RINGO JAMな畑の永井です。雨の日は、強くなければ畑に出て、最近で言えば「摘果」などをしています。強くて作業をするにも大変な場合は、おとなしく家にいるようにしています。
会社は基本、夫と2人。最近は母が畑の手伝いに来てくれています。雨が降っても完全な休みとはなかなかならず、家でジュースのラベルを貼ったり、事務作業などをすることが多いような印象です。
前までは、雨が降るとちょっと暗い気持ちになったものです。満員電車はよりキツくなるし、靴は汚れるし、濡れたら最悪で、帰るまで我慢しないといけない。
今は、雨が降ると「畑のあれ、進めたかったのに…」と、もどかしく寂しい気持ちになりますが、「休めてラッキー」な気持ちも同居します。なんだか不思議な感覚です。
最近、『雨の自然史』という本を読んでいました。雨というものが、文化的に、物理的に、歴史的に、人間にどんなことをもたらしたのかをまとめているものです。りんごの歴史について調べると、主に栽培の歴史が取り上げられることが多いのですが、個人的にはもう少し社会学的な視点で切り取ってみたい気持ちもあります。青森にとって、りんごがどんな役割を果たしてきたのか。りんごは人の手によって栽培されるという側面がもちろんありますが、きっと逆のベクトルの要素もたくさんあるはずです。そういうことも、コファーマーの皆さんと深掘りして、1冊の本にまとめたりできたら楽しそうだなぁ。
今日はいい天気ですが、畑には出ず、ちょっと用事があって五所川原市に来ていました。電車の窓から見えるりんご園の様子を見ながら、「王林は枝が上に伸びるんだね。」とか「あそこの畑の剪定はスッキリしていていいね。」とか、やっぱり畑の話を夫としています。これが職業病か。
クラファンものこり【10日】となりました。支援者の数は50名を突破しました。ありがとうございます!
ちょっと色々考えることがありました。嫌がられることをあえてするのは心が疲れますが、雨のように何かを実らせる可能性もないこともないのかなと、自分をなぐさめながらやっていこうと思いました。