はじめまして、井上明と申します。私は獣医師として臨床経験を積み、日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定認定医(Ⅰ種)となり、帝京大学医学研究科の博士課程で免疫学を学び、博士号を取得しました。現在、全国の動物病院で腫瘍科のセカンドオピニオンとして活動しています。その中では、ステロイドによる長期的な治療を必要とするものがあり、副作用に苦しむ犬猫の姿にペットオーナーは心を痛めながらも、立ち向かう場面が多々あります。
今回のクラウドファンディングの目的は「ステロイドの副作用で苦しむ犬猫を救う治療法開発」です。私が帝京大学医学研究科の博士課程学んだ医学の領域でも「ステロイドの減薬(脱ステ)」は永遠のテーマです。この壮大なプロジェクトに、私が理事長を務める獣医師の研究会「日本獣医フアイア研究会」と「麻布大学獣医学部」が力を合わせて、クラウドファンディングによるご支援をいただき、挑戦いたします。
久末教授は、動物の免疫抑制療法、再生医療において、日本の動物医療を牽引する存在です。日本最大のペット保険会社アニコムホールディングス社では、幹細胞を用いた細胞治療における技術開発リーダーや、同系列病院の学術指導を務められるなど、私を含め、日本のたくさんの獣医師が久末教授から免疫学を学んでいます。また国内屈指の獣医療と臨床獣医学教育・研究を実現するための総合動物病院である麻布大学附属動物病院においては、標準的な治療法で完治しなかった自己免疫疾患や腫瘍疾患を持つ動物に対して、新しい治療に取り組まれており、実際に「フアイア」糖鎖TPG-1をつかった治療では、多くの動物たちを救ってこられました。
犬猫の免疫機能をフアイアが調整し、犬猫の体に対し未知なる可能性を秘めている事がわかり始めました。しかし、これを一般化させるためには、より具体的な効果や副作用についての研究と検証をし、科学的データで証明し、信頼性の高い情報発信をしていくことが非常に重要だと考えています。
ステロイドの副作用で苦しむ犬猫を救う新たな治療法開発に向けた本プロジェクトへのご支援・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。
日本獣医フアイア研究会 理事長
日本獣医がん学会 理事
日本獣医癌学会獣医腫瘍科Ⅰ種認定医
獣医師・医学免疫博士(免疫学)
井上 明