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観劇の機会を守りたい!演劇/微熱少年の『困った割』をご支援ください!

困難な環境にある方の観劇を応援する演劇/微熱少年の『困った割』。経済的に困難な状況にある方、健康上のハンディキャップのある方とその介助者は無料で観劇が出来る取り組みで、多くの方にご利用いただいてきましたが、適当な助成制度がなく、主催者の持ち出しが続いています。この取り組みを続けるためご支援ください。

現在の支援総額

94,000

31%

目標金額は300,000円

支援者数

13

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/13に募集を開始し、 13人の支援により 94,000円の資金を集め、 2024/05/12に募集を終了しました

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現在の支援総額

94,000

31%達成

終了

目標金額300,000

支援者数13

このプロジェクトは、2024/03/13に募集を開始し、 13人の支援により 94,000円の資金を集め、 2024/05/12に募集を終了しました

困難な環境にある方の観劇を応援する演劇/微熱少年の『困った割』。経済的に困難な状況にある方、健康上のハンディキャップのある方とその介助者は無料で観劇が出来る取り組みで、多くの方にご利用いただいてきましたが、適当な助成制度がなく、主催者の持ち出しが続いています。この取り組みを続けるためご支援ください。

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自己紹介

皆さん、こんにちは。演劇/微熱少年と申します。このプロジェクトに興味を持ってご覧いただいたことを感謝申し上げます。

私たちは群馬県東南部を拠点とする演劇ユニットで、劇作家・演出家の加藤真史が主宰し、加藤の戯曲を演出するコンセプトで活動しています。

2019年に活動を開始し、コロナ禍の上演中止などを挟んで、2021年の第一回公演以来、6回の自主公演と1回のリーディング公演、5作の短編ひとり芝居ネット動画、加えて各地での演劇ワークショップなどを行っています。

『縁側アロハより』卓袱台を囲んでビールを注ぎながら談笑する三人。『縁側アロハ』より
左から大竹直・新井聖二・栗原一美、写真:中島沙織

演劇ワークショップの様子、広い室内で30名ほどが熱心に演じる加藤真史による演劇ワークショップの様子

熱心に話し込む医学生と医師、それをのぞき込む髭の病院長『「小医癒病」中医癒人大医癒世』より
左から加藤亮佑(脚のみ)・赤井那帆・新井聖二・荒井正人・久保田雅彦・入内島優奈、写真:宮本雅通
このプロジェクトで実現したいこと

演劇を観に劇場に足を運びたいが、社会的だったり身体的だったりのハンディキャップがあって躊躇してしまう。そんなことがバリアになって観劇の機会を諦めてしまう方がいないようサポートする。わたしたちの公演では、それを『困った割』と名付け、無料でご観劇頂き会場内でのサポートも出来るよう取り組んできました。これまで29名の方と8名の介助者の方にご利用いただいています。この取り組みが続けられるよう、そしてさらに充実したサポート体制を構築できるよう、皆様からのあたたかいご支援をお願いしたいと思っています。

車椅子に座った女性、高校の制服、笑顔


プロジェクト立ち上げの背景

群馬県立館林美術館に滞在し、演劇作品を制作し上演する試みは2022年に始まりました。前年に2020年のコロナ緊急事態宣言で一度は上演を中止した『縁側アロハ』を上演し活動を開始したものの、未だ収束を迎えないコロナ禍でどんな活動が出来るだろうか模索していたときに、同館の開館20周年記念企画展で滞在制作を行っていたアーティストの方から勧められ企画書を持って学芸員さんを訪ねたことで実現した取り組みです。

二人の男性、ワイシャツにサスペンダー、手前の男はマッチに火をつけている『料理昇降機 the dumb waiter』より
左から大竹直・加藤亮佑、写真:岡安賢一

最初の年は大竹直・加藤亮佑による『料理昇降機 the dumb waiter』。滞在期間は2週間、1ステージ40席の4ステージという小規模なものでしたが、全ステージ満席となりました。

この時、『困った割』をご利用いただき観劇された方が6名おられ、次の『「小医癒病」中医癒人大医癒世』(太田市学習文化センター)で11名、そして昨年の館林美術館滞在制作『エレジー』『すべて重力のせいだ』『構造なり力なり』では18名と回を重ねるごとに増えています。(『縁側アロハ』では2名の方にご利用いただいております。)

『「小医癒病」中医癒人大医癒世』より
左から中村ひろみ・村山朋果、写真:宮本雅通

ヨーロッパの多くの国では街の中心に広場と劇場があり、そこは誰もが出入り出来て、体の不自由な人や失業中など経済的に困窮している人は無料で観劇出来る仕組みになっているそうです。それは、演劇が単なるエンタテインメントとしてではなく、社会を維持する文化の一つであるという認識に立ち、広い意味での「福祉」のひとつだという劇場文化のコンセンサスがあるからです。

