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アメリカの移民の話
トランプ大統領による不法移民対策は、日本のニュースでもよく取り上げられています。
これが善か悪かということではなく、
カリフォルニア州という、アメリカの中でも特に移民が多い場所で私が感じたことを書きます。
私は3ヶ月間、アメリカでヘルパーを雇って介助をお願いしていました。
ある日、昼飯のパスタを食べさせてもらっている時に、
彼女も不法移民であることを教えてくれました。
20歳の時に、グアテマラからメキシコを縦断し、アメリカの国境を超えたそうです。
他の不法移民と同じように彼女は高額なお金を払い、
国境を越えるサポートをしてもらいました。
湖を泳いで渡り、1ガロンの水とパンだけを抱えて砂漠を4日間歩きました。
当時40kg程だった華奢な彼女は、街にたどり着く直前で気を失ってしまったそうです。
ただ、一緒に国境を超えた仲間に助けられ、
なんとか最後まで辿り着けたんだと言っていました。
途中の湖で溺れたり、砂漠の夜の寒さに耐えられずに亡くなった人も沢山いたそうです。
その後、彼女は亡命申請を行い、
ID取得や就労許可といった生活するのに必要な手続きを済ませました。
他にも、母がメキシコから不法移民として来たという男性とも話しました。
「母は当時のことをよく教えてくれたんだよ。ただ、その話をする時はいつも泣いてたよ」
と話した彼は、16歳以下の移民向けのプログラムによって、
ID取得や就学、就労が可能になりました。
しかし、彼はこのプログラムの規則によりアメリカを出国できません。
「俺いつか日本に行きたいんだよ!もしアメリカ人と結婚したら日本に遊びに行くね!」
と彼は言っていました。「その時は俺が案内するよ!」と私は彼に伝えました。
この2つのエピソードは、「不法移民」という問題に対する私の見方を、
「ニュースで聞いたアメリカの問題」から、
「友人が体験した痛みと感情を伴う過去」に変えました。
この経験は、このタイミングに、
そしてカリフォルニア州という場所にいなければ感じられない貴重なものでした。
特に政治的な問題提起がしたいわけではないですし、不法入国はもちろん違法です。
でも、わたし思ったんです。
善か悪か。白か黒か。
最近そういう視点で物事をよく考えてたかもなーって。
でも、そういう視点だけではなくて、
安易にカテゴライズしないとか、
その人の背景を想像するとか、
問題の根幹はどこにあるのかを考えるとか、
そういう視点や想像力が大切だと気付きました。
これからも色んな経験をして、
たくさん考えて、自分の言葉にできるように、引き続き研修がんばります!
なーんか、すごい長くなっちゃいました。笑
最後まで読んで頂いた皆さん、ありがとうございました。
さて、新しい動画をアップしました。ちなみに内容は、移民とは全く関係ないです。
ぜひご覧ください!
【障害者のアメリカ研修】#22 ワシントン観光して帰ろうと思ったら、またハプニング。
引き続き、応援よろしくお願いします。
八木郷太



