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足から始まる支援 - 能登半島地震被災者のための看護師による足のケアプロジェクト

私たちは、能登半島地震の被災者に対し、足のケアを中心とした支援活動を計画しています。不衛生な環境による健康問題を防ぐため、私たち看護師チームが足浴や清拭を提供します。これまでの「足浴ナイチンゲール」という活動の経験を活かし、被災地での足の健康を守り、全体的な健康状態の向上を目指します。

現在の支援総額

756,500

378%

目標金額は200,000円

支援者数

163

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/01/25に募集を開始し、 163人の支援により 756,500円の資金を集め、 2024/02/29に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

756,500

378%達成

終了

目標金額200,000

支援者数163

このプロジェクトは、2024/01/25に募集を開始し、 163人の支援により 756,500円の資金を集め、 2024/02/29に募集を終了しました

私たちは、能登半島地震の被災者に対し、足のケアを中心とした支援活動を計画しています。不衛生な環境による健康問題を防ぐため、私たち看護師チームが足浴や清拭を提供します。これまでの「足浴ナイチンゲール」という活動の経験を活かし、被災地での足の健康を守り、全体的な健康状態の向上を目指します。

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2月29日(木曜日)、活動報告が遅れてしまい申し訳ありません。この日、我々は2つの班を編成し、石川県金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」と、石川県穴水町にある「介護法人保険施設 あゆみの里」で活動を行いました。参加者は合計17名で、医師2名、看護師10名、介護福祉士2名、民間救急PAS隊員2名、運転手1名でした。参加者は、石川県、福井県、兵庫県、京都府、大阪府、愛知県から集まりました。2班に分かれる前に、いしかわ総合スポーツセンターで集合!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいしかわ総合スポーツセンター(金沢市)では、要介護度4.5の方々が集まる1.5次避難所(この時の総数160床)。ここでの活動を行いました。ここでは21名のケアを実施。スポーツセンターは、ベテランフットケアナースや介護士に加え、医師も参加のスペシャルチーム入浴やシャワーが可能な状況となっていましたが、高齢者ばかりでほぼ全員が足のケアを必要な状態でした。災害以前より爪や足に問題があったけれど、災害でそのまま放置になっているケースがほとんどでした。ケアをしている中で、足に治りにくいと思われる潰瘍がある方を2名発見。これを活動に参加している医師に報告し、適切な対応を進めました。今回は、足浴、足を洗うことよりも、爪のケアや足の病気を見つけることに有益な活動になっていると実感しました。打ち合わせをしてケアを行う段取りを決めていきます避難所の中を足のケア物品を載せたカートが進みます。クラファンでご支援いただいた物品で購入させていただいたものが多数。感謝。爪のトラブルや足のむくみは全ての人が抱えていましたまた、認知症がある方が足のケアを受け入れることが困難であったため、クラウン(道化師)ナース「おざりん」と協力し、バルーンアートで注意を引きつつ、ケアを行いました。また、希死念慮(死にたい願望を訴える)のある方もいらっしゃって、その方への癒しになる関わりも、このクラウンナースが行なっています。このようなエンターテインメントが不足している被災地において、彼女のパフォーマンスは大きな解消法となり、訪れた皆が笑顔になりました。被災されている方々が、笑顔になっていきますクラウンナース「おざりん」はみんなの人気者JWAT(災害派遣福祉チーム)からは、「爪や足が綺麗になって、皆さんが非常に喜んでいます」との言葉をいただきました。足のケアの重要性は、足浴ナイチンゲールの活動をみていて下さったJWATの方々にも伝わっているのを感じます。今後は、人員の入れ替わりが早いJWATとの連携だけでなく、一緒にできることがないかといったことも課題です。ーーーーーーーーーーーーーー穴水市の班は金沢から2時間半かけて、穴水に向かいます。穴水までは、「のと里山海道」を使用するのですが、以前、道の一部が落ちていたり、道を直している途中。穴水市内では、倒壊してそのままになっている家屋や、屋根にブルーシートがかけられたままになっている家々がありました。「あゆみの里」では、ボランティアが到着すると、多くの利用者がすでに待機していました。施設内に水が通っていなかったため、ここにはたくさんの水を持ち込みました。準備した水の一部水が不足する場合は外から汲む必要がありましたが、職員さんがお湯をたくさん用意して待っていてくれたため、すぐに足浴と爪や皮膚のケアを開始しました。民間救急PASの隊員さんが穴水町まで人と物、水を運んでくださいました一人一人丁寧に足のケアを行なっていきます寝たきりの方には寝たまま足を洗ったり爪・皮膚のケアを行いますシャボンラッピング:良い泡をビニール袋に作って、足を入れて洗っているところ今回の地震での被災をきっかけに、入所された方がいたのですが、入所時に足に難治性(治りにくい)の傷が発見され、現在も治療や処置を行なっていました。被災をきっかけに足のトラブルが明らかとなるケースがあることもわかりました。ご施設の職員さんたちはとても熱心で、質問して下さったり、自分自身の足の相談をいただいたりもしました。足に対する関心や知識が、多くの人や場所に広がっていけばいいな、と思います。ここでは26名の方にケアを行っています。昼休憩は10分の慌ただしさでしたが、楽しく!この地域では、まだまだ水が館内に通せないことや排水の問題が残っており、復興はまだ先であることを実感しました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今回の活動を通じて、高齢者の間で足のトラブルが潜在的に存在し、必要なケアを提供できる医療者や介護者が不足していることが明らかになりました。私たちは、足のケアが日常的なものになるように、地域に根ざした形で広まるように啓発活動やケアの提供を行い、足元からの健康を考え、支えることができたらと考えています。被災者や関係者から多くを学び、感謝しております。活動にあたり、多くの方々の支援に感謝申し上げます。


