずは、グループディスカッションをファシリテートするコーチたちが「同じ絵」を見ることが大切です。そこで、目的と進め方を事前にコーチ陣で意識合わせをしました。
このグループディスカッションでは「Good」「Bad」「Next」のフレームワークを活用しました。つまりGood、Badから課題を発見→チームとしての課題の共通認識を持つ→Next、つまりどうなりたいかをみんなで合意する→最後に「How」、どのようにして?を話し合いました。
ここで重要なことは「Good」です。こういう話をする時、どちらかといえば、Bad=できていないこと、に目が行きがちでたくさん出ます。そして現実とはかけ離れた目標設定をしてしまいます。そこで、Good=できてること、に注目することでBadが独走トライをすることを防ぎました。
3.グループディスカッション ~実行フェーズ~
さて、いよいよグループワーク実施です。選手たちを4‐5人づつ3チームに分け、そこに1-2名ファシリテーターのコーチを配置、さらに育成者のみで2チームを作り、合計5チームでグループワークをしました。
まず選手(子供たち)に分かりやすく目的と進め方を説明します。(この時はちゃんと伝わっているか心配でした…)
そして、完成したNRS46式Good-Badチャートは…
(↑一例です。)
これが選手たち自身が考え、話しあった価値あるチャートです。
このような素晴らしい成果物が5枚できました。
もちろん発表も選手たち自身で行いました!
4.最終成果物 (まとめ)
(↑一部個別のチーム名が記載されていますのでマスキング処理をしています)
これはまとめの資料の一部になりますが、選手、育成者、コーチにとってとても良い経験になりました。お互いが考えていることを知るために、考えて、書いて、話すというプロセス、そして自分の言葉で話すことも難しさも学ぶことができました。
5.おまけ ~県大会の結果は??~
さてさてチームの目指す方向が一致した結果はどうなったでしょうか?
結果は、見事にベスト8のカベを破り、県大会3位!!!
このような素晴らしい結果はとても嬉しかったです。でもこの結果はたまたまかもしれません。大切なことは、みんなで同じ絵を見て歩んだ1年だったことだと確信しています。
長い長い投稿となってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。皆様からの温かいご支援のもと、我々46期は前に進み続けます!