RINGO JAMな畑の永井です。今日は「コンフューザーR」を設置しました。
りんごの栽培において、モモシンクイガをはじめとする虫たちは本当に厄介で、輸出したりんごから発見されようものなら大変なことになります。どのくらい大変かと言うと、下手すると青森県全体のりんごの輸出を止めなくてはならなくなるくらい大変なのです。
コンフューザーRを調べたら、”製剤”と紹介されています。直接の殺虫作用はなく、性フェロモンの作用によって害虫の交尾を阻害して、害虫の発生を抑制する働きがあるとのことです。いろんな防除の形があり、勉強の日々です。防除の研究、すごいや。
今年初めて使用するので全然イメージが湧かず、コンフューザーの設置についてはスケジュールでは3日間かける予定を組んでいましたが、3時間で終了しました笑 先を見通せず、駆け出しの生産者であることを今日も実感しました。
さて、りんごの作業には、一番メジャーな収穫だけでなく、剪定、施肥、摘果、草刈り、病害虫防除、草刈り、草刈り、草刈りなどがあります。また、次にどんな苗木を植えるべきかを検討したり、数年、場合によっては数十年先を見越した畑作りを実践していかねばなりません。
りんごを向き合っていると、自分がいかに人間の時間軸の中だけで生きてきたかを実感します。りんごの時間軸に触れることで、自分自身の過ごし方にも変化が生じているような気がする時もあります。
私は、りんご畑でりんごや他の生き物と触れ合うことを、いろんな人にも体験していただきたいと思っています。それは、りんご農家を増やしたい、という思いからではありません。りんごと触れることで、私がりんごの時間軸のことを考えるようになったように、みなさんが一体何を受け取るのかを知りたい、という好奇心が強くあります。
りんご農家の格好をする。晴れた日は1日畑で作業する。草刈りでくしゃみが止まらなくなる。暑い日に木陰でアイスを食べる。雨が降れば諦めて家に帰る。汗だくになって帰りに温泉に寄る。チェーンソーで数十年の樹齢のりんごの木を切る。キジが通りがかる。
りんごと触れ合い、みなさんは何を感じるでしょうか。
今日でクラファン終了まで【あと11日】となりました。現在の支援者数は49名です。ありがとうございます!
2日以上予定を前倒しでき、とっても嬉しい今日この頃。晩御飯の焼き餃子が美味しかったなぁ。明日は畑に出ることができない日。晴れの予報なので、ちょっと悔しい気持ちです。