初めまして。有限会社河長の吉田と申します。
弊社では主に家具金物の卸業を営んでおりますが、その傍ら、家具職人や設計士、百貨店内装施工、伝統工芸の職人など、ものづくりのプロフェッショナル達が訪れるお店という点を活かし、「繋がりと発展を意識したコミュニティスペース」をコンセプトにした「ギャラリー京烏」を2020年にオープン致しました。
ギャラリー京烏ではこれまで様々な展示会やイベントを開催して参りました。
また、現在は、自然の漆を使った製品を多数生み出している「表望堂」と共催で実施している「金継ぎ教室」の会場としても使用しております。
今回は、弊社がこれから地域の大学生と連携して新しくスタートさせる、「喫茶 京烏」を継続して運営していくための活動資金のご支援のお願いに上がりました。
本プロジェクトでは、「ギャラリー京烏」を活用し、「 喫茶京烏 -珈琲と、ものづくりのお店- 」 として、毎週土曜日の営業を予定しております。( 第2・第5土曜日はお休みの計月3回 )
営業形態としては、営業日ごとに毎回プロジェクトメンバーの大学生が「日替わり店長」として、ものづくりやアートに携わる様々なイベントを企画します。
これまでに開催されていた「Bar京烏」とは異なり、「喫茶京烏」では、大学生の活躍の場としてはもちろん、コーヒーというコミニュケーションツールを通じてものづくりに携わる多世代・多業種の方の交流が生まれる場を目指します。
※ 営業日については変更となる場合がございますので予めご了承下さい⚠️
弊社が営む京都市では、文化的側面における担い手不足が大きな課題と言われておりますが、その要因の1つとして、京都で暮らす大学生の「卒業後の京都離れ」が挙げられます。
京都市は「大学のまち」と呼ばれ、10人に1人は大学生と言われるほど多くの大学生が生活をしていますが、娯楽の多様化、情報伝達手段の変化、加えて新型コロナウイルスなどの影響も重なり、地域の魅力に触れる機会が少しずつ失われてはじめています。
だからこそ、まずは学生が活躍できる場を地域に作り出し、活動を通じて伝統・歴史・文化を身近に感じられるようかきっかけ作りに取り組んでいきたいと考えています。
そして、本プロジェクトで作り出す「喫茶京烏」を若者の革新的なアイデアと地域が古くから持つ魅力が混ざり合う場として機能させていくことで、「京都市基本計画」にも明記されている
『京都の「伝統と革新」の精神に基づき蓄積してきた有形無形の文化を継承,活用,創造し続ける「世界の文化首都・京都」を実現する』
という目標に、地域企業として少しでも貢献出来ればと考えております。
そして、京都だけでなく、ものづくりに携わる全ての方々がこれまで以上に活躍出来る世の中の実現を目指します。
弊社は金物の卸売業ということもあり、お客様の99%が木工を中心としたものづくりに取り組まれていますが、業界全体として担い手不足は大きな問題となっており、後継者が見つからず仕事を畳む職人の方々の姿を目の当たりにしてきました。
これらの業界へのリクルーティングは、マニュアル化された現代の就活の仕組みの中で弾かれてしまう機会が多く、若い世代へ認知させていくこと自体が困難な状況にあります。
そんな中で分岐点となったとなったのは、2023年10月に弊社と同区内に移転となった「京都市立芸術大学」の学生をはじめとする、ものづくりに取り組む若者達との出会いでした。
彼らとの対話を通じて、特に市立芸大の学生は大学の周辺エリアで地域と連携して活動をしていきたいと思いつつも、移転したばかりということで活動の場を中々地域へと広げられずにいることを知り、この「ギャラリー京烏」を活用ことで
「自分達がこれまで携わってきたものづくりのプロフェッショナルの方々と、この学生さん達が関わることできっと面白いものが生まれる... 」
そうした思いから、今回このプロジェクトを立ち上げました。
4月上旬に顔合わせの親睦会兼キックオフMTGを終え、現在はプロジェクトメンバーの大学生と一緒に、各喫茶営業日に実施するイベント内容の企画を詰めています。
また、5月よりプレオープン期間として試験的に営業をスタートしております。
【 オリジナルグッズプラン(A) 】
