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【能登地震からの第一歩】珠洲でもう一度イチゴとスイカ作りたい!!~みなくち農園~

コロナ、奥能登地震を越えて4年ぶりにイチゴ園でお客様にお会いする日々を過ごしているはずでした。令和6年能登半島地震は、農業の継続を難しくしました。施設は壊れ、畑に亀裂がはしり、田畑の水路が壊れました。さいはてのいちごとスイカ農家へ応援をお願いします。

現在の支援総額

7,374,000

77%

目標金額は9,500,000円

支援者数

282

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/04/19に募集を開始し、 282人の支援により 7,374,000円の資金を集め、 2024/07/05に募集を終了しました

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コロナ、奥能登地震を越えて4年ぶりにイチゴ園でお客様にお会いする日々を過ごしているはずでした。令和6年能登半島地震は、農業の継続を難しくしました。施設は壊れ、畑に亀裂がはしり、田畑の水路が壊れました。さいはてのいちごとスイカ農家へ応援をお願いします。

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はじめに・ご挨拶

 皆さまはじめまして、みなくち農園の皆口英樹と申します。現在44歳の私はみなくち農園を引き継ごうと決め、働きだして13年になります。
 令和6年1月1日におきました能登半島地震に際して珠洲市は能登地震でも震度6強と非常に強い揺れによって建物の崩壊や、津波による被害をうけました。そんな私たちにこれを見ていただいているあなた様をはじめ、たくさんのご心配をいただき感謝を申し上げます。私どもはおかげさまで無事におります。断水は続いていますが、少しずつ普段の生活を取り戻すことができるようになってまいりました。はじめての避難生活など大変でしたが励まされ、がんばっているところです。

 みなくち農園は珠洲という、石川県の中でも一番最果てにあり、金沢からでも2時間30分かかります。後継者不足に悩む珠洲ですが、私は悩みながらも珠洲で農業を選びました。なぜなら、ここは、最高の風土があるからです。世界農業遺産にも選ばれているのが何よりの証拠かと思います。

 育てているのは奥能登赤土スイカや、能登大納言、さつまいも、お米などです。本当においしいと思っております。そう思うのには理由があります。ひとつは石川県が加賀百万石というお米の産地で、日本一の降水量が美味しい土壌を支えています。もうひとつは珠洲市が珪藻土の産地で、さつまいもや小豆、スイカなどに適した土があります。この宝のような風土を生かしていきたい。美味しいものを作って、笑顔をもらいたいとがんばっています。

■現在の状況とプロジェクト立ち上げの背景

 いちごの高設栽培システムの倒壊

 収穫目前のいちごの株は全て枯れてしまいました。植え直すにも栽培システムは倒壊してしまい、苗の生産ができないという状態です。例年であれば、約1万本いちごの株でいちご狩りを楽しんでいただいていたのですが、今年は開園できなくなってしまいました。本当に悲しいできごとで、毎年楽しみにしてくれているお客様から悲しみの声をいただいております。
 

 あぜの崩壊

 水田は、へりがくずれています。亀裂や隆起しているところもあります。またパイプラインの破損により水を送ることができません。農道も崩れや陥没しているところが見つかり、修復が必要です。このままでは、水田を耕すことすらままならない状態です。

 高さ70cm、幅50mの段差の出現

 畑も深刻で、大きな段差や亀裂が20か所以上できてしまいました。まずはそこを直すところからになります。

 倉庫が全壊判定

 倉庫は傾いて全壊判定となり使用することができません。お米の乾燥機、もみすり機などの復旧も必要となります。

■このプロジェクトで実現したいこと

 皆口農園は1950年から農家を営んでおり、様々な畑をつくり、おいしいものを作って、皆様に食べていただこうと農家をしております。

 珠洲市に大きな田畑を有しており、東京ドーム約5個分(25ha)で米や能登大納言小豆、スイカ、さつまいもなどを地元の方や県外の方々に、美味しいものを提供させていただいておりました。


