寿司屋創業4代目が、「副業すし職人」育成へ!失われゆく寿司文化を守る【伊豆下田】

2024年10月ごろに静岡県下田市で寿司職人育成の場となる立ち食い寿司店『寿しらぼ三◯二』をオープンさせます。店舗運営やイベントの開催、子ども食堂等を通して見習い職人の実践を積む場となるだけでなく寿司について学べるコミュニティスペースとしても活用していきます。

現在の支援総額

3,024,000

151%

目標金額は2,000,000円

支援者数

137

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/09/13に募集を開始し、 137人の支援により 3,024,000円の資金を集め、 2024/10/13に募集を終了しました

寿司屋創業4代目が、「副業すし職人」育成へ!失われゆく寿司文化を守る【伊豆下田】

現在の支援総額

3,024,000

151%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数137

このプロジェクトは、2024/09/13に募集を開始し、 137人の支援により 3,024,000円の資金を集め、 2024/10/13に募集を終了しました

2024年10月ごろに静岡県下田市で寿司職人育成の場となる立ち食い寿司店『寿しらぼ三◯二』をオープンさせます。店舗運営やイベントの開催、子ども食堂等を通して見習い職人の実践を積む場となるだけでなく寿司について学べるコミュニティスペースとしても活用していきます。

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~~~~10/2 追記~~~~~
【ネクストゴール:支援者数100名様】

皆様の温かいご支援のおかげさまで10/2(開始20日目)に目標の100%を達成することが出来ました。
心から感謝申し上げます。


多くの方にプロジェクトにご興味を持ってくださり大変嬉しいです!


本文にも書いてありますが
寿しらぼ三〇二はただの飲食店ではありません
すしについて様々な角度から学ぶ「らぼ」です。

つくる人、たべる人だけでなくすしや魚に興味がある人の交流の場にして行きたいと思っております。


引き続き皆様のお力をお貸し頂き、寿しらぼに関わる人を増やしていきたいと思いますので、ネクストゴールの支援者数100名様に向けてシェア、拡散にご協力いただけますと幸いです!


★緊急企画★ファーストゴール達成記念として、特別イベントリターンを追加しました!
10月13日(日)、東京の高円寺にて限定15名のビール&寿司イベントを開催させて頂きます。詳細は下記のリターンの内容を確認いただけますと幸いです。













皆様初めまして。当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます!
植松隆二と申します。

静岡県下田市出身の33歳、実家は1936年から続く寿司屋『美松』を営んでいます。
僕はその代目、今年で創業88年目です。


下田と言えば、ペリーの黒船来航で有名です。
それ以外にも、下田温泉や水質AAランクの伊豆白浜海岸、爪木崎など、素晴らしい自然と海のアクティビティが楽しめるリゾート地でもあります。

さらに、新鮮な魚介類を使った刺身やお寿司、金目鯛の煮付けも絶品!温暖な気候なのでフルーツや野菜も美味しい。地元食材を活用した料理をいろいろ楽しめるので、ぜひ一度皆様にも訪れてほしい自慢のまちです。



そんな下田で私が、実家の美松寿司とは別に、
新たに「寿しらぼ三◯二」という場所をオープンすることを決意しました。



ここは寿司屋ですが、ただの寿司屋ではありません。

寿司職人として1~100まですべてを学ぶための、下積み修行の場でもありません

授業料を払って短期間で学ぶ寿司学校でもありません


下田を拠点に、

副業寿司職人という新しい働き方の提案をし、

いきなり実践で経験を積めて

かつ本格的な寿司握りを習得できる場が、

寿しらぼ三◯二です。


寿司を自分で握れたら、絶対楽しい!

これを読んでいる皆様も、一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。


寿司を通して、みんなが自分の可能性に出会う実験を。

どうせやるなら、仲間やお客さんとのつながりも楽しみながら

多様な挑戦をみんなで楽しむ場所に。


一言でいうとここは、寿司と出会いのクリエイティブスペースです。



現在下田では年々寿司店が減少しています。残っているお店も高齢化が進み後取りもほぼいない状況。近い将来、街の寿司店がなくなってしまうかもしれない。


港町として、観光地として、あまりにも寂しいと感じました。


本業として寿司職人になる人は、有名店で修行を積むことでしょう。寿司学校に通う生徒さんたちは、卒業後は海外志望の方が多いと聞きます。

つまり、僕のように後を継ぐ場がある人以外は、下田のようなルーツのない田舎の地で、わざわざ寿司職人になる理由がないのです


そもそも寿司職人になるには、寿司店を経営することは、本業として修行を積む道しかないのか。。。?

