今回は千葉市花見川区にある一本松公園で活動している「マクハリプレーパーク」。2015年の立ち上げの時から関わっているプレーパークで、地域の小学生たちの放課後にスポットを当て、放課後を自由に好きなことをしながら過ごせる場所づくりにずーっと取り組んでる場所なのよ。他のプレーパークに比べて特徴的なのは、父ちゃんたちが中心になって遊び場づくりを始めた場所だってこと。なんかいいよねー!今日の千葉市は朝めーっちゃ雨が降ってて、でも午後には快晴っていう不思議な天気。プレーパークのコアタイムには雨が止んで気持ちのいい気温ではあったんだけど、でも地面は湿り気味。まぁそんな時もあるよ。遊びに来てる子が主催者の方に、「プレパの日が雨だったらどうするの?」って聞いてて、主催者の方が「まぁ雨の中で遊ぶよね」って言ってるのがステキでした笑さて、なんだか毎回似たような報告になるのがちょっとウケるんだけど、今回のマクハリプレーパークでも人気だったのは工作。いつもは結構ロープ遊具づくりとか、シャボン玉・コマとかでも盛り上がるんだけど、今日は工作の日でした。まぁそんな時もあるよ。かっちょいい作品を数ヶ月にわたって作り続けている男子がいるんだけど、彼のものづくりを見ていると真似したくなる子が続出するのね。彼の真似をすべく、今日初めて工作にチャレンジした子がいてさ。木材を切ろうとするんだけど、ノコギリを3秒くらい動かしてから めがねを見て「あーこれ、難しいなー!難しいなー!!」って言うのよ。もちろん めがねからは、だよなーめっちゃ難しいよなー と一言。すると、「いやいや、めがね これ難しいのよ。見て!こんなに太い木だもの!」もちろん めがねからは、だよなー太くて大変そうだもんなー の一言。すると「なんで分かんないかな!代わりに切ってよー!切ってよーー!!」この会話、ウケるよね笑もちろん自分で切るんだぜって伝えられ、彼は自分で切れる薄い板を探しに倉庫へGO。最終的には彼なりのこだわりを詰め込んだ作品が出来上がり、17時のプレーパーク閉園時には「やべーこの出来!工作、ハマるー!!」と叫んでいました笑あとなんかハルキゲニアみたいなやつとか、オサレキーホルダーとか、子どもたちのイマジネーションが爆発しカタチになっていたのがちょー良かったぜ。
今回は千葉市稲毛区の宮野木中央公園で活動している「いなげプレーパーク」へ。2017年から動き出したプレーパークで、「地域の保護者の方々」というよりは「こどもたちに豊かな遊び環境を」と願う有志で集まって開催している遊び場なんだよね。開催日が不定期だった立ち上げ当初は幼児や低学年だった子たちも、もう中学生になりなんだか見違えるよね笑 今では最初の時ほど会えなくなったけど、長期休みの時とかに変わらず姿を見せてくれるのが嬉しい限り。普段の遊び場はというと、近隣の小学生たちが放課後に集う遊び場でさ。ロープで遊具を作ったり、工作したり、火起こしや焼きマシュマロをしたり、なんていう過ごし方がメイン。放課後の短い時間なのに子どもたちは遊びにくるし、短時間だからこそ「遊びたい!」って気持ちを前面に出して来るのがまた良いよね。この時は15:30ごろに自転車で「おーーーーい!!」と遊び場めがけてやってくる常連の子たちがいて、ロープ遊具や焚火に群がって遊ぶわけ。そのうち1人の子がはっとしたように「いま何時?」って聞いてくるのよ。今は・・・15:45くらいだなと伝えると、「よかったー!まだあと15分遊べる!17時から塾だから、16時にはここを出なきゃいけないんだ」とのこと。いやいやちょっと待ってよー!遊びに来たの、15:30だよ?30分しか遊べないの?その30分の遊び時間をプレーパークで使いに来たの?こどもたちの中から3間(時間・空間・仲間)が失われてきていると言われて随分経ちますが、まさに遊び時間がどんどんと減っちゃってるのを見せつけられた気分。忙しいのは大人だけじゃなく、こどもたちもなんだよな。塾や習い事にも良いことがたくさんあると思うけど、同じくらい自分の好きなことができる遊びの時間も大切にされて欲しいと改めて感じました。大人だって、ワークライフバランスが大事なんだからさ。こどもだって、have toとwant toのバランスが大事にされると良いよねー
今回は千葉市若葉区にあるプレーパーク「わくわくの森おなりだい」へ。こちらも2015年の立ち上げの時から一緒に遊んでいる場所。小学生が多いけど、中高生世代の子も顔を見せてくれる遊び場。なんと、立ち上げ当初遊びに来ていた子がボラスタッフのように関わってくれるようになり、今遊びに来ている小学生たちの遊び相手や大人たちの話し相手になってくれている、世代の循環がすでにあるんだよね。こーゆーのが、「居場所になる」ってことだよなぁ。今日の遊び場は、常連の子が言った「今日は母の日じゃん。去年は一緒に作った小物をプレゼントしたけど、今年はなにを作ったらいいかな?」で、工作の日に。基地を作るような大型の工作?から、先月から続く木のナイフづくり、そして母の日のプレゼントである小物づくりまでよりどりみどり。そのどれもがエピソードいっぱいでどれをピックアップするのか悩むんだけど・・・先月のプレパでスタートした木のナイフづくりかなぁ。これを作ってるのは中学生女子なんだけど、すごい丁寧でこだわりの一品なのよ。彼女が遊びに来てすぐ「この前のナイフ、どうなった?」って聞いちゃうくらいすげー時間かけて作っててさ。「ナイフどう?」って聞いたら『ニコニコッ』って音が聞こえるくらいの笑顔で作品を見せてくれて。「細部にこだわりたいところがあるから」と今日も作業続行の様子。彼女のその姿勢と作っているナイフのクオリティで小学生男子たちが続々と真似してて、それもまた良いのよ。1時間くらいしたところでさ。「めがね・・・」って真剣な声。「ボンド持ってない?」「ヒビが・・・」って。木を薄く削ってる作業中に真ん中で折れちゃったみたい。あいにく木工用ボンドしかなく応急処置しかできず。それでも落ち込んだ様子は見せずに、後から来た友達と合流して笑顔で運動系の遊びにGO!でもやっぱり気になるよね。時々ナイフの状況を確認し、さっきより優しく削れる道具を使って手を加えてみたりする。くっついたかな?まだかな?でも削りたいし整えたいな。あっ!もう一度折れちゃうナイフ。ショックなんだろうけど、またボンドでくっつけて、今度は触らないように遠くに置いて、そしてまた別の遊びへ。一生懸命作ったものが壊れるのってすごくがっかりするけど、それによって起きる感情の波をきちんとコントロールして、友達との遊びは遊びでちゃんと楽しく遊べる彼女の折れない心に、密かに感動しためがねでした。レジリエンスだね!