・いちご

2010年より珠洲の特殊な地質と気候が、イチゴに適しているのではないかと、イチゴ栽培をはじめました。そして多くのかたにより喜んでもらおうと、そして、珠洲市をもっとたのしんでもらいたいと観光イチゴ園をはじめます。

 この小さなイチゴ農園は多くの方に市内はもとより県外からも足を運んでいただき、多いときはのべ4,000人のお客様に足を運んで頂きました。

 みなさんからの『おいしい!』のお声をいただき、本当にうれしかったです。毎年来てくれる方もおられ、年に一度お会いできることを楽しみにしていました。もう一度この珠洲で、僕の作るいちごで、みなさんのいちごを食べるときの笑顔にお会いしたいです。

 ・スイカ

 2.5haの畑で2000本ほどの苗から小玉スイカ、大玉スイカを約1万個収穫します。

 肥沃な珪藻土、人間が食べられるぐらいに安全な材料を肥料にしてそだてています。おいしい、うまい、を超える食べた人に感動してもらえる味を追求し、今では「夏といえば皆口さんのスイカ!」と言っていただけるようになりました。

 おかげさまで、昨年はふるさと納税でも400件ちかくのお問い合わせをいただきました。

 今年もまた、収穫時期3週間だけの短いされど、うまい夏!を目指しています。

・さつまいも

 珠洲のさつまいもは、その風土や土壌の影響を受けて独特の美味しさがあります。珠洲市は日本海に面し、豊かな海の恵みとさつまいもが育つ時期の温暖な気候が特徴です。この地域特有の環境が、さつまいもの栽培に適しています。

 珠洲珪藻土は植物プランクトンである珪藻の遺骸が蓄積したもので、さらに保水性が高く、さつまいもの育成に適した条件が整っています。

 さつまいもは、珠洲の土地や気候に育まれた独自の味わいを楽しむことができる、私たちの誇りとなっています。特に焼き芋や、干し芋になったさつまいもは、風味絶佳!その美味しさは、地域の人々にとっても愛され、観光客や食通たちからも高い評価を得ています。

お米づくり

 加賀百万石と呼ばれるように、石川県では米作りが盛んです。その中でも、奥能登の風土で育ったお米は里海と里山に囲まれ、厳しく雪深い冬と稲を力強く育てる暑い夏を経て、じっくりとおいしくなります。この寒暖差が良質で旨味の高い食味につながるのです。

■復興への想い

 「能登はやさしや土までも」の言葉にあるように、奥能登珠洲の地での農業の魅力は、その豊かな里山とのつながりにあります。里山の農地で働くとき、季節の移り変わりや自然の営みを感じることができます。種をまき、育て、収穫する過程で、自然との対話や共生を体験します。その中で、土地や作物からの学びがあり大自然の優しさにつつまれるのです。
ですが、里山は放っておかれた大自然では決してありません。

 人が長年にわたり利用し手をかけ干渉することで形成された自然なのです。

 その証が、ホタルの飛翔です。

 里山という人々の暮らしと共にある場の豊かな生態系が、天然のホタルを育てるのです。 コンクリートで固めない護岸、餌となるカワニナの生息、これが私たちが手をかけてきた里山なのです。

 そして、農業は人とのつながりを深めるかけはしにもなります。私たちも、多くの先輩後輩の農家の方々や共同体と協力することでたくさんのことを乗り越えてきました。この強い地域の絆も、里山の保全にはなくてはならないものだと感じています。

 さらに、農業は持続可能な未来を築くために重要です。地球の資源を守り、環境への負荷を最小限に抑えるために、持続可能な農業の取り組みが私たちにも求められています。

 有機農業として魚の粉末から作った肥料を使い、循環型農業として地域の酪農家からの牛のたい肥を使っています。これは、トキの放鳥への取り組みや未来の子供たちへの里山継承へとつながっていくと信じています。


■復興の流れ

・いちご

 いちご栽培ハウスは、家屋が全壊した世帯や一人暮らしの世帯のみなさんに避難所として開放しています。地震発生の1月1日には約50名が身を寄せ合い寒さをしのいでいました。

