
みなさん おはようございます!
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですねえ(笑)
朝晩すっかり涼しくなってきました!
山村の三原村でも、この時期に合わせたかのように
曼殊沙華の花があちらこちらでいっぱい咲き乱れており、
三原小学校の前では、白い花を咲かせるものもあります!
そんな曼殊沙華の花
サンスクリット語でmanjusaka 天界に咲く花という意味
お釈迦さまの説法中に、天から降り注いだという伝説の天界の花
仏教の発祥インドでは、柔らかな花びらの純白の花とされていましたが、
manjusakaが「赤い」を意味することもあってか、
中国に伝わってからは、赤い花とされるようになったようです。

曼珠沙華には、かなりの強い毒性を含んでいますが、
水に晒すことで毒を抜き、食用にできることも知られています。
曼珠沙華は中国から日本に持ち込まれた植物で、
日本国内で栽培されている曼珠沙華には種ができないため、
球根を分球させて植え付けていくことで増やしていきました。

曼珠沙華の強い毒性を利用して、
大切な田畑を野生動物から守るものとして!
飢饉のときに食べる蓄えである救荒作物として!
大切に守り育てると同時に、
有毒植物に近づくことがないようにという戒めから、
忌み花とされてきました。
曼珠沙華を忌み花としながらも、
天からお釈迦様の上に降ってきた花の名前で呼んでいることに、
先人の深いお知恵と思慮・配慮が隠されているように思います。





