5月最初の出動先は千葉市緑区にある「おゆみ野冒険パーク」2015年から月1くらいのペースでうかがっているところだけど、世代交代を重ねて今は幼児さん〜低学年の子たちがメインの遊び場なんだよね。プレーカーの中にはロープとか、工具とか、コマ・けん玉とか、シャボン玉セットとかたくさん積んであるんだけどちょっと様子見からスタート。最初に道具を全部出してあれもこれも用意しちゃうより、こどもたちの様子をみたり話したりしながら『今日はこれがしたいんだよね』を（こどももオレも）見つけ出す方が好きなんだよね。朝イチは「ままごと」してる女子たちがいて土や泥を使って世界を築いている模様。ブランコを作りつつ、ままごと女子たちと探り探りの会話を展開。（月１だから最初は距離があるのよ）「めがねくんもままごとやる？」「めがねくんはお父さん役ね」「〇〇ちゃんは『ゆいちゃん』って名前で、〇〇ちゃんは『ゆきちゃん』って名前だから、めがねくんは・・・『もり』ね。森の人だから！」なんていう最高な会話をしつつ、遊びのきっかけにと用意していた土粘土をままごとメンバーに披露させていただく。土の感触というよりは土を金槌で叩いてほぐすという工程にハマる女子たち。バシバシと金槌を振るうごとに関わりと笑顔が増え、久しぶりのブランクが埋められていく。持参した土粘土の量が少なかったから全員が満足いくだけの創作を果たせたわけではないけど、その不自由さ不便さが良いよね。だって「土粘土、もっと欲しいな」「この公園にもあるかな？」「土を掘ったら出てくるかな？」「あっちの斜面の下にあるかも？」と、こどもたちの心が広がっていくから。創作を終えたあと、土粘土を探す旅に出発。園内を歩き回り、坂道を駆け上がったり滑り降りたり、草木の匂いを感じたり、薮の向こうの未知の生物に思いを馳せたり。この寄り道しまくりなプロセスこそが『遊び』だよね。土粘土が見つかるかどうかとか、土粘土をこねた物が作品になるかとか、結果じゃなく過程こそが遊びの一番良いところなんだよな。何かになったら嬉しいけど、何にもならなくても価値があるってのが遊びの肝なのよ。この後、ロープで遊びを広げたり工作したりドッヂボールしたりと面白いことがイッパイなんだけど、今回はこの辺で。めがね