 現在も10人ぐらいの方が避難生活をおくっています。

 断水が解消され、仮設住宅への入居が決まるなど安心して暮らせる場所が見つかるまで、栽培ハウスは解放する予定でいます。なので、いちご栽培システムの設置は今年の冬ごろの着工を予定し、来年9月に苗を植え付けられるように目指しています。

・スイカ、小豆、さつまいも畑 

 畑の表土をはがし、穴や亀裂かしょに新しい土を入れ、もう一度表土をもどす作業が必要です。
重機をレンタルし、自分たちで修復できるかしょは復旧し、被害の大きい場所は専門の業者にお願いします。

 また、農業用水のパイプラインが破損しており水の確保が必要です。そのため、畑より遠い川からポンプでくみ上げ軽トラックで畑まで何度も往復して水を運ばなければなりません。

・田んぼ

 まずはじめに、あぜが崩れているかしょを戻します。
その後、あらおこし→しろかきと作業が進む予定ですが、しろかきの段階で水が必要です。

 田んぼの農業用水のパイプラインも破損しているので、その修理が間に合わなければ、田んぼ一枚一枚ポンプで水を汲みはる予定です。

・倉庫

 全壊と判定されたので建て変えが必要です。倉庫の設計をしてもらい、業者が見つかり次第着工します。

 米の成長に合わせた肥料の置き場として、収穫と同時に使う機械の設定場所として、さつまいもの熟成庫の調整など大きな倉庫なので、時間がありません。

■支援方法、リターンについて






 5,000円     ・精米一合 
        (珠洲産コシヒカリ)    

 


 

 10,000円   ・お礼の手紙 


 10,000 円   ・精米二合 

       (珠洲産コシヒカリ) 

 

 



  20,000円  ・さつまいも5㎏(珠洲産紅はるか)
        <1月から発送予定>   

    

  20,000円    ・イチゴ狩りチケット2名      
         <2026年4月から予定予定> 
      <チケットの有効期限は2030年です。>


 20,000円    ・ 精米5Kg 
        (珠洲産コシヒカリ)
        <10月から発送予定>


 


 
 30,000 円   ・ 小玉スイカ3玉入り
       (品種 ひとりじめ他)
        (1玉2kg~3.5kg)
       <7月下旬から8月中旬発送予定>
        




  50,000 円   ・小玉スイカ5玉入り
        (品種 ひとりじめ他)
         (1玉2kg~3.5kg)
        <7月下旬から8月中旬発送予定>

         ・ さつまいも5Kg 
          (珠洲産紅はるか)
         <1月から発送予定> 

                                                 100,000円 ・小玉スイカ5玉入り
      (品種 ひとりじめ他)
       (1玉2kg~3.5kg)                   
     <7月下旬から8月中旬発送予定>

        ・ 精米10Kg (珠洲産コシヒカリ)     
                         <10月から発送予定> 

        ・さつまいも5Kg(珠洲産紅はるか)
                         <1月から発送予定>         
           200,000 円     ・小玉スイカ5玉入り
       (品種 ひとりじめ他)
        (1玉2kg~3.5kg) 
       <7月下旬から8月中旬発送予定>  


        ・精米10Kg(珠洲産コシヒカリ) 
           <10月から発送予定> 

        ・さつまいも5Kg
        (珠洲産紅はるか)
        <1月から発送予定> 

        ・イチゴ狩りチケット5名
      <2026年4月から予定予定> 
      <チケットの有効期限は2030年です。>                                 

 ・原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。食品開封前には必ずお届けリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。

 ・天候により発送時期がずれる場合がございます。また、自然災害や悪天候により収穫できない場合は、こちらからご連絡致します。

■スケジュール

 令和6年4月  クラウドファウンディング開始
         畑、農道の修復、農業用水用タンク設置  

 令和6年6月  倉庫の工事費用の本見積    

 令和6年7月  クラウドファウンディング終了

 令和6年8月  スイカ収穫

 令和6年10月  稲刈り、さつまいも収穫 

 令和6年12月 いちご高設栽培設備設置開始

■資金の使い道

 ・いちご       350万円

 ビニールハウスの修繕費           60万円
 いちご高設栽培システムの入れ替え費用  250万円
 いちご育苗システムの修繕費         40万円

