明日12/1(日)は『3周年だよ!全員集合!』開催です。
そしてまさに3周年イベントが終了する23:00まで、クラウドファンディング『誰もが挑戦できる文化を醸成したい!Lab4期目の新たな挑戦』を実施中!ご支援やシェア等ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今回のクラウドファンディングは新しい施設をつくるでもなければ、新しいサービスを立ち上げるわけでもなく、わかりやすいものはなにもありません。
むしろ「文化を醸成したい!」という抽象度が高く、一見するとなにをするのか、集めた資金を何に使うのかなどが不明瞭です。自分自身それはわかっています。
悩みました。
もちろん。
そもそもTsukuba Place Labという場は、たった19坪の築45年程の木造物件は、いったいどんな価値があり、どれだけの人が真に求めているのか。
考え続けて考え続けて。
でもやっぱりわからなくて。
そんな9~10月を、このクラウドファンディング準備時期を、過ごしていました。いや、正直に言うと、11月中旬、つい最近までも同じ状態でした。
あらゆる挑戦を応援したい
そうは言っても、じゃあどんな活動をしているのか。ぼくが今、なにをしているのか。他己紹介してくださる時はもちろん、自己紹介する時ですらうまく説明できません。
ぼくの”肩書”を挙げるならば、① 2014年に起業した株式会社しびっくぱわーの代表取締役社長、② 2018年に起業した合同会社for here の共同代表 ③ 2018年に就任した一般社団法人 筑波フューチャーファンディングの理事、④とある株式会社の社外取締役、の4つがメインの事業として活動している”お仕事”。あとは2016年に立ち上げたまちのごみ拾いをする⑤NPOグリーンバードつくばチームのリーダーなんてのもあります。
業務で言うと、行政コンサルティング / 計画策定支援、移住定住支援、研修講師、人材紹介、不動産仲介、コミュニティスペースの運営、企業ブランディング、SNS運用コンサル、クラウドファンディングのキュレーター、スタートアップアクセラレーター、イベント企画運営、補助金申請補助、ごみ拾い。
なにをしているのか、わからない。
とは言えすべてに共有している自分の軸としては最初の開業をした9年前から一貫して変わっていないと思います。
教育×まちづくり
そしてそれは常にだれか”for you”とでも言えるような【あなた】を相手とする仕事。さらに言えば、マイナスをゼロに近づけるような領域ではありません。(もちろんそれらを否定するつもりはないし、必要なことだと思う。ぼくがやっていない、という意味です。)ゼロ、あるいは限りなくゼロに近いところからプラスをつくりだしたいと思っている人に対するサポートが好きです。何かしらチャレンジしようとしている人に対して、応援したくなります。
個人的にはそういった人たちのことを”ストラグル”している、と表現しています。
struggle [音節 strug・gle 発音記号 読み方 /strˈʌgl(米国英語)/]
もがく、あがく、努力する、(…と)戦う、争う、(…に)取り組む、苦心して押し分けていく
だから最近は【(ストラグルしている人の)あらゆる挑戦を応援する】と表現しています。
なんでそんなことを、仕事にするようになったのか。
1.「青と赤があるから好きな方を選んでいいよ」
小学校2年生の時に学校で画板を注文しました。
絵を描く時に使う、大きな下敷きのようなもの。
当時のぼくは赤色が好きでした。だから赤を選んだ。
後日、画板が届き配られ始めた。出席番号順に配られていたのになぜかぼくの順番だけ飛ばされ、最後に先生から「ほりしたくん」と呼ばれました。
先生のところに画板を、赤色の画板を取りに行ったときに言われたひとことが今でも忘れられません。
「間違えたんでしょう?ほりしたくん以外の男の子はみんな青色だよ。今なら代えてあげられるから代える?」
ああ、裏切られた。そう思いました。
好きなほうを選んでいいと言ったじゃないか。
当時の、小学校2年生の、ぼくには返せる言葉を持っていなかった。
それが最初の原体験です。
2.なにかあったとき責任とれるの?
