予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

現在の支援総額

1,982,500

198%

目標金額は1,000,000円

支援者数

171

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

現在の支援総額

1,982,500

198%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数171

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

あなたにおすすめのプロジェクト


みなさん、おはようございます!

私が人生をかけて追い求め続けているもの。

それは、日本ではまったく例がない
「アグロフォレストリー(森林共生農法)」を活用した、
「森林放し飼い養鶏」です。

…なんて、小難しい言葉を並べてしまいましたが(笑)

今はただひたすら、愛する娘たち(鶏たち)が
安心して走り回れる遊び場をつくるための、
フェンスづくりに挑んでいます。

「なぜ、すべてを一度失ったのに、
そんな無謀な挑戦にのめり込むのか?」

今日は、少しだけ私自身の「原点」のお話をさせてください。

遡ること30年余り。

20代の頃、私は青年海外協力隊として
パラグアイの奥地へ渡りました。

現地語のグアラニー語しか通じない、見渡す限りの大自然。

村のために何本井戸を掘ってもまったく水が出ず、
孤独と焦燥感の中で途方に暮れていた私には、
ボロボロになるまで読んだ一冊の「バイブル」がありました。

角田房子さんの著書『アマゾンの歌 日本人の記録』です。




ブラジル・アマゾンのトメアスへ渡った
日本人移民の方々が直面した、想像を絶する苦難の記録。

マラリアの恐怖、鬱蒼とした未開のジャングルでの過酷な開拓。

そして、彼らの唯一の希望だったコショウ畑が、
病気によって全滅するという計り知れない絶望。

それでも彼らは、決して土を手放しませんでした。

大自然を人間の力でねじ伏せるのではなく、
森の多様性に学び、深い畏敬の念を持って
「共に生きる道」を見出したのです。

うだるような熱気の中で読んだその不屈の精神は、
同じ南米の地で壁にぶつかり、思い悩んでいた私の魂に、
熱く、深く刻み込まれました。

「俺の苦労なんて、まだまだだ。甘っちょろい!」

そうやって自分を奮い立たせる、
最大の原動力になっていたのです。

しかし月日は流れ、日本に戻り養鶏家として生きてきた私を、
彼らと同じような「大自然の猛威」が襲います。

誰も見向きもしなくなった消滅集落、セキゼ。

そこはまさに、手つかずのジャングルでした。
その荒れ地を、文字通りゼロから切り拓くこと17年。

自分の子供のように手塩にかけて育ててきた娘たちが、
獣害によって全滅。

さらに追い討ちをかけるように、凄まじい台風の直撃を受け、
鶏舎が壊滅。

文字通り、息の根を止められた瞬間でした。

自分の半身をもがれたような、なす術のない絶望。

瓦礫の山と化した農園を前にただ立ち尽くし、
涙すら枯れ果てました。

「ああ、もうすべてが終わった」と、心が完全に折れました。

しかし、その先の見えない深い闇の底で、
再び私を立ち上がらせてくれたのも、
やはりあの『アマゾンの歌』の先人たちの姿だったのです。

希望のコショウ畑が全滅したあと、
彼らはアマゾンの森そのものから学びました。




病気に強い果樹や樹木を混植し、
農地を「アマゾンの森の姿」に近づけていく。

絶望の淵から大自然の摂理に寄り添うことで、
より強靭で豊かな「生命の森」を創り上げたのです。

現在、彼らが血の滲むような思いで切り拓いたトメアスの地は、
「森をつくる農業」と呼ばれる持続可能な混植農法へと昇華し、
「アグロフォレストリーの聖地」として世界中から称賛されています。




「そうか。大自然の脅威に力で対抗するから打ちのめされるんだ。
大自然の懐に抱かれる生き方をすればいいんだ」

すべてを失った大いなる反省とともに、2019年2月。
私は、三原村の限界集落にある廃校「芳井小学校跡地」という
新たなジャングルに、ふたたび足を踏み入れました。

再起するために、開拓しながら考え抜いて辿り着いた答え。

それが、アグロフォレストリーを活用した
「森林放し飼い養鶏」
という、究極の循環型農業への挑戦でした。

多様な木々が深く根を張り巡らせた、豊かな森。

その森そのものが強風を遮る「天然の要塞」となり、
森の中の多様な生命が、それぞれをけん制し合い、調和していく。

森全体がやさしく、私の大切な娘たちを守り抜いてくれる。

学べば学ぶほど「いけるかもしれない」という思いが揺るぎない「確信」へと変わり、
「絶対にやってやる!」という決意へと変わっていきました。

どん底から這い上がる力が、私の中にみなぎってきたのです。

『アマゾンの歌』の先人たちがおられたからこそ、
私はこの答えに辿り着き、もう一度ゼロから立ち上がる勇気をもらえました。

途方もない労力と知恵が必要な、過酷な7年間。

何度も心が折れそうになり、
立ち止まるたびに、アマゾンの先人たちを思い浮かべてきました。

廃材を活かして鶏舎を作り、山に入って何キロも続くパイプを
自らの手で繋いで、冷たい湧き水を引く日々。

ただひたすら、つるはしをガツンゴツンと振るう毎日。

そんな中、この三原村の地においても、遺構を見つけることで
三原村の先人の凄まじい労苦の跡を次々と目の当たりにすることになります。

奥深い涵養の森、うっそうと茂る木々やツルを刈り払うと、
そこから姿を現したのは、苔生した立派な「石垣の堰」でした。




重機など影も形もなかった時代。

この険しい山の斜面を、彼らもまた自らの手とつるはしだけで、
気の遠くなるような重い石を積み上げて、
生命を繋ぐための水源を守るために創り上げていたのです。

アマゾンの先人たち、そして、この三原村の先人たち。

場所は違えど、大自然に敬意を払い、
血の滲むような努力で土を切り拓いてきた彼らの「開拓魂」は、
今も私の胸の中で熱く燃え、折れそうな心を何度も奮い立たせてくれます。

「彼らの血の滲むような日々に比べたら、こんなのまだまだ序の口だ!」

トメアスの先人たちの斧や鍬の柄には、
彼らが生命を削った「労苦の手形」がくっきりと残っていました。

私のつるはしには、まだまだそんな手形は刻まれていない。

「俺の覚悟は、まだ彼らの足元にも及んでいない!」

トメアスの先人たちの肩には、天秤棒で重いものを運び続けた
「苦難を乗り越えた証」が刻まれていました。

私の肩には、そんな証は刻まれていない。

「俺が背負っているものなんて、まだまだ軽いものじゃないか!」

胸の中には、常に日系移民の先人たちの「決して諦めない開拓魂」と、
三原村の先人たちの「生命の痕跡」が、共にあり続けています。

愛する娘たちに寄り添い、多様な生命が共鳴し合う森をつくっていく。




先人たちが繋いでくれたこの尊い挑戦の炎を、
私はこれからも絶やさず、自分の道標として歩み続けます。

いつの日か、ここ日本で。
三原村の限界集落・芳井の地で。

生命が美しく循環する「三原式アグロフォレストリー」の風景を、必ず創り出します。




無謀かもしれないこの果てしない挑戦を、
どうかこれからも見守り、一緒に面白がり、応援していただけたら嬉しいです。

それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください!

#アグロフォレストリー #フォレストレンジ #森林放し飼い養鶏 #循環型農業
#青年海外協力隊 #パラグアイ #トメアス #三原村 #しゅりの森自然農園

シェアしてプロジェクトをもっと応援!

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!