京烏オリジナルのコーヒー豆は、弊社すぐにあるSCENE FACTORY COFFEE ROASTERS 様に焙煎を依頼しております。SCAJ公認アドバンスドコーヒーマイスターの篠田様が丁寧に作り上げたコーヒー豆は、しっかりとした苦味があり京烏のちょっぴりダークな雰囲気にマッチします。
【 オリジナルグッズプラン (B) 】
伊勢神宮、北野天満宮、湯島天神、大阪城、名古屋城等、全国の寺社仏閣の飾り金具を手掛けた京都の錺り職人、中江隆司氏が制作する槌目の豆皿です。1枚の銅板を切り出し、全て手作業で仕上げます。
【金物に使えるクーポンプラン】
弊社のオンラインストアである「金物のCHOBEY」内で購入に使える12,000円分のオンラインクーポンをお送り致します。
オンラインストアでは、スライドレールやスライド蝶番等の家具建築金物をお安く提供させて頂いておりますが、更にお得にご利用頂けます。
【アンティーク金物詰め合わせプラン】
河長倉庫に眠るアンティークな金物をピックアップしてお送りします。
今ではもう作られなくなった金物ばかりですので、この機会に是非ご支援下さい。
【金継ぎ体験プラン】
京烏で10年近く開催している「金継ぎ教室」の1セット(3回)分となります。伝統的な技法で本物の漆を使う為、1回では終わりません。3回通って頂く事で欠けや割れ等について直す事が可能です。
【 ギャラリー利用プラン (A) (B) 】
ギャラリーレンタルプランでは金額をそれぞれ平日1日¥10,000 、土日祝日1日¥20,000と設定しておりますが、こちらの金額は通常レンタル料金よりもおよそ15%安く設定しております。
京都市内の中心地でもある烏丸から徒歩10分のギャラリーをこの機会にぜひご活用下さい。
※10:00〜20:00 のうちの 8時間 の使用が可能です。( 搬入撤退含む )
【 スポンサープラン(A) (B) 】
スポンサープランでは、¥10,000 のご支援で、喫茶京烏のパンフレット内、オンラインストア内に支援者様の屋号や簡単な事業・活動内容を掲載します。( パンフレットは主に京都市内の大学生やものづくりに携わる方々を対象に500枚の配布を予定しております。)
さらに、¥30,000ご支援を頂いた際には、上記の内容に加えて、職人手作りの屋号名を記載したプレートを入り口に設置し、1年後にそのまま提供致します。
※リターンには全てお届け予定月を掲載しておりますが、災害等が起こった場合には配送に遅れが生じる場合がございますので予めご了承ください。
下記スケジュールでプロジェクトを進行して参ります。
5月上旬 : プレオープンスタート
7月下旬 : クラウドファンディング終了
8月中旬 : 喫茶京烏スタート
3月下旬 : プロジェクト終了 ( 次年度の実施は未定 )
目標金額の50万円は、本プロジェクトを実施するにあたって必要な制作費・企画運営費として使用します。
基本的には学生メンバーが1日店長としてその日の喫茶営業の企画・運営を担当致しますが、その際に制作する作品 ( 例えばオブジェなど ) には必ず費用が発生します。
また、すでに幅広くご活躍をされている伝統工芸師の方、アーティストの方をゲストにお呼びしてタイアップイベントを実施するとなれば、当然謝礼金等も必要になります。
今回の調達資金のうち、¥330,000 は制作費・企画運営費として使用させて頂きます。( ¥15,000 / 1回 × 22回の開催 )
その他の使用用途は以下の通りです。
〈内訳〉
・制作費、企画運営費 : 約33万円
・パンフレット制作費 : 約5万円
・その他備品 ( 看板など ) : 約4万円
・手数料 ( 17% + 税 ) : 約8万円
→ 合計 : ¥500,000
日本のものづくりの文化は、世界に誇れる素晴らしいものです。
しかしその反面、特に京都市では、これらは観光向けコンテンツとして消費され、実際にこのまちに住んでいる方々に親しまれていないケースが多く見られます。
「大学のまち」として多くの若者が暮らしているこの京都市で、ものづくりに携わる多業種・多世代の交流を促進し、次世代にその魅力を伝えていきたいと考えております。
また、本プロジェクトは京都市内での実施となりますが、こうした動きを京都から日本全国へと広がっていくことが私たちの願いです。
