NPO法人GROADが輩出した現代版薩摩スチューデントのご紹介です。
今日は、2017年春にタイに渡航した、
鹿児島大学水産学部3年(参加時点では大学1年生)の鈴木涼良さんをご紹介します。
(写真左)
・なぜ参加したのか。
大学入学後にイベント主催等の興味関心のある様々な活動に取り組む中で自分が本当にやりたいことがわからなくなり悩んでいたときに募集の情報がありました。このインターンシップを経験することが、自分やりたいことを見つけるきっかけになり,出会いや経験が自分の可能性をさらに広げ成長につながると強く思い、参加することを決意しました。
・事前研修を通して
ワークショップを通して、なぜこの海外インターンシップに参加するのか、という問いにひたすら向き合い続けました。問いを立てて向き合い続ける大切さに気付きました。
鹿児島のお茶について何も知らなかったけれど、たくさんの思い・愛・魅力がつまった商品が鹿児島にあることを知り、鹿児島で働くことに魅力を感じました。
・現地での活動について
次期 NPO 法人 GROAD の代表(2代目)になることが決まっていたので、タイ在住の日本人の方々にお会いしながら,次のステップにつながる新しい何かを見つけようと思い渡航しました。
紹介から人脈が広がり,旅行会社や居酒屋を企業した方々,鹿児島県人会,熊本県人会,駐在員,日本国大使館の方、総勢 60 名の方にお会いすることができました。NPO 法人の代表と兼任のサークルの部長として,100 名以上の組織をまとめていく上での悩みや,経営方針や理念の立て方,マネジメントについて相談をしました。
また、タイと鹿児島のラグビーチームの試合が開催され,鹿児島から応援のために来られた森市長,県庁,市役所の方々,鹿児島県内企業の方々にもお会いすることができました。
その中で,鹿児島のお茶を配ったり入れたりすることで,鹿児島茶の知名度向上に努めました。企業訪問した際に従業員のタイ人にお茶を配り,道行く人に試飲してもらうことで,日本人の方にお会いすることをきっかけにタイ人の方々にもお茶を飲んで頂くことが日に日に増えました。
人脈は自然と広がるもので今回のインターンを通しての出会いは私にとって大きな財産となりました。
(鹿児島県人会の方々と)
(日本国大使館を訪問)
・インターンを通して、気づいたこと・学んだこと
このプロジェクトが始まる前までは何か得られるのではないかという期待をしていたが,実際には得られるものよりも気づかされる方が多かったです。
一番気づかされたことは、私は人の中でしか学べない、だからこそそばにいる仲間を大切にしたいということです。一緒に活動している仲間が鹿児島にたくさんいること,インターンに関わってくださったすべての人や家族など私の周りにはたくさん支えてくださる方々がいて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。鹿児島に戻ってきた今,一番やりたいことを本気で仲間と楽しくやっていきたいという思いがより一層増しました。
・海外インターンの経験を得て、今どんなことに挑戦しているのか。
海外インターンシップはあくまでも「出発点」だったと振り返って思います。
タイに行って1年たった今、一人一人が意志をもち挑戦できる環境を創っていきたいと思っています。
そのために、挑戦すること、企業さんと出会い働くことについて考えることを実践するきっかけをより多くの学生に経験してほしいと思い、NPO法人GROAD2代目を引き継ぎ、19人派遣のプロジェクトを進めています。