こんばんは。こんにちは。リヴオン事務局です。
リヴオンがつくっているPodcastの番組「ゆるやか死生学」の最新エピソードを紹介します。
前回から始まったシーズン2は「自殺・自死」をテーマに探求をしています。
今回は、前回に引き続き、ゲストに静岡県伊豆の国市にある正蓮寺住職、渡邉元浄さんをお招きしてお話をお聞きした後編になります。
後編は、前編で元浄さんがその冒頭を紹介してくださった坂村真民さんの詩「坐る」の朗読から始まります。
死のうと思う日はないが
生きてゆく力が
なくなくることがある
そんな時 お寺を訪ね
わたしは ひとり
仏陀の前に 坐ってくる
力わき明日を思う心が
出てくるまで
坐ってくる
元浄さんは、この詩にあるように、お寺が「駆け込み寺」だけではなく「駆け出し寺」であってほしいと願っているそうです。
その願いを、「どんな死も平等?」「過去の意味は変わる?」「自殺予防ということばの歯がゆさ」といったいくつかのテーマからお話いただきました。
「死にたいと感じている人にどんなおもいをお持ちですか?」というてるみんからの問いに、元浄さんは「会って、お喋りしたい、目的なしに」と答えられました。
「ここだったら」とおもえる場所が誰にでもある希望や、元浄さんのお話をとおして感じられる「いのちの中に死があって、死の中にいのちがある」ことは、リヴオンが「いのちの授業」で届けたいとおもっていることです。
本プロジェクトも残すところ6日となりましたが、元浄さんのお話を聞いて、あらためて「子どもの自殺予防教育」と「自殺により死別経験した子へのサポート」を両輪で届けていく、そのおもいを強くしています。
皆さまも元浄さんと一緒に、ご自身に中にある「死」やそれを巡るおもいを探求してみてください。
ご感想をお聞かせいただければ嬉しいです。
※Podcastは以下のプラットフォーム(Spotify/Apple/Youtube)からお聴きいただけます。