ストラグルしている人を応援したいと思うきっかけになった原体験がもう1つあります。これはもっと”大人”になってからの話。
大学1年生の頃から塾講師をしていました。いろんな縁も重なり、1年目の駆け出しから希望した受験生、高校3年生に教える機会をいただきました。
大学1年生のぼくが教えた高校3年生は無事、希望の筑波大学に入学。
その翌年、ぼくは大学2年生になり、教え子が大学1年生の時の出来事です。
夏休み前に相談を受けました。
「東南アジアをひとり旅したい。だけど、親が許してくれない。『誰かと一緒に行きなさい』と言われたから、一緒に航空券だけ取ってくれる人を探しているんです。航空券を見せて親を納得させたら、旅自体は現地解散でひとり旅がしたい」そんな相談でした。
当時のぼくはバックパッカーとして連休があれば海外をひとりでフラフラしていたので、そんな相談が来たのだと思います。
ぼくのとった行動は単純でした。
ありのままをfacebookに投稿しました。「かくかくしかじか、一緒に航空券だけ取ってくれる人いませんか?」と。
炎上。
「その子に何かあった時お前は責任をとれるのか」
と一切顔も名前も知らないたくさんの人たちからコメントが届きました。
だけど、結局、一緒に航空券だけ取ってくれる人が見つかった。
旅はすっごく楽しかったらしい。
そのあとの話です。
その子は、その経験からほんとうに旅が好きになり、連休があれば海外へ行くような生活を送るようになり、3年生だか4年生の時には1年間の留学もした。そして、就職したのは旅行会社。
「その子に何かあった時お前は責任をとれるのか」
今なら言える。
その子に何かあった時お前は責任をとれるのか、と。僕が問いたい。
1つのきっかけから心底感動しひとりの人の人生を変える経験をした結果、文字通りその子の人生が大きく変わった。その可能性に、お前らは責任をとったのか?と。
あの時、ぼくのfacebookにコメントを残した人間たちは、もうそんなことがあったことすら覚えていないだろう。あの時ひとりの人生を変えうるきっかけを潰そうとしたにもかかわらず、無頓着でいることに、ぼくは甚だ怒っている。
誰かの可能性を否定することだけは、絶対にしたくない。
人がなにに心動き、どんな行動へと昇華していくのか。
そんなの結局は誰にもわからない。
だから、否定することだけはしたくない。
その否定で、誰かの可能性が潰されるのを、これ以上見たくない。
綺麗ごと抜きに、人には無限の可能性がある。
社会的状況、心理状況、経済状況、その他すべての外的要因いろんなことによって規制はされる。だけれども、それでも未来にだけは、希望がある。いや、あってほしいと願わずにはいられない。
だから、誰かの可能性を否定することだけは、絶対にしたくない。
あらゆる挑戦を、ぼくは応援し続けたい。
そのために、ぼくは場をつくっています。
そしてその場は、ぼくの、ぼくだけの場であってはならない。
みんなの場でありたい、そう願っています。
目の前のストラグルする人を応援する。
その応援が力になると、思い出させてくれたのは、今回クラウドファンディングを通じてみんながぼくを応援してくれたから。応援されることは本当に力になることを今、ぼくが痛感しています。
“勝手に”応援メッセージを書いて送ってくれる友人たち。
“勝手に”生まれた『#もしLabがつくばになかったら』投稿。
勝手にぼくはみんなに応援され力をいただいた。
応援は力になる。
だからこそぼくは、Labは、Labにかかわる人はみんな、あらゆる挑戦を応援する人でありたい。文化として根付くまで、成功するまで続ければ失敗しない。そう信じています。
そしてこのクラウドファンディングはそんな未来を諦めることなく一緒に信じてくださる仲間を募るものだと今は感じています。
応援は力になる。
みんなの応援はぼくの力に確かになっています。ありがとうございます!
#1『もしLabがつくばになかったら』
株式会社ワープスペースCEO 常間地 悟さん
株式会社Salus 代表取締役社長 大久保 剛史さん
#3『ワクワクする未来が見える』
株式会社ヤマオコーポレーション 代表取締役社長 鬼澤 慎人さん
株式会社ラッズ 代表取締役社長 渡邉 直太さん
#5『もしLabがつくばになかったら。』
EVERY DENIM 共同代表・兄 山脇 耀平さん
#6『他人の挑戦にここまで全力で応援できるのはなぜなのか?』
一寸帽子 / sharefun® 中川 ケイジさん
#7『お金と応援の話』
Kids Creation 代表 宮嶋 さやかさん
つくば市役所 小松 愛実 さん
まちの広報 高島 聖也さん
あと30時間。
仲間になってください。
お願いいたします。