このような疑問から今回、新たな挑戦(実験)をすることになりました。


〜❶寿司業界の現状を知った修行時代〜


僕がこの事業を始めようと思った原点は、下田から上京し寿司職人として働き始めた年(18歳頃)まで遡ります。

昔から、寿司業界ではこんな格言がありました。
上京前からよく耳にしていたので、覚悟を決めて初日を迎えたことを今でも覚えています。


当時から、職人として一人前になることを目指す一方、実家の美松の後継ぎとして経営者でなければならないという考えも持っていました。そのためこれらの格言以外にも、寿司屋を経営していくために別の視点も必要である、と思っていました。


修行を積み始めて数年が経った頃、とある転機が訪れます。

短期間で学ぶ寿司学校の卒業生と生徒で経営する『鮨 千陽』さんがミシュランガイドに載ったのです。
今まで当たり前のようにあった寿司業界の格言とは、反した出来事でした。

それに対し、ホリエモン(堀江貴文さん)が『寿司屋に修行はいらない』と発言し、寿司業界で賛否両論が巻き起こりましたが、僕は非常に感銘をうけました

修行制度を否定するわけではありませんが、自分は ”銀座のような地” で ”一流と呼ばれる世界” で勝負するのではなく、過疎地域に指定されるほどの田舎町で商売していくことを決めていたのです

一流の仕事を身につけて行くことと、商売として続けていけるための努力は、同じくらいか、もしくはそれ以上に大事だと考えていました。


『寿司職人になること=全ての仕事が一人前にできる』というイメージを、多くの一般の方も持っていると思います。しかし実際に修業先では、板場に立つ職人・裏方として仕込み等を担う職人で、役割分担がはっきりしていました。


全ての仕事を覚えるには時間もとてもかかります。僕は、寿司を握ること”だけ”ができる人も寿司職人と呼んでいいのではないか?と考えるようになりました。



〜❷下田の課題と可能性を知った帰省期間〜

一軒目の修業先から二件目の修業先が決まるまでの間、繁忙期の下田の現状を知るため一時帰省し、美松の手伝いをしました。

この時期僕は、『後を継ぐということの意味』『観光地としてのあり方』に向き合ったのです。


三代目の努力の甲斐もあり有難い事に常連のお客様も多く、観光客からも選んでもらえるお店となり日々忙しく営業していました。


しかし、小さい店のため1日に受け入れられるお客様の総数は上限があります。
何組もお断りする日が続きました。周りの人気飲食店も同じような状況と聞きました。

下田はそのほかの地方と同様、人口減少、高齢化に悩まされ、飲食店も減少。

町寿司店だけでもピーク時の三分の一になりました。

跡取りのいないところも多く、このまま何も手を打たなければ、豊富な魚介類が売りの観光地下田で「お寿司が食べられない」という未来がもうすぐそこまで来ていたのです。


「下田の寿司店の中で、 自分の次に若い職人が、三代目の父 」ーーーー。美松の繁盛ぶりを見て田舎でも自分が食べて行く程度ならなんとかなりそうだ!という可能性も感じました。しかし同時に、「未来につないでいく」ことを考えると深刻な課題でした。


また、大きな問題は閑散期にありました

「オフシーズンは生活が厳しくて、日雇いの仕事をしているんだよね。」

下田のサービス業に関わる数名からからこんな言葉を聞きました。
オンシーズンは繁盛店でも、閑散期になると副業をしていかないと続けられないのが観光地・下田で事業を営む皆様の実態でもありました。


家業を継承していくということは、文字通り継ぐことだけではうまく商売として続けられない


地元の食材を求める観光客に対してサービスが行き届かない現状では、旅行の満足度が低下してしまい、再訪してもらえる可能性も下がってしまう。


一観光地の、一店舗の人間としてどのように行動していくべきかを考える帰省期間となりました。



〜❸「出張すし職人」という仕組みとの出会い、
大反響の「握り体験」、皆様の声から「副業寿司職人」構想へ〜 


下田の一時帰省期間が終わり、僕は再度東京で約5年間の寿司屋経験を積みました。ここで僕は、「ケータリングサービス」に出会いました。


ケータリングとはネタとシャリをお持ちし出張先で寿司を握るサービスです。

ここで新たな気づきがありました。出張すしはお祝い事にご依頼いただくことが多かったのです。「観光」ではなく、「お祝い」として本格的な寿司を自分たちのプライベートスペースで楽しめる。