わたしたちの演劇活動はまちづくりの一環であると考えています。

そうした観点からわたしたちは『困った割』を続けてきましたが、これを支援する助成金・補助金の制度はわたしたちのような小規模の団体には当てはまるものがありません。そのため、ご利用いただける方が増えるのは喜ばしい事なのですが、その分わたしたちの持ち出しも増えることにもなります。これを続けていくには何らかの持続可能な取り組みにしていくための策を考えなければならない、そういう段階に来たのだと考えました。

『すべて重力のせいだ』より
左から村山朋果・酒巻誉洋・大竹直・加藤亮佑、写真:小池舞

わたしたちの『困った割』を利用して観劇に足を運んでくださる方には、車椅子の方、目の不自由な方、知的な問題を抱えた方など、多様な背景を持った方がいらっしゃり、毎公演楽しみにしてくださる方もいらっしゃいます。また、生活保護を受けている世帯の方や求職中の方にも利用していただけることになっています。社会は個人を超えて【健康で文化的な最低限度の生活】を守る仕組みです。劇作家の平田オリザはそれを「生命の次に大事なものを守ること」と言い換えました。それが芸術の役割であり、アートや劇場の文化が社会にリーチするために必要な取り組みだと考えます。そのための取り組みを守り育てていきたい、そう考えています。

現在の準備状況

今年も群馬県立館林美術館での滞在制作と上演を行います。

5月7日から制作を開始し、5月22日から6月2日まで、開館日は毎日公演を行います。

上演予定作品は

『めいく みぃ すまいる、あげいん』
作・演出・音楽音響:加藤真史 出演:酒巻誉洋・栗原一美・村山朋果・田村菜穂・新井聖二・加藤亮佑

『見えないけど、本当のこと』
作・演出・出演:大竹直

素晴らしいキャストと信頼できるスタッフが今回も集まってくれました。

公演フライヤー(公演詳細ページにリンクします)

出演者 左から酒巻誉洋・新井聖二・田村菜穂・栗原一美・村山朋果・加藤亮佑・大竹直

ご予約は3月31日から
カンフェティ【紙チケット】・Peatix【チケットレス】

【スタッフ】
作・演出・音楽音響 加藤真史
美術   濱崎賢二(六尺堂・青年団) 
振付   川田夏実
照明   深町友基(TM Light Company)
照明助手 安田学文
舞台監督 久保田雅彦
当日運営 成澤陽子
映像記録 岡安賢一(岡安映像デザイン)
舞台写真 宮本雅通


リターンについて

3つのコースから選んでご支援いただけます。ご支援いただいた額に応じ『困った割』を利用して観劇できる人数が増えます。ご支援者様が『困った割』でご招待する形式となります。お一人様何口でもご支援いただけます。

・シンプル応援プラン
 お礼のメール
 実施報告メール
 1,000円

・ご観劇招待プラン
 『困った割』でお一人招待するプランです。
 お礼のメール
 実施報告メール
 ご支援者様のご芳名をご来場者に配布する当日パンフレットと記録動画にクレジット
 記録動画のオンライン視聴権(限定公開のリンクを送ります)
 5,000円

・ご観劇+介助者招待プラン
 『困った割』でお一人と介助者様を招待するプランです。
 お礼のメール
 実施報告メール
 ご支援者様のご芳名をご来場者に配布する当日パンフレットと記録動画にクレジット
 記録動画のオンライン視聴権(限定公開のリンクを送ります)
 キャストサイン入り上演台本(製本版・表紙カラー・本文66P)
 10,000円



スケジュールと資金の使い道

・ご支援申込締切 5月12日(日)
 ※ご支援いただいた額に応じて『困った割』でご招待できる人数が決まります。

・『困った割』適用観劇ご招待期間
 2024年5月22日(水)~6月2日(日)
 ※詳しい日程はこちらからご覧ください。

・キャストサイン入り上演台本発送 5月中旬予定

観劇チケット一般:3,500円/席【ご本人様・介助者様共通】
会場内誘導補助要員人件費:2,000円【1公演当たり】
事務手数料(リターン品発送料など)
クラウドファンディング手数料(総支援額の17%+税)
目標金額:300,000円
上記達成の場合
クラウドファンディング手数料:56,100円
会場内誘導補助要員人件費:26,000円【12回公演+公開ゲネプロ】
観劇チケット一般:210,000円÷3,500円=60席
本番12ステージ・1ステージ当たり5席(介助者席含む)の『困った割』ご招待枠を設定出来ます。
残金7,900円を事務手数料に充当させていただきます。

*ご支援いただいた額がご招待数を上回った場合、経費を差し引いて次回公演の『困った割』ご招待費用に回させていただきます。


最後に

繰り返しになってしまいますが、わたしたちの『困った割』を利用して観劇に足を運んでくださる方には、車椅子の方、目の不自由な方、知的な問題を抱えた方など、多様な背景を持った方がいらっしゃいます。そして、この取り組みを利用して毎公演楽しみに来場してくださる方もいらっしゃいます。また、この取り組みは生活保護を受けている世帯の方や求職中の方にも利用していただけることになっています。わたしたちは文化的に生きていく権利を社会によって保障されています。社会は個人を超えて【健康で文化的な最低限度の生活】を守る仕組みです。わたしたちは誰かにとっての「生命の次に大事なものを守ること」を保証することで社会に参加しています。そのひとつが芸術の役割であり、アートや劇場の文化が社会にリーチするために必要な取り組みだと考えます。そのための取り組みを守り育てていきたい、そう考えてこの取り組み続けています。どうかご支援をお願いいたします。




