皆さん、こんばんは。温かいメッセージやご支援に心から感謝しています。ありがとうございます。
当社のミッションは「本来の広報を当たり前にする」ことです。そのためには企業において「本来の広報」を理解し、実践できる人材が欠かせません。
現在、当社の主要事業の一つは「本来の広報」を実践できる人材を育成することです。「寺子屋広報人」という名称で今年1月11日から無料で学べる「入門編」を開設。4月から「初級編」も開設し、モニター募集を始めています。
では、2006年、起業した当初はどんなサービスを提供していたのか。
クライアントは広報部のない、広報担当者がいない中小・中堅企業やスタートアップでした。広報業務を一手に引き受ける、広報部の役割を代行する業務を担っていました。
起業して数年はメディア・リレーションズが主業務。メディア・リレーションズとは、報道関係者と良好な関係を築くための活動の総称です。
ここで少々、そもそも論を。
PRとはパブリック・リレーションズの略。意味はステークホルダー(利害関係者)との良好な関係を築くことです。ステークホルダーとは経営者・社員、顧客、取引先・パートナー、株主、地域社会、そして報道関係者です。
日本社会全体では自己PR、観光PRという用語は当たり前のように使われています。報道機関が率先して使っています。
ただ、お気付きのとおり、ここで使われている「PR」は、パブリック・リレーションズの意味でないことは明らかです。偉そうに言わせてもらえば、正しくは自己アピール、観光アピール。
一方、日本の企業社会では「広報=パブリシティ」という認識が定着しています。パブリシティとは、メディア・リレーションズの成果として重要な指標です。
残念ながら、私たちの業界では「メディア露出」ともいい、広報とは「メディア露出」することと思われています。
話が少々脱線しました。起業して数年はメディア・リレーションズ業務を代行することに注力。
1年間で40回、プレスイベントを開催した年もありました。プレスイベントとは記者発表会、記者懇親会、プレスセミナーのこと。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆を除き、ほぼ毎週のように開催していたことになります。
クライアントの理解のもと、メディア・リレーションズだけではなく、徐々に顧客インタビュー(ニュースレター)、社内報、広報誌を制作する仕事も請け負うことが増えていきました。
また、長くなってしまいました。
明日は当社サービス「広報人倶楽部」と「寺子屋広報人」について説明しますね。