→みんなとつながる上毛かるたとは?(3)から続きます。
全ての札が彫り終わり、三輪代表の手に漆で仕上げられ、これも漆で仕上げられたヒノキの立派なケースに納められて実行委員会でお披露目され、実行委員のみんなもその造形のユニークさと、触り心地の良さに感動しています。
上毛かるたを立体版にして、三輪代表の「作品」としてまず形はできたのですが、それを多くの人に体験してもらうために、どうやって普及活動をしていったらいいのか。次の課題はそこでした。
上毛かるたは著作権を群馬県が持っていて、この立体版のかるたを多くの人に体験してもらうためには、まず許諾を取る必要がありました。群馬県庁の文化振興課に通って話し合い、許諾のための条件を頭を捻ってクリアし、また、多くの人に使ってもらうために複製版を作ったり、より多くの人に知ってもらうために群馬の地域芸術祭である中之条ビエンナーレに参加を決めたりと、本当に多くの方たちとの話し合いと協力の中でこのこの立体版かるたは、「みんなとつながる上毛かるた」になっていったのです。
中でも、株式会社ジンズの地域共生事業部のみなさんが深くこの事業に関わってくださり、ジンズさんとメノキで、「ミルミルつながるプロジェクト」としてこのかるたの制作と普及に関わってきたという経緯があります。そのあたり、ジンズさんのHPの中でも紹介していただいています。
https://park.jins.com/series/jinsnotanemaki/menoki/
https://park.jins.com/series/jinsnotanemaki/menoki2/
「みんなとつながる上毛かるた」のネーミング自体も、地域共生事業部の石井さんのアイディアです。
こうして、この立体版かるた自体も、「みんなとつながる」ことになっていったのです。