嘘をついてはいけません。子供の頃に両親から教わりました。でも大人になって、正しいことばかり述べてきたか?
人が嘘をつくときに色々な心理状況があることは、過去の研究結果から判明しています。私はその理由の中で、「恥」に注目をしています。知らないと恥ずかしいを感じ、つい知らないことも知っているような嘘をつく。その場の雰囲気で、知らないとは言えず、つい知っていると嘘をつく。
よく、息を吐くように嘘をつくなどと表現されることがありますが、まさにその状況のことではと思います。極端に嘘によって自己虚栄を作り出したり、見栄を張ったりすることも同様です。
では、そのことも「嘘をつく」と言う範疇での罪や悪なのか。非常に難しい判断です。社交辞令、お世辞、忖度なども、人によっては嘘と判断します。一方で、しかたなしと判断する人もいます。
嘘によって人を傷つけることはダメです。この境界線がとても難しい。嘘はつかない方がいいです。でも、嘘をつかないとどうしようもない場面に遭遇したとき、どこまで自分の公正世界を相手に要求できるのか?先の企業不祥事などを見ますと、性善説では割り切れにのですが…。
結論のない文章でした(お詫びします…)。