日付: 2024年2月8日(木曜日)10:00〜12:30
場所: いしかわ総合スポーツセンター(石川県金沢市)
1.5次避難所となっている石川県金沢市「いしかわ総合スポーツセンター」へ状況把握とケアを行うために、3名の看護師(日本フットケア・足病医学会認定フットケア指導士)行ってきました。
現地で活動中のDMAT(災害派遣医療チーム)、DWAT(災害派遣福祉チーム)とお話させていただき、現状把握とニーズ確認を確認しました。
ここでは、訪問した日の前日にシャワーが始まったところ。100名近い避難者がいる状況で、いつ順番が回ってくるかがわからない状況がありました。
清潔に関する課題が依然として解決に至っていない現状を目の当たりにしました。3名の方のケアを行いましたが、どの方も足の清潔を保てていない状況でした。この状態はしばらく続くと予想されます。
私たちが入らせていただく場所の方々は、なんらかの介助が必要な方が多い状況でした。
今回は、3人のケアをさせてもらいました。
珠洲市から避難の親子は、火災で家を失ったそうです。
「珠洲に帰りたい、でも帰る家がない」
そんな話をされていました。
入浴は1ヶ月以上入れておらず、足は汚れており、足の指を拭いたタオルは黄色くなりました。
足をお湯に浸けると、気持ちいい、とおっしゃってくださいました。手足の爪が伸びており、爪のケアなども行いました。
避難所に派遣されている方は介護、医療など福祉関係者が多く、爪や皮膚の状態が気になっているものの、他の業務やケアがあり「気になっていても、なかなか足をケアする時間が取れない」とおっしゃられていました。
現地で活動する医療福祉関係者やボランティアの皆様は、明るく優しく、私たちにも元気を与えてくださいました。
今回、お湯の確保や排水などの課題も確認でき、活動時の動線を確認しました。
当初2月15日と29日に穴水市での活動を予定していましたが、「いしかわ総合スポーツセンター」でも足への支援を行なっていくことを決めました。
今後も足元からの支援を続け、長期的な活動を視野に入れて取り組んでまいります。皆様からの協力金は大切に使わせていただき、少しでも多くの人々の足の健康をサポートできるよう努めてまいります。