
みなさん、おはようございます!
おかげさまで……
7年間、ずっとずっと待ち焦がれてきた鶏さんたちを、
ついに子どもたちをお迎えすることができました!!
もう、うれしくて、うれしくて……。
1日中抱っこしては、顔を寄せてスリスリしています(笑)
2019年の再出発から、泥だらけになってコツコツと開拓してきた日々。
途方に暮れそうになったこともありましたが、
これまでずっと応援し、支えてくださったみなさんがいたからこそ、
今こうして子どもたちと、喜びに満ちた充実した日々を送ることができています。
本当に、本当にありがとうございます!
さて、農園にやってきた300羽の子どもたちは、現在「113日齢」。
人間の年齢に換算すると、だいたい小学5年生、11歳くらいです。

まだまだ遊び盛りの「子ども」たち。
だからこそ、たまごを産んでもらうのは、まだまだ「二の次」です。
ここから「とうちゃん」には、
絶対にやり遂げなければならない大切な任務があります。
それは、子どもたちがこの農園の環境に慣れ、
やがて広大な森へ「お外デビュー」するその日に向けて、
「健康で強靭な体づくり」を徹底的にサポートすること。
まずは、「みんな元気〜?」「かわいいねえ」と
声をかけながらのスキンシップから1日が始まります。
1羽1羽を抱っこして、顔を寄せて状態をチェック。
体重はしっかり増えているか?ご飯はどれくらい食べたか?
その日の気温や湿度にあわせて、お顔やトサカの色、
うんちの量や匂いまで、毎日こまめに観察します。

人間の子どもだって、その日の体調によって食べる量が変わりますよね。
成長期だからこそ、栄養が足りなくても、逆に偏って肥満になってもいけません。
ここからが、鶏さんの「専属管理栄養士」たる、とうちゃんの腕の見せ所!
実は、私の専門は「家禽栄養学(かきんえいようがく)」です。
鶏たちの体の仕組みや、ひとつひとつの栄養素がどのように成長へ作用するのか。
ただ餌を与えるのではなく、これまでずっと現場で向き合い、深く学んできました。
だからこそ、この毎日の「栄養計算」には、どうしても熱が入ってしまうのです。
カロリー、タンパク質、カルシウム、必須アミノ酸、各種ビタミン……。

鶏さんも、暑くて食欲が落ちる日もあれば
「食欲の秋」のようにペロリと平らげる日もあります。
好き嫌いだってあります。
日によって彼女たちの状態は全く違うからこそ、
ごはんは「毎日変わる特製メニュー」!

お米や発酵おから、宗田かつおの魚粉など、地元の豊かな恵みをベースに、
今日は特別に、支援者さまからいただいた愛情たっぷりの「ニンジン」と、
地主さんが届けてくれた「大根の葉っぱ」をプラス。

これらの栄養素を細かくデータに入力し、
「うんうん、今日の状態ならこの割合でブレンドしよう!」と、
決して手探りや勘ではなく、家禽栄養学に基づいた
しっかりとした計算のもとで配合を決めていきます。
そして、ブレンドしながら必ずやることが「とうちゃんの味見」。
【人が食べられないような食材は、絶対に使いません!】
宗田かつおをペロリ。
「うまい!これは白いごはんが欲しくなるな〜」
お米をポリポリ。
「とうちゃんはやっぱり炊いたご飯がいいかな(笑)」
発酵おからをパクリ。
「お〜すっぱい!でもお腹にはすごく良さそう!」
そんなふうに味見をしながら、
たくましく森を駆け回る姿を想像して、愛情をたっぷり練り込みます。

ちなみに昨日、ニンジンの切り方について、
地主さんから思いっきりダメ出しをいただいちゃいました。
「もっと細かく切っちゃらんと、こんなに大きかったらいかん!」と、
わざわざお手本まで(笑)

おー、たしかに!これなら子どもたちも食べやすくて喜びそうです。
こうして愛情と栄養をすべて混ぜ合わせ、毛布で覆って一晩熟成……。

一晩熟成
そして朝が来たらまた、「おはよう!元気~?」とスキンシップに向かいます。
さあ、もうすぐ夜が明けますね。
とうちゃんは、今日も農園へ行ってきます!
1日中子どもたちを見ていても、まったく飽きません。
完全に「親バカ」ですね(笑)
これからも、しゅりの森での新しい生活の様子を少しずつお届けしていきます。
どうか、この子どもたちの成長を、一緒に温かく見守っていただけると嬉しいです。
それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください!