 ・田んぼ、畑     100万円

  亀裂、崩落、陥没の修繕費        50万円
  (重機レンタル代、委託費用など)    
  農業用水の確保費用           50万円
  (貯水タンク、ポンプの購入費用など)

 ・倉庫        500万円 

  建て替え費用             500万円

  集まったお金は、補助事業を活用し、自己負担金の一部として使わせていただきます。

■最後に

 ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

 地震が起きたあと、まず命があったことに感謝しました。それでも、次に何から始めてよいのかわからず立ち止まっていました。そんな時に、たくさんの方から心配や応援のご連絡をいただきました。

 何より、

「スイカ待ってます!」

「また、いちご狩りに行きますから!」

の言葉がけは本当に心からうれしかったです。

 地震による被害は少なくありません。しかし、修復できないわけではありません。補助事業や助成金もはじまりますが、すべてをまかなえるものではありません。一百姓には大きすぎる金額になります

 この地震を機に農業をやめる方も大勢いらっしゃいます。

 でもわたしたちは、みなさんからの、心からの「おいしい!」のために、百姓をつづけたいです。そして、いちご園の復興は、珠洲の観光スポットの一つとして復興の光になれると信じています。

 これから先も、百姓という仕事を誇りに生活し、ずっと続けていける基盤をつくっていきたいと思いますので、応援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

 生育状況、復旧工事の進捗状況は、インスタグラム(みなくちいちご園)で報告させていただきます。 

皆口農園

皆口英樹

最新の活動報告

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  • 珠洲市内の公費解体が徐々に進み、街中の風景もかわっていきます。寂しさがつのり、解体されていく様を見ていられない方、涙しかない方も多いです。みなくち農園も全壊倉庫の解体がはじまりました。先代(現役ばりばりの農人)が壮年期に建てた倉庫です。思い出も深く、歴代の機械や資材の搬出には、気持ちの整理も追いつかない日もあったと思います。それでも「自分たちは、新しく始めるための解体だし、悲しいばかりではない」と気丈な姿に感銘を受けました。自分も、農業をこの地で続けていく気持ちを強くすることとなりました。解体されていく時、どんな気持ちになってしまうのだろうと不安でした。が、2日でキレイになりました。解体事業者の方が、とても丁寧に解体してくださり、周囲への配慮や清掃も本当に素晴らしかったのです。おかげで悲しいとかではなく晴れやかな気持ちになれました。担当してくださった解体事業者の方に心から感謝しています。次に担当される現場でも、ケガや事故がなく素晴らしい解体になりますように。 もっと見る

  • 寒い日が続くようになってきました。秋を感じますね。みなくち農園の活動報告が遅くなり申し訳ありません。9月から ・全壊倉庫からの荷物の搬出準備・台風直撃への備え・コロナ感染・豪雨による倉庫浸水・豪雨による田んぼ浸水・豪雨による米関係機械の故障・片付けと、残念な報告活動しかありませんでした。どうしてもこれらを文字にしてお伝えすることができませんでした。文字にして被害を再認識すると動けなくなりそうで怖かったのだと思います。農家としてうれしいことは、収穫です。やっと、さつまいもの収穫ができました。(稲刈りは、泥水をかぶった稲と格闘しながら遅々としています。)この期間も多くの、ボランティアさんのお手伝いやご支援をいただきました。本当にありがとうございました。 もっと見る

  • クラウドファンディングのご支援をいただいた皆様、いかがお過ごしでしょうか?こちらは、おかげさまでスイカの生長が順調で、収穫と発送作業に追われています。そしてお詫びです。リターンのお品(すいか)を発送する前に、活動報告としてお伝えするつもりが発送を終えてしまいました。大変申し訳ございませんでした。どうかみなさまに届くスイカが、割れず甘味の十分なスイカが届きますようせつに願っております。 もっと見る

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