2回目の足ケア支援に行ってきました
2月15日に公立穴水総合病院(穴水市)、さわやかプルート(穴水市、避難所)、いしかわ総合スポーツセンター(金沢市、避難所)への訪問を行いました。
3班に分けて活動しています。
行く前の準備は大変でした。
たくさんの水とケアに必要な物品を車いっぱいに載せ込みました
夜中2時に大阪を出発、PAS民間救急の隊員さんの運転で、石川県へ。
民間救急車1台、キャンピングカー2台、車1台で移動。
25名の各地から集まったメンバーで、それぞれの与えられた場所で活動を行いました。
フットケアの資格を持った参加者が多数。そのため私たちの活動は、「足浴」だけにとどまらず、慰労目的のマッサージ、伸びた手足の爪のケア、下肢静脈血栓症(エコノミークラス症候群といわれることが多いです)の予防のための運動の教育など、多岐にわたる活動を行いました。
特に穴水市では、給水・排水の問題を乗り越えながらの活動となりました。
ケアを受けられた方からは「何日も入浴していない」「気持ちいい」との声が。
足にトラブルを抱えて医療機関受診が必要な方がおられて、避難所から病院へ繋ぐ連携プレーもありました。
穴水市の2ヶ所、金沢市の1ヶ所の合計3ヶ所で、約70名の方に足のケアを行いました。
この活動を通じて、日常の当たり前の価値を改めて感じ、足からの被災地支援を継続する決意を新たにしました。
細々でも継続的な活動を続けたいと考えています。
\今回の活動がテレビ取材もされました/
【テレビ大阪】
https://www.youtube.com/watch?v=EHttG1PQIIk&t=35s
【MRO北陸放送】
https://www.youtube.com/watch?v=EW0aqnHtcSM
現地レポート①さわやかプルート(避難所)
プルートは、元々、社会福祉協議会の事務所と市の教育委員会が入っている建物だったため、災害後も同じように活動している所でした。そのため、ボランティアが各方面から集まり、手厚いサポート体制となっていました。
被災者は約150名ほど、その中には車椅子などの要介護者は5名ほど。フットケアのボランティアが頻回に入っているので、被災者は「やってもらい慣れている」環境でした。
使用可能なスペースは3名がやっと座れる1坪ほどしかなく、交代でフットケアを行いました。フットケアをされ慣れている方々では有りましたが、慣れすぎて、同じ話を何度も話したい!気持ちが強く、新顔を見つけると話してくる環境でしたので、ゆっくりと話を聞きながらのフットケアに変更しました。
(野澤裕子:三木市社会福祉協議会 看護師)
(野澤裕子:三木市)
現地レポート②いしかわ総合スポーツセンター
能登半島は元々高齢化の街。被災以前よりケアできていない可能性が高い方々が多く、この被災を機にいろんなトラブルが出てきている印象でした。日頃からのフットケアの大切さも痛感したと同時に、足のケアの大切さやその方法を伝えていく役割があると実感しています。
ここには、まだまだ100名を超える要介護の方が入れ替わっておられる状況です。継続して関わっていきたいと思っております。
【スタッフ】看護師名、介護福祉士1名、一般ボランティア1名
(西尾道子:石川県済生会金沢病院 看護師)
こんな支援もありました
持田ヘルスケア株式会社様がこの活動に共感してくださり、洗浄剤、保湿剤、皮膚の洗浄剤やドライシャンプーで支援してくださいました。
皮膚を正常に保つためには、「足の清潔を保つ=洗う」「皮膚を守る=保湿」が重要ですが、それを商品でサポートしてくださいました。
そして、徳武産業様からは、ボランティアスタッフの足元を守る商品を送ってくださいました。
寒い北陸の活動で足が冷えないようにしてくれたのは「足首あったかポカポカレッグ」。
とても温かかった!
次は2月29日を予定しています。
みなさまからのご協力は、大切に使わさせていただいております。
応援してくださり、心より感謝申し上げます
医療法人水野クリニック 細田夕子