
多数のご要望をいただき、リターンで今回のプロジェクトで制作する楽曲『歩いていこう』のCDが追加となりました。
その楽曲制作を依頼したルース・フォンチ氏との出会いや経緯をご紹介します。
私が初めてルース・フォンチさんの歌声に出会ったのは、2009年、あるショッピングモールでのフリーライブでした。
ふと足を止めたその瞬間、心に響くメロディと温かく包み込むような歌声に、まるで魔法にかかったかのように引き込まれました。
それ以来、私はルースさんの音楽の魅力にすっかり虜になり、ライブに足を運び続けるようになりました。

そして2014年、アンリミテッドトーンのクワイアワークショップがスタート。
今度は「ファン」としてではなく、「生徒」としてルースさんと関わることになりました。
教わる立場になって改めて感じたのは、彼の音楽に対する真摯な姿勢と、人を惹きつける温かさ。
ただ歌を教えるのではなく、一人ひとりの声に寄り添い、音楽を通じて心をつなげていく。その姿に、ますます尊敬の念が深まりました。
「いつか、ルースさんに曲を作ってもらいたい」
そんな想いを胸に抱きながら、私は自身の活動に取り組んでいました。
そして2019年。
転倒予防プロジェクトを本格的に進めたいと考えていたちょうどその頃、偶然にも知人のパーティーでルースさんと同席しました。
これは運命かもしれない——そう思った私は、ずっと思い描いていた「楽曲制作をお願いできませんか?」と勇気を出して伝えました。
ルースさんは、その想いをすぐに受け止め、快く引き受けてくださいました。
しかし、その直後に世界はコロナ禍へ。プロジェクトは思うように進められず、計画は一時ストップせざるを得ませんでした。
それでも諦めずに準備を続け、ついに・・・
今、このプロジェクトが本格的に動き出します。
あの日、ショッピングモールで偶然耳にした歌声。
それが時を経てつながり、こうして一つの形になろうとしています。
「音楽の力で、人の意識と行動を変える。」
このプロジェクトは、単なる転倒予防活動ではなく、誰もが楽しく、自然と健康になれる社会づくりを目指しています。
そして、その想いを込めた楽曲が、いよいよ生まれようとしています。
【ルース・フォンチ氏のご紹介】
今回のプロジェクトで楽曲制作を依頼するのは、シンガーソングライター・ルース・フォンチ(Luz Fonte)氏。
優しく包み込むような歌声と卓越した表現力を持ち、老若男女問わず多くの人々に愛されるアーティストです。
ルース・フォンチ氏のこれまでの歩み
大学時代に地元・大阪で音楽活動をスタートさせ、「ハモネプ」へのテレビ出演や、バークリー音楽院への留学、NYハーレムでのクワイヤ参加、Blue Note Osakaでの単独公演など、多彩な経験を積んできました。さらに、ソニーの3万人オーディションではファイナリストに選出され、その才能が広く認められました。
その後、ボーカルグループ「Unlimited tone(アンリミテッドトーン)」のメンバー<ルース>として活躍。
また、Superfly、西野カナ、CHARAといったトップアーティストのツアーにサポートメンバーとして参加する一方、KinKi Kids、A.B.C-Z、中島美嘉、May J、ゴスペラーズなど数多くのアーティストに楽曲提供も行い、作曲家としての才能も発揮しています。
彼の歌声は、国内外のメディアにも注目され、
・新海誠監督プロデュースの大成建設CM
・Google Play MusicのCM
など、幅広い場面で起用されてきました。
転倒予防のメッセージを、歌で届ける
今回のプロジェクトでは、「転倒死を減らす」という社会的なテーマを、ルース・フォンチ氏の音楽の力で多くの人に届けます。
彼の歌声が持つ温かさと説得力によって、転倒予防という重要なメッセージが、より自然に心に響く楽曲となることでしょう。
「転倒予防」をテーマにしながらも、ただの啓発ソングではなく、何度も聴きたくなる楽曲に仕上がることは間違いありません。
音楽の力で社会を変える、新たな試みに、ぜひご期待ください!





