
【新章・構想⑥】
みなさん、おはようございます!
しゅりの森の未来を描く構想、第6回をお届けします。
将来、娘たち(鶏さん)が駆け回るこの森には、
足元の草だけでなく、
見上げる「木々」にも大切な役割を持ってもらいます。
2019年から少しずつ、ひょろっと立ち枯れた杉やヒノキを
1本1本、手作業で伐り倒した日々。
長い時間をかけてようやく光が差し込んできたその場所からは、
眩い生命たちが力強く芽吹き始めました。
コナラやミズナラ、センダン、ヤマモモ、栗や楠にカシ。
これらはやがて豊かな葉を広げ、
娘たちを強い日差しから守る「天然の日よけ」となります。
同時に、空からの猛禽類を防ぐ「生命のバリア」として機能し、
娘たちのストレスを和らげる、安心の空間を生み出します。
そして、岩手の支援者さまから頂いた大切な桑の木。
実はこの桑の葉、娘たちにとって最高のご馳走になります。
冬の間に私の胸の高さ(約1.2〜1.5m)で
バッサリと枝を仕立てておくことで、
春にはちょうど娘たちがジャンプして届く位置に、
栄養満点の新芽が一斉に噴き出します。
いわば、大自然が用意してくれた
「天然のサラダ&デザートBAR」の完成です!

樹木、下草、そして娘たち。
これらをひとつの空間で統合し、
生態系の相互作用を活かして循環を生み出していく。
木々が日陰と食事を作り、
娘たちが草や虫をついばみながら足元を掻き回して土を耕す。
それが土着の微生物に分解され、
再び森を育む天然の肥料へと還る。
人間が環境の土台を整え、動植物がそれぞれ役割を持ち、
補い合いながら生命のサイクルを回していく。
これこそが、私が目指す「森林放し飼い養鶏」です。

南米の先人が築き上げた
「イグアス式アグロフォレストリー」の叡智に学び、
徳島県西阿波の先人が遺した
「傾斜地農耕システム」に深く敬意を抱く。
そして何より、この三原村の大自然と共生し、生命を繋いできた
「先人たちの歩み」に、心からの畏敬の念を込めて。
彼らの偉大な教えを受け継ぎ、
この地の気候や地形に最も合った形で。
それらの叡智をすべて融合し活用して、
娘たちと共に作り上げる 「三原式アグロフォレストリー」
私が切り拓いて種子を蒔き、娘たちが土を耕して肥料を施す。
すべては、かつて先人たちが守り抜いた
大自然の力を蘇らせるための、決して諦めない歩みです。
光の入らなかった管理放棄林を、
多様な生命が巡る豊かな森へと力強く生まれ変わらせます。
次回の構想編で、いよいよ最終回。
この森づくりが描く「100年後の未来」についてお話しします。
それではみなさん、今日もよい1日をお過ごしください。
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