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2回目の足ケア支援に行ってきました2月15日に公立穴水総合病院(穴水市)、さわやかプルート(穴水市、避難所)、いしかわ総合スポーツセンター(金沢市、避難所)への訪問を行いました。3班に分けて活動しています。行く前の準備は大変でした。たくさんの水とケアに必要な物品を車いっぱいに載せ込みました用意した水は200ℓ詰められるだけ載せました夜中2時に大阪を出発、PAS民間救急の隊員さんの運転で、石川県へ。民間救急の隊員4名とPAS号関西のメンバーです民間救急車1台、キャンピングカー2台、車1台で移動。25名の各地から集まったメンバーで、それぞれの与えられた場所で活動を行いました。フットケアの資格を持った参加者が多数。そのため私たちの活動は、「足浴」だけにとどまらず、慰労目的のマッサージ、伸びた手足の爪のケア、下肢静脈血栓症(エコノミークラス症候群といわれることが多いです)の予防のための運動の教育など、多岐にわたる活動を行いました。特に穴水市では、給水・排水の問題を乗り越えながらの活動となりました。ケアを受けられた方からは「何日も入浴していない」「気持ちいい」との声が。足にトラブルを抱えて医療機関受診が必要な方がおられて、避難所から病院へ繋ぐ連携プレーもありました。穴水市の2ヶ所、金沢市の1ヶ所の合計3ヶ所で、約70名の方に足のケアを行いました。この活動を通じて、日常の当たり前の価値を改めて感じ、足からの被災地支援を継続する決意を新たにしました。細々でも継続的な活動を続けたいと考えています。寝たきりの方には寝たまま足を洗浄\今回の活動がテレビ取材もされました/【テレビ大阪】https://www.youtube.com/watch?v=EHttG1PQIIk&t=35s【MRO北陸放送】https://www.youtube.com/watch?v=EW0aqnHtcSM現地レポート①さわやかプルート(避難所)プルートは、元々、社会福祉協議会の事務所と市の教育委員会が入っている建物だったため、災害後も同じように活動している所でした。そのため、ボランティアが各方面から集まり、手厚いサポート体制となっていました。被災者は約150名ほど、その中には車椅子などの要介護者は5名ほど。フットケアのボランティアが頻回に入っているので、被災者は「やってもらい慣れている」環境でした。使用可能なスペースは3名がやっと座れる1坪ほどしかなく、交代でフットケアを行いました。フットケアをされ慣れている方々では有りましたが、慣れすぎて、同じ話を何度も話したい!気持ちが強く、新顔を見つけると話してくる環境でしたので、ゆっくりと話を聞きながらのフットケアに変更しました。【スタッフ】医師1名、看護師4名、理学療法士1名、介護福祉士・フットケアセラピスト1名【ケアの実際】19名(この内、避難所のスタッフが3名、3人とも余り帰宅出来ていない状況でした。)・避難所の1人は、爪が皮膚に食い込んだ状態となっており、病院へ搬送・スタッフ1名は、走り回った結果タコができ、痛みで歩けなくなっていたため処置・他の方々は傾聴をメインに実施しました  (野澤裕子:三木市社会福祉協議会 看護師)ケアしながらいろんな話を伺いました  専門的なフットケアも実践しています地割れしているところが所々に (野澤裕子:三木市)現地レポート②いしかわ総合スポーツセンター能登半島は元々高齢化の街。被災以前よりケアできていない可能性が高い方々が多く、この被災を機にいろんなトラブルが出てきている印象でした。日頃からのフットケアの大切さも痛感したと同時に、足のケアの大切さやその方法を伝えていく役割があると実感しています。ここには、まだまだ100名を超える要介護の方が入れ替わっておられる状況です。継続して関わっていきたいと思っております。【スタッフ】看護師名、介護福祉士1名、一般ボランティア1名打ち合わせしながら、段取りよく笑顔だけは絶やしません!  (西尾道子:石川県済生会金沢病院 看護師)こんな支援もありました持田ヘルスケア株式会社様がこの活動に共感してくださり、洗浄剤、保湿剤、皮膚の洗浄剤やドライシャンプーで支援してくださいました。皮膚を正常に保つためには、「足の清潔を保つ=洗う」「皮膚を守る=保湿」が重要ですが、それを商品でサポートしてくださいました。泡ぎれが良い石鹸の商品のため節水に。給水も大変だったので助かりましたそして、徳武産業様からは、ボランティアスタッフの足元を守る商品を送ってくださいました。寒い北陸の活動で足が冷えないようにしてくれたのは「足首あったかポカポカレッグ」。とても温かかった!外での活動でも、ずっと足もとがポカポカしていました次は2月29日を予定しています。みなさまからのご協力は、大切に使わさせていただいております。応援してくださり、心より感謝申し上げます               医療法人水野クリニック 細田夕子