僕は、これは閑散期の下田においても活かせると考えました


そして、出張すしの一環で行っていた寿司握り体験で、もう一つ新たな気づきがありました。想像以上に反響があり、体験した方も、そのお寿司を食べた人も皆とても喜んでくださったのです。


そこで僕は、二軒の修行を終えたのち下田に帰り、出張すしと寿司握り体験を開始したところ、同じように大反響を得られました。


今夏で丸3年。
ありがたいことに予想通りお祝い事を中心にオフシーズンにもお客様をからご依頼を受けています。以前より懸念していた閑散期の売上減少問題は緩和してきています。


中でも、僕の想像を超えた範囲で広がっていったのが、寿司握り体験でした


・もっとたくさん握りたい

・もっと上達したい

・思っていたより上手に出来たし美味しかった!

という多くの声を、体験者から頂きました。


中には、

家に帰って寿司を握り、家族にとても喜ばれた方

・毎月のようにホームパーティーを開催して友人を寿司で楽しませていた方

自分で握り体験会を開催する方

などなど、自分の想像を超えた範囲で広がっていったのです。

修行を積んだ職人以外の人が握った寿司でも、食べる人との関係性があれば喜んでくれる人がいる(需要があるの)だと発見がありました。


こうして、僕はひとつの仮説に辿りつきました



寿司職人になるためには何年もの修行を積むことだけではない道があってもいいのではないか。
こうして僕は、寿しらぼ三〇二の構想に辿り着きました。



❶下田を拠点に副業寿司職人という新しい働き方の提案をし、見習い職人たちの実践の場を創るために、寿しらぼ302の概要は以下の4つにまとめることができます↓
  



❷そして、職人育成の特徴も、新しい仕組みを採用し、楽しみながら学べるものとなっています↓


『寿司職人になること=全ての仕事が一人前にできる』でなくてもいい。

寿しらぼ三◯二では、はじめに握り方を学びます。通常の修行制度の真逆の過程で、職人育成します。

最初から全てを身につけるために修行するのではなく、接客や握ることが得意な人は板場に立つための勉強をし、魚を触ることが好きであれば仕込みを学べばいい。



❸学ぶ過程は真逆でも、身につける技術が一部でも本業としても活躍することも可能であると考えています↓


❹最後に、お客様にとってのメリットもご紹介します。
素人が握って大丈夫なの?と思う方もいらっしゃると思いますが、寿司職人である僕が仕入れや仕込みを行うことで一定のクオリティーを担保しますのでご安心を!

そして、お堅いイメージの寿司屋を覆し、副業寿司職人さんの「成長過程」を一緒に楽しんだり、人柄や寿司以外での「つながり」を価値としてもらうことで、寿司屋に入るハードルも下がります。

副業寿司職人は技術を学びながら収入を得ることができる。

お客様はプロが仕込みをしたネタを通常よりリーズナブルに食べることができる




僕は、寿司を握る楽しさを知ってもらうことや、寿司職人という存在を身近にしたいと考えで新たな活動を始めました。

同時にもしかしたら、副業寿司職人の活躍次第では、以下の3つの課題の解決にもつながるのではないかとも考えています。


❶下田観光客の寿司需要へ応えられない問題

寿司職人を通常より早く育成することで繁忙期の需要増に対する供給を賄うことが出来る?


❷寿司屋の人手不足・後継者不足問題

地元繁盛店へヘルプに行くことも可能になり、うまく行けば後継ぎになれる?

❸ベテラン寿司職人のセカンドキャリア問題

セカンドキャリアとして寿しらぼの講師になることで、

店舗経営の全てを担うことが出来なくなっても技術を生かして仕事が出来る?




未来の仲間たち(副業寿司職人の皆様)に伝えたいメッセージを、下記にまとめました。



僕は幼少期から寿司職人になりたかったわけではない。

ただ、代々続く寿司屋に生まれていなければ寿司職人にはなっていないと思う。

きっと心のどこかで、今まで繋いで来たバトンを受け、そして次に想いを繋げて行くのは自分なんだと無意識的に感じていたのだと思います。

ここでの”つながる”というのは、お客様や副業寿司職人、
寿しらぼ構想段階からサポートして頂いた多くの皆様との今の繋がりだけではありません。

過去から歴史や文化をつなぐ、未来へつなげて行くという意味も含みます。

僕は今も昔も人の繋がり、ご縁を大事にしています。
すしを通じてどのようなつながりが生まれるのか。。。!?