<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

もっと見る
  • 演劇/微熱少年 vol.7 『めいく みぃ すまいる、あげいん』大竹直のひとり芝居 『見えないけど、本当のこと』群馬県立館林美術館での公演を無事に終了いたしました。320名ものお客様に足を運んで頂き、その内『困った割』を利用して6名の方にご観劇をいただきました。皆様のご支援に改めて感謝申し上げます。残りの原資は次回公演の『困った割』ご招待枠に使用させていただきます。また、リターンの動画制作も鋭意進めております。こちらも出来次第、皆様にご覧頂けるよう準備を進めます。引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る

  • 『困った割』をご支援いただいている皆様、ご興味を持っていただいている皆様、いつもありがとうございます。演劇/微熱少年 vol.7 『めいく みぃ すまいる、あげいん』では既に2名の方から『困った割』でのご予約を頂いています。皆様のあたたかいご支援でお招きすることが出来るゲストの方にも、皆様にも、観劇への機運を高めて頂けたらと、公式の宣伝用ビジュアルを着々と更新しています。今回は、今日までに発表した公式ビジュアルを解説とともに一気にご覧頂きたいと思います。公式ビジュアル第1弾公式ビジュアル第一弾はポスター・フライヤー・バナーなどに採用されている花の写真と英文のコラボレーションです。花の種類と色、英文の内容は、本作『めいく みぃ すまいる、あげいん』の物語の世界観の表象になっています。公式ビジュアル第2弾公式ビジュアル第3弾公式ビジュアル第2弾・第3弾はキャストの集合写真です。この撮影日は顔合わせ・読み合わせの日でしたが、それぞれの服装や表情が既に役柄を反映していました。公式ビジュアル第4弾第1弾の花の写真の別バージョンです。通常のフラワーアレンジメントでは中心になる花とそれを補完するアレンジが主流ですが、これは3つの花がそれぞれメインでもありまとまって一つになるようにアレンジされています。トライアッドカラーハーモニーと言います。一度撮影した写真から花の部分だけを切り抜いて、色味を変えてステッカーのようにもう一度貼り直す、という手間をかけています。公式ビジュアル第5弾登場人物の背景に関わるイメージを表現しました。どんな世界観をイメージされたでしょう?後方の街は実際の繁華街の写真をアニメ風に加工しました。答え合わせは作品をご覧になってください。公式ビジュアル第6弾アーバン/サイバーなイメージの男性キャストに対して女性キャストの集合イメージはポップアート風。カラーと並び順、添えられたテキストにも大きな意味があります。こちらは大竹直の作・演出・出演によるひとり芝居『見えないけど、本当のこと』の作品世界観をビジュアルイメージ化したもの。アキレス腱を伸ばす、飲み屋街をうろつく…そんな男の日常が背景となります。よろしければ劇場にも足をお運びください。公演詳細はこちらから もっと見る

  • 演劇/微熱少年 vol.7 めいく みぃ すまいる、あげいん 読み合わせ会では、上演台本の読み合わせのほか、宣伝用写真の撮影や劇中に登場するダンスシーンの振付のキャストへの移しも行いました。舞台監督の久保田雅彦 芸歴40年のベテランの視線の先には…今回、振付を担当するのは川田夏実。普段はストレートプレイ・繊細な会話劇が中心の演劇/微熱少年作品ですが、今作では劇中で登場人物が「踊る」ことが必然のストーリー。栗原一美、田村菜穂、村山朋果、3人のフォーメーションダンスが物語の重要な鍵になります。栗原一美、田村菜穂が川田夏実から振りを移されていて…聴覚や視覚に困難を抱える方にも舞台を楽しんでいただくためのアプローチは様々な取り組みがあると思いますが、字幕表記や音声ガイドなど特別なツールを使わず、舞台に立つ俳優の表現だけでそれを埋められないか?という発想が今作の演出の根幹にあります。舞台上にあるものを100%届けようというのは表現者側のエゴではないか?と、ある方から指摘されたことがきっかけでした。正直、ハッとさせられました。「ポスト・トゥルース」なんて言葉を使わなくても、わたし達は自由に現実を解釈して、新しい事実を創り上げ続けているのだ気づいたからです。その答えの一つが「踊る」という演出につながったのです。自分の振りをさらい終えてフロアに佇む村山朋果その演出や表現が上手くいくかは、まだ確信を持てていません。しかし、表現者が一つのメッセージだけを届けるために作品を創るのではなく、観る方が作品から多様な解釈を引き出すならば、その観方も多様であっていいのだと、そう考えています。(加藤真史) もっと見る

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