
みなさん、おはようございます!
いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます。
皆さんの存在が、日々の農園作業の大きな励みになっています。
おかげさまで、子どもたちは、元気いっぱい!
よく食べて、よく遊び、走り回っています。

今日は、私たちが普段何気なく口にしているお米の、
ちょっとした「秘密」をお話しさせてください。
実は「米ぬか」って、玄米の栄養素の約9割がギュッと凝縮された、
まさに【栄養の宝庫】なんです。
白米にする過程で削ぎ落とされてしまう表皮や胚芽の層のことなのですが、
ここには健康に欠かせないビタミン、ミネラル、食物繊維、
そして特有の機能性成分がたっぷりと含まれています。

今では、わざわざ米ぬかを主成分とするサプリが販売されているくらい、
その素晴らしい栄養価は現代でも高く評価されているんですよ。
その凄さを証明する、歴史上の興味深い出来事があります。
みなさんは「江戸わずらい」という言葉を聞いたことはありますか?
江戸時代、地方から江戸に出てきた都会の若者や上流階級の人々の間で、
原因不明の体調不良が大流行しました。
手足の痺れやむくみから始まり、
最終的には心不全で命を落としてしまう恐ろしい病……。
13代将軍の徳川家定や14代家茂も、この病で亡くなったと言われています。
この「江戸わずらい」、実は「食事の変化」が原因でした。
当時、江戸の町では精米技術が発達し、
白くて美味しい「白米」を食べる文化が広まっていました。
しかし、白米にするために「米ぬか」を削ぎ落としてしまったことで、
ビタミンB1が極端に不足してしまい、「脚気(かっけ)」を引き起こしていたのです。
故郷に帰り、昔ながらの玄米や麦飯(米ぬかがついた状態のごはん)を食べると、
嘘のように元気になったと言われています。
この歴史が教えてくれるのは、私たちが普段削り落としてしまっている部分にこそ、
「生きるための大切な栄養が詰まっている」ということですよね。
だからこそ、私はこの栄養満点な米ぬかを、
最高にフレッシュな状態で鶏さんたちのごはんとして活かしています。
しゅりの森自然農園が使用する飼料は、
現在、農場から半径50㎞以内の飼料原材料のみです。
地域の豊かな恵みだけで鶏さんたちを元気いっぱいに育てるため、
農場から離れた近隣地域まで車を走らせて、
自分の足で飼料の原材料を集めて回っています。

その道中で欠かせないのが「コイン精米所」を巡っての米ぬか集めです。
実は今、コイン精米所はどこもこの貴重な資源をめぐって密かな争奪戦。
競争率はかなり高めなのですが、その分回転が早いので、
手に入る米ぬかはいつも驚くほどフレッシュで、
とっても香ばしい良い匂いがするんです。

こうして走り回って集めた新鮮な米ぬかをはじめ、地域で揃えた安心できる食材たち。
ただ集めて、そのまま与えるようなことはしません!
毎日、その日の気温と湿度をしっかり測り、鶏さんたちの体調を見極めながら、
緻密な栄養計算を行った上でブレンドして届けています。
正直に言うと、毎日車で走り回っては材料を集め、
手作業で計算・ブレンドするのは、時間も労力も、ものすごくかかります。
心が折れそうになる日も、ないわけではありません。
でも、子どもたちが「待ってました!」とばかりに
美味しそうにごはんをついばむ姿を見ると、
日々の疲れなんて本当に吹き飛んでしまうんです。
私が手間ひまをかけることで、鶏さんたちが健康に育ち、
「生命の結晶」であるたまごが巡り巡って、
みなさんの日々の活力と笑顔に繋がっていく。
そう信じているからこそ、この取り組みを続けることができています。
先人の方々のお知恵を借りて、子どもたちに。
そして卵を食べてくださるみなさんにも、心身ともに元気になってほしい!
これからも一人の生産者として、
しゅりの森自然農園から体に優しくて「本当に良いもの」をお届けできるよう、
情熱を持って一生懸命活動を続けていきます。
ぜひ、これからの取り組みも温かく見守っていただけると嬉しいです。
今日もみなさんにとって、健やかで素晴らしい一日になりますように。