私たちのこの思いに共感していただけましたら、ぜひご支援・応援をよろしくお願いいたします。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【 喫茶京烏を通じて新たな出会いが生まれました! 】
2024/07/19 16:25皆さんこんにちは。有限会社河長の吉田です。クラウドファンディングも残り1週間程になりました。ここまで応援・ご支援頂き誠にありがとうございます。引き続き宜しくお願い致します。そして、現在は実験的な取り組みとして喫茶京烏の営業を不定期に実施しておりますが、今回はその取り組みを通じて早くも新しい出会いが生まれましたのでご紹介をさせて頂きます。当ギャラリーすぐ隣には、millinery mino というヘッドピースと帽子のアトリエがあり、そのデザイナーを務める木村さんが先日喫茶京烏に足を運んで下さいました。その時、たまたま同じ時間に足を運んで下さっていた京都市内の芸術大学に通う学生さんも足を運んでくれており、そこで交流が生まれ、そのまま木村さんのアトリエを見学させていただく流れが生まれました。通常はオープンしていないアトリエですが、喫茶京烏を通じて早速この様な広がりがあった事で、学生さんにとっては、作品や技術だけでなく、ものづくりの世界で生きる作家様であり、同時に経営者でもある木村さんのお話を聞く機会となり、これらは非常に有意義な時間であったことは言うまでもありません。そして、大袈裟かもしれませんがこの出会いは喫茶京烏があったからこそ生まれた出会いであることは事実であり、これは将来を考える際の学生さんの「一つの指針になる」ことを感じました。これはあくまで小さな一例ではありますが、こういう関係性がもっと広がっていけば、日本も、そして社会も少しずつ良い方向に傾いていくんじゃないかなと思いますので、最後まで皆さん応援宜しくお願いします。 もっと見る
【 instagram を開設致しました! 】
2024/06/24 15:40皆様お世話になっております。この度、喫茶京烏のプロジェクトの instagram を解説致しました。現在テスト的に実施しているイベントのお知らせや様子を発信して参りますので、是非フォローをお願い致します!今後も引き続きプロジェクト達成を目指して頑張って参りますので、引き続き応援よろしくお願いします!▶︎ID : kissakyokarasu もっと見る
【学生メンバー紹介】
2024/06/19 16:40皆様こんにちは。ギャラリー京烏を運営しております、有限会社河長の吉田です。クラウドファンディングを始めておよそ1週間が経ちましたが、既にたくさんの方にご支援を頂き大変ありがたく感じております。しかしながら、現在達成率およそ30%ということで、今後も引き続き目標金額達成を目指して取り組んで参りますのでよろしくお願いします。そして、現在「喫茶京烏」のプロジェクトでは、プレオープン期間として実験的にイベントを実施しております。これまで3度実施して参りましたが、企画を担当する学生メンバーにとっては初めての挑戦となることも多く、全てがいい経験になっているようです。今回はそんな学生メンバーの紹介をさせて頂きます。・はるひ / 京都市立芸術大学修士 1回生皆さん初めまして、今回のプロジェクトの代表を務めさせて頂きます、京都市立芸術大学修士美術科1回生の樋口はるひです。大学院では廃材をキャンバスにした油絵の制作に取り組む傍ら、「新しい使い手の元で物語を紡いで欲しい」をコンセプトに、another storyという屋号で使われなくなったアクセサリーや古着を現代風に再構築し、販売する活動にも取り組んでいます。京芸作品展での作品今回のプロジェクトを通じて、京都の職人さんと大学生の架け橋となるようなイベントを企画はもちろん、河長さんが抱える伝統的な装飾金物の余剰在庫をアクセサリーとして若者向けにリデザインするなど、伝統産業の後継者不足に対するアプローチや大学生の活躍の場を増やす事を目標に活動していきたいと思っています!・ちゃんす / 京都市立芸術大学 3回生皆さん、初めまして!京都市立芸術大学3回生のぱくちゃんすと申します!大学での活動はもちろん、日常的に絵画やイラストを描いたり、時に依頼を受けてポスター等のデザインをする活動もしています。最近ではアニメーション制作など、とにかく「描くこと」を起点に様々なものづくりを楽しく行っています!