HEIPIストーリー(第4回)
とにかく、手に取ればとるほど見れば見るほど素晴らしい三脚で、見ていて使っていて飽きない三脚なのです。 私もいろいろ商品を扱ってきましたが、『いい商品』というのはこういうのを言うんだなあ、とつくづく思いましたし今もそう思います。
小型軽量スリムと言いましたが、他のトラベル三脚の何倍もの大きなボールヘッドを搭載しているので、総重量は他社のよりも例えば100g重いとかはありますが、ではこれと同程度の剛性感がしっかりしていて望遠機材を取り付けて脚が全くぐらつかない他の三脚と比較したら、他社のはトラベル三脚ではない三脚なので、重量は比ではない、という事になります。
最も、ボールヘッドをはずした重さは、他のトラベル三脚よりも軽いのは当然です。軽くて脚が細いのに他社の物の様に曲がらないって、凄くないですか?カーボンファイバーの革命だと私は思いますね。
でも、そこの所は勿論メーカーは詳しい事は言いません。しかし、HEIPIは今も絶え間なくより便利で機能性に優れた三脚やカメラ周辺機器の研究を行っており、親会社UNI-WAYは品質向上の研究は今まで同様これからも続きます。従って、更に高品質のカーボンファイバーもしくはそれに代わるものが誕生する可能性はあるでしょう。
この日本語で言う「炭素」という物は、我々の世界に豊富に存在する物ですが、材木も炭素、ダイヤモンドも炭素、不思議です。最近、未来が変わる奇跡の素材などと騒がれてる「グラフェン」というのがありますが、これが何層も重なって塊になってるのがグラファイト=鉛筆の芯、と言えばわかりやすいですが、これも炭素の世界です。勿論、結晶の有無で、その特徴も性質も全く異なりますが、私はこの炭素の世界は不思議でおもしろい世界だなあ、まだまだ研究の余地がいっぱいある夢がいっぱいある世界だなあ、なんて思います。
グラフェンがもっと研究されたら、壁に貼り付けてある壁紙が光るから、夜電気(というか照明器具)が要らない世界になるなんて事も言われていて、又グラフェンを上回る素材なども既に研究されてると言いますから、人間てホントに凄いなあとあらためて思います。今回は、かなりテーマがずれてしまいました。次回からは、又、HEIPIは不思議な会社だなあと思う話に戻って、続けていきたいと思います。 《つづく》