
〜私が「森林放し飼い」にこだわる理由②〜
みなさん、おはようございます!
澄み切った青空の下、1,500㎡の森の遊び場。
木漏れ日をいっぱいに浴びて、
気持ちよさそうに日光浴を楽しむ娘たち(鶏さん)の姿があります。
実は、この「おひさまの光を浴びる」という当たり前の行動が、
彼女たちの生命を支え、素晴らしい卵を産むための最大の鍵を握っているのです。
その秘密は、「ビタミンD」
鶏が毎日たまごを産むためには、殻を作るための「カルシウム」が大量に必要です。
しかし、カルシウムを餌からたくさん食べたからといって、
そのまま骨や卵の殻になるわけではありません。
「ビタミンD」という強力なサポートがあって
はじめて、骨や卵の殻が形成されるのです。
少し専門的になりますが、ビタミンDには大きく分けて2種類あります。
植物に含まれる
「ビタミンD2」(エルゴカルシフェロール)
日光(紫外線)を浴びることで動物の体内で作られる
「ビタミンD3」(コレカルシフェロール)
ここで、非常に重要な事実があります。
実は、鶏という生き物は、植物から「ビタミンD2」を吸収して利用するのが、
他の動物と比べても極端に苦手なのです。
鶏が効率よくカルシウムを吸収し、健康な骨格と丈夫な卵を作るためには、
直接おひさまを浴びて自ら作り出す、天然の「ビタミンD3」が欠かせません。
日光に当たることができない窓のない鶏舎や、身動きの取れないケージ飼いの場合は、
飼料に人工的なビタミンD剤を添加して補うしかありません。
しかし、農園の森に住む娘たちは違います。
毎日、森の中で太陽の光を全身に浴びています。
気持ちよさそうに羽を広げて日光浴をしながら、太陽のエネルギーを
体内で天然のビタミンD3へと変換し、カルシウムを形成しているのです。
実は、5月に娘たちをお迎えしてからこの森の遊び場が完成するまでは、
安全のために平飼い(鶏舎の中)で過ごしてもらっていました。
それが今、こうして森での放し飼いデビューを果たし、
毎日たっぷりとおひさまの光を浴びるようになってから、驚くべき変化があったのです。
娘たちが産んでくれる卵の殻が、平飼いの頃よりもさらに分厚く、
コンッ!といい音を立てるほど「硬く丈夫」になっているのを実感しています。
太陽の力で自ら健康な体を作り上げ、生命力あふれる卵を産んでくれる。
大自然の偉大さと娘たちのたくましさに、
生産者である私自身が、一番感動をもらっています。
太陽がもたらす、生命の循環と本物の恵み。
「しゅりたま」を、みなさんの食卓へ大切にお届けしていきます。
いつも応援していただき、本当にありがとうございます!
それではみなさん、今日も良い1日をお過ごしください。
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