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日付: 2024年2月8日(木曜日)10:00〜12:30場所: いしかわ総合スポーツセンター(石川県金沢市)1.5次避難所となっている石川県金沢市「いしかわ総合スポーツセンター」へ状況把握とケアを行うために、3名の看護師(日本フットケア・足病医学会認定フットケア指導士)行ってきました。現地で活動中のDMAT(災害派遣医療チーム)、DWAT(災害派遣福祉チーム)とお話させていただき、現状把握とニーズ確認を確認しました。ここでは、訪問した日の前日にシャワーが始まったところ。100名近い避難者がいる状況で、いつ順番が回ってくるかがわからない状況がありました。清潔に関する課題が依然として解決に至っていない現状を目の当たりにしました。3名の方のケアを行いましたが、どの方も足の清潔を保てていない状況でした。この状態はしばらく続くと予想されます。私たちが入らせていただく場所の方々は、なんらかの介助が必要な方が多い状況でした。今回は、3人のケアをさせてもらいました。珠洲市から避難の親子は、火災で家を失ったそうです。「珠洲に帰りたい、でも帰る家がない」そんな話をされていました。入浴は1ヶ月以上入れておらず、足は汚れており、足の指を拭いたタオルは黄色くなりました。足をお湯に浸けると、気持ちいい、とおっしゃってくださいました。手足の爪が伸びており、爪のケアなども行いました。 避難所に派遣されている方は介護、医療など福祉関係者が多く、爪や皮膚の状態が気になっているものの、他の業務やケアがあり「気になっていても、なかなか足をケアする時間が取れない」とおっしゃられていました。現地で活動する医療福祉関係者やボランティアの皆様は、明るく優しく、私たちにも元気を与えてくださいました。今回、お湯の確保や排水などの課題も確認でき、活動時の動線を確認しました。当初2月15日と29日に穴水市での活動を予定していましたが、「いしかわ総合スポーツセンター」でも足への支援を行なっていくことを決めました。今後も足元からの支援を続け、長期的な活動を視野に入れて取り組んでまいります。皆様からの協力金は大切に使わせていただき、少しでも多くの人々の足の健康をサポートできるよう努めてまいります。