
手作業で挑む「一発直播と天然マルチ」
みなさん、おはようございます!
しゅりの森の未来を描く構想、第2回をお届けします。
前回お話しした、切り出した丸太で作る「天然の土留め」

次なるステップは、この痩せ細ったハゲ山の斜面に、
生命力あふれる「緑(草)」を根付かせることです。
目標は、1,500平米(約450坪)の斜面を、
娘たち(鶏さん)が喜んで駆け回る緑の楽園にすること。
主役となる種子は2つ。
日本の里山でもおなじみの「ネズミムギ」と「白爪草」です。
しかし、ここは最大斜度35度にもなる元・管理放棄林。
当然、耕運機などの機械は一切入れません。
そこで挑むのが、すべて人力で行う泥くさい
「一発直播(じかまき)作戦」です!

まず、一輪車やプラ舟の中で、
鶏舎から出た「完熟もみ殻鶏糞堆肥」に、
ネズミムギと白爪草の種子をザックリと混ぜ合わせます。
それを、斜面の上から下に向かって、
手づかみでパラパラと撒き散らしていく。
ただ撒いただけでは、大雨が降れば
種子も堆肥も一気にふもとへ流されてしまいます。

ここからが、先人たちの知恵の出番です。
種子を撒いた場所から順に、あらかじめ短く切っておいた
「カヤ」を、まるで網のように上から被せていきます。
そして最後に、カヤの上から自分の体重をかけ、
足でギュッ、ギュッと踏み固めていく(鎮圧)。
こうすることで、【山の土 ➔ 種の入った堆肥 ➔ カヤの網】が
ミルフィーユのようにピタッと一体化し、
天然のマルチ(保護層)を完成させます!
これで、どんな大雨が来ても
土や種子が流されることはありません。
1,500平米の斜面を、
手で撒き、草を被せ、足で踏み固めていく。
四つん這いになって奮闘した、フェンス工事の時のように
確実に、足腰の悲鳴が聞こえる手作業になるでしょう。
それでも、やがてここから
青々としたネズミムギと白爪草が芽吹き、
娘たちが喜んでついばむ「緑の絨毯」になる日を想像すると、
自然とやる気が湧いてきます(笑)
次回(構想③)は、このネズミムギと白爪草、
そして大自然の微生物たちが巻き起こす
「科学の魔法」についてお話しします。
それではみなさん、今日もよい1日をお過ごしください。