あなたも、この「実験」の仲間になりませんか?

副業として職人になる方の本業とのコラボチケットや、関係者とのコラボリターンを始め

・新店舗で使えるお食事券。

・地元の子どもたちへのギフト券

・職人をご自宅やオフィスに呼べるケータリングサービス

・マグロ解体ショー

などの返礼品をご用意しております。



9月初旬ごろ : 店舗着工

9月二週目  : クラウドファンディング開始
10月初旬ごろ: 内装工事終了、保健所営業許可

10月初旬ごろ :  工事終了次第、新店舗オープン。
10月中旬    : クラウドファンディング終了。リターン発送。


【支援金の使い道】

・店舗改装工事費:約300万円

・設備費:約300万円

・広告宣伝費:約50万円

・手数料(17%+税):37,4万円(目標達成時)


~寿司と出会いのクリエイティブスペース~今回の事業における新店舗は『寿しらぼ302』と名付けました。

「寿し」は「めでたい、祝い、いのち」の”寿”を強調し、

「らぼ」は「新たな寿司を研究する場」

「302」は実家の屋号である「美松(ミマツ)」から取りました。

僕自身約15年間寿司職人として活動して来ましたが、まだまだ勉強する事も多いです

家業を継ぐために一人前の職人としてやって行く中でも今後も様々な試行錯誤を繰り返して、すしに向き合って行くことになります。

同時にこの寿司の文化を、下田の文化を次世代に引き継ぐ事も考えなくてはいけません。


これから一緒に働く見習い職人さんたちもそれぞれ理想の”すし”を探し求めて自分なりのすしのカタチを見つけて欲しいと思います。


一緒に理想のすしを探していきましょう!

最後まで目を通していただきありがとうございます。
ご支援のほどよろしくお願いいたします!


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • ・店舗改装工事費:約300万円 ・設備費:約300万円 ・広告宣伝費:約50万円 ・手数料(17%+税):37,4万円(目標達成時)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 11月8日オープン!

    2024/11/03 00:16
    クラウドファンディングにご支援いただきました皆様、改めまして心より感謝申し上げます。リターンの個別連絡が遅れておりますが、順番に対応しておりますので今しばらくお待ちいただけますと幸いです。すでに、美松のお食事券(※美松営業日にいつでもご利用できます)のご利用者数名と寿司体験などリターンなど対応しております。さて、今回は寿しらぼ㊂◯㊁のオープン日のお知らせです。先日伊豆新聞にも掲載していただきましたのでご承知おきの方もおられると思いますが11月8日から寿しらぼ㊂◯㊁をスタートさせます!!!一部未完成の部分もありますが、走らせながら改善していきますので、職人さんの成長と共に変化も楽しみながら寿しらぼ㊂◯㊁を応援していただけたら幸いです。(※予約を取らないスタイルで営業していきますが、全ての支援者の皆様には新たな特典として初回限定で優先的にお席をご用意させていただきたいと考えております) もっと見る
  • みなさま、こんばんは。ついに最終日を迎えました!想像以上にたくさんの方にご支援いただいて、ありがたい気持ちとプレッシャーを感じて正直胃が痛くなる日々を送っています。笑これから起こることは全部楽しみですが、まずはお店のオープンまであとわずかなので突っ走っていきます。引き続き応援よろしくお願いいたします! もっと見る
  • 皆様の温かいご支援のおかげさまで10/2(開始20日目)に目標の100%を達成することが出来ました。心から感謝申し上げます。多くの方にプロジェクトにご興味を持ってくださり大変嬉しいです!本文にも書いてありますが寿しらぼ三〇二はただの飲食店ではありません。すしについて様々な角度から学ぶ「らぼ」です。つくる人、たべる人だけでなくすしや魚に興味がある人の交流の場にして行きたいと思っております。引き続き皆様のお力をお貸し頂き、寿しらぼに関わる人を増やしていきたいと思いますので、ネクストゴールの支援者数100名様に向けてシェア、拡散にご協力いただけますと幸いです!★緊急企画★ファーストゴール達成記念として、特別イベントリターンを追加しました!10月13日(日)、東京の高円寺にて限定15名のビール&寿司イベントを開催させて頂きます。詳細は下記のリターンの内容を確認いただけますと幸いです。 もっと見る

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