支援者の皆さまへいつも温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。東由利を襲ったあの豪雨災害から、一年三ヶ月が経ちました。季節は再び秋を迎え、稲穂が色づき、山々も少しずつ紅葉の装いをはじめています。しかし、東由利の各地では今も復旧工事が始まらず、災害の爪痕がそのまま残されたままです。ご支援のお陰で水路を生かすことができたじゅんさい沼は土砂によって半分は埋まったままですが、冬を乗越え元気に再生し、無事に夏を終えました。また来年のイベントを目指して地域の象徴になるように少しずつ整備や草刈りを続けています。現在のじゅんさい沼周辺を写真でご紹介します。現在は河川の工事が優先され重機が置かれています。沢や道路や崖崩れはほとんど手付かずのまま地域の生活は不便を強いられています。土砂が入った田んぼは放置されて雑草が生い茂ってしまいました。農家さんたちの苦悩を聞くたびに心が痛みます。驚いたのは、昨年刈り残された稲が自生して2年目を迎えていたことです。ここは沢水が流入し続けていて冬は雪に埋もれることなく凍ることもなく水浸しになっていました。そのせいか、春に発芽して自力で収穫できるほどに実ったのだと思います。生い茂った雑草もそうですが植物の生命力には驚かされます。自然の力強さに励まされながら、私たちも少しずつ前へ進んでいます。
皆さま、このたびは私たちの取り組みに温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。おかげさまで、東由利の「じゅんさい沼」を守り、地域の再生に向けた一歩を歩み続けることができております。改めて皆さまのご厚意とご関心に、深く感謝申し上げます。東由利豪雨災害から、まもなく一年が経とうとしています。しかしながら、東由利全体の復旧は未だ道半ばであり、地域のあちこちに災害の爪痕が色濃く残っております。インフラの整備や農地の復元も思うように進まず、住民一人ひとりができることを模索しながら、日々復興の歩みを続けているのが現状です。そうした中で、私たちは「じゅんさい沼」に希望の光を見出しております。沢から流れ込む冷たい水のおかげで、虫害に悩まされることもなく、じゅんさいは逞しく育ち、そのみずみずしい姿で今年も私たちを勇気づけてくれています。前回の活動報告でもお知らせいたしました通り、このじゅんさいを地域イベントでお客様に振る舞い、多くの笑顔と交流を生むことができました。さらに、地域の宝であるじゅんさいを一人でも多くの方に味わっていただこうと、道の駅東由利の直売所にも出品を試みました。しかし、現実は厳しく、何度か売れ残ってしまう結果となり、改めて認知度の課題や販路の在り方を痛感したところです。この経験を糧に、私たちは東由利のじゅんさいをもっと多くの方に知っていただき、地域交流人口の拡大に寄与する「新たな目玉」として育てていきたいと強く願っています。そのための情報発信や体験型イベント、販売チャネルの見直しなど、様々な工夫を重ねていきます。また、このじゅんさい沼をより広く有効に活用し、元気なシニア世代の皆さまが収入を得られる仕組みづくりも視野に、じゅんさい採取や加工、販売などを通じて、地域に暮らす方々が誇りと生きがいを感じられる取り組みへと発展できたらいいなと思います。引き続き、皆さまの温かいご支援と応援を賜りますようお願い申し上げます。今後とも、東由利の復興と未来に向けた挑戦を見守っていただければ幸いです。再び沢からの土砂が堆積してきていますが水路は確保されています!大規模な工事が入るまでは持ち堪えてくれそうです。