京芸作品展での作品自分が作れるもの自体にさほど大きな力が無くても、誰かに届く場所にあることで色々な人同士の新しい会話を生むきっかけになるのなら凄く素敵な事だと考えていたので、今回のプロジェクトを通じて、絵画やイラストなどの作品展示の他、この場所ならではの良さを活かした企画を予定しています!ポップな世界観を楽しんでいただける空間づくりを目指して頑張ります!・みずき / 京都市立芸術大学 3回生皆さんはじめまして、京都市立芸術大学3回生のみずきと申します。普段はデジタルや油絵などでイラストレーションを中心に制作しており、大学では展示や芸祭にて自身のイラストのグッズ販売などもしております。京芸作品展での展示今回のプロジェクトを通じて、SNSや学内以外に多業種・多世代の方が交流出来るようなコミュニティを築いたり、自分のアートを京鳥に還元出来るような素敵なものにしたいと考えています。・ハナ / 大阪大学 4回生はじめまして!大阪大学4年のハナと申します。普段は、インディペンデントマガジン our house Magazineの制作と、hanautaというイベントの運営をしています。どちらも、生まれ育った環境や性別、年齢などの条件にしばられることなく、すべての人と関わりをもつことで生まれる新しい出会いや思考を面白がるということを意識して活動しています。自身が手掛けるマガジン今回のプロジェクトでは、自分自身の活動であるour houseの活動と上手く連携させながら、様々なバックグラウンドを持つ人が集まって、お互いを尊重し合いながら思考をさらけ出すことができる優しい空間と時間を創りたいと考えています!・Rinko / 同志社大学 4回生はじめまして!同志社大学4回生のRinkoです。京都というまちが大好きで、大学で地域社会学を学びながら、西陣の魅力を発信するwebメディア「osanote」のメンバーとして、パン屋さんや喫茶店の魅力を発信中しています。osanote での取材今回のプロジェクトでは、京烏の魅力的な空間を活かして、映画上映会や伝統工芸をコンセプトにした写真展などを企画していきたいと考えています。・茂田 華奈 / 同志社大学 4回生初めまして。普段はhanautaというイベント活動を京都でしています。ふら〜っと遊びに行って、同世代とおしゃべりして、自然と繋がりが生まれるような空間を目指して開催しています。ハナウタの様子今回の参加は、たくさんの人と交流したいと思ったからです。「学生のまち」と呼ばれる京都ですが、実際のところ限られたコミュニティでしか関わらないのが現実です。そのため京烏を通じて他の人との出会いや繋がりを構築できる場をどんどん広げていけたらいいなと思っています!よろしくお願いします。・Runa / 立命館大学 3回生皆さん初めまして、立命館大学3回生のRunaと申します!普段は、「ウラカタの晴れ舞台」をコンセプトに電子廃材を輝かせるブランド " potential " の代表、「へんてこりんでもええやん」をコンセプトにおやさい由来の絵の具「べじからふる」を展開する " Lapiz Private " のワークショップ企画運営部リーダー、京都市内で開催されているリユースの祭典「循環フェス」の実行委員として活動をしています。電子廃材を使ったアクセサリー今回のプロジェクトでは、私自身の活動と連携して、電子廃材を活用したものづくりワークショップに伝統工芸などを掛け合わせた唯一無二のコンテンツを創っていきたいと考えております!・白城アヤナ / 同志社大学 3回生皆さんはじめまして、関西でフリーランスモデルとして活動している白城アヤナと申します。普段は作品撮りやポートレートを中心に、MVや企業様のPR動画、広告モデル、サロンモデル、展示や写真集など多岐にわたり活動しておりますが、中でも着物や振袖の撮影をさせて頂く機会が多く、京都の風情ある街や伝統的文化が大好きです。着物のモデルを務めた際の写真京都生まれ京都育ちの私が、この京鳥の素敵な空間を活かして、京都の美しさや伝統文化を世界に広めていきたいと思っています。自身の経験と発信力を活かし、多くの人々に京都の魅力を伝え、地域貢献を目指して活動していきます。 もっと見る
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