※閲覧注意
ゲーム内容のネタバレを含みます。内容を知る事でゲームをプレイできなくなる可能性があります。
お決まりの警告文を形式的に書いたものの、気にせず読んで下さい。
いろいろ調整中。とりあえずできてる分書いていきます。
神経衰弱ルールで作った地図に駒を進める双六。
ディーラーが操る夢魔から逃走し現実へと覚醒するチェイスシナリオ。
エモクロアTRPG DREAM SALVAGE
●テーマ
朧な夢の記憶を復元するタロットカードゲーム
●ストーリー
どんなに鮮明だった夢の記憶も、目が覚め時が経てば曖昧に消えてしまう。
あなたは幽かな記憶の残滓を頼りに、失いかけた夢の記憶を復元しようと試みる。
●プレイ人数
1~4人程度
●共鳴者設定
眠り夢を見る生物を推奨。ディーラーの裁量で柔軟に。
ロスト共鳴者でもプレイ可能。
複数人でプレイする場合、一つの夢を共有する他者、友人同士、一人が作り出した夢の中の人格、等と設定する。
●準備
神経衰弱を完了させる。ホームの遊び方の記事を参照。
・救済措置
神経衰弱は手詰まりになり路が繋がらなくなる可能性がある。
その際、共鳴値を上げ、その数の分だけ表になっている札を再び裏返す事が出来る。
●導入
あなたは忘れていた夢の記憶を全て思い出した。
それと同時に、何故夢の記憶が失われるのかも思い出した。
生物は眠りに就く時、必ず夢を見ている。夢を見ないと言う者は、それを忘れているだけだ。
誰もが必ず夢を見て、そして夢の終わりに必ず現れる存在。
あなたはその存在を知っていた。
眠りに就く度に必ず出会う存在が居る。
恐怖の記憶が蘇る。
どれほど幸せな夢も、どれほど楽しい夢も、どれほど穏やかな夢も、悲しい、寂しい、恐ろしい夢も、ありとあらゆる全ての夢は等しく悪夢であったのだと思い出した。
それは夢の記憶を喰らう存在、夢魔が訪れるからだ。
夢の終わりには必ず苦しみがある。夢魔に記憶が喰われていくのがたまらなく恐ろしいのだ。
その恐怖の感情も喰われ忘れてしまうものと知っていても、そこから逃げ出そうとせずには居られない。
逃げて、逃げて、逃げた先。必ず夢魔に追い着かれ、記憶を喰われ忘れてしまう。
目覚めた時に覚えている夢の内容は夢魔の食事の食べ残しだった。
全てを思い出した。
眠りの度に必ず夢を見ている事。
夢魔の存在。
恐怖。
夢の内容。
そしてもう一つ。
「夢を思い出してはいけない」という事を思い出した。
全てを思い出したのなら、当然現れる。
夢の終わりに必ず出会う存在。
夢の記憶を喰らう夢魔。
復元された夢を再度喰らう為、絶望と恐怖と共に、それは今正に現実のものとして現れた。
●チェイス
復元された夢の世界へ再び身を置いた共鳴者。共鳴者は夢魔の恐怖から逃れる為に逃走する。
A列で開かれている札の任意の場所に駒を置き、賽を振りM列の外まで駒を進め夢の世界から脱出する事を目標とする。
共鳴者と夢魔(ディーラー)は交互に賽を振り駒を進める。
夢魔に追いつかれると共鳴値が上昇。
夢魔は札の路を無視して移動可能。
夢魔が通った札は場から除外される。
夢魔は共鳴者を追い詰め共鳴値を10以上にしつつ、最終的にM列から外へ逃す事を目標とする。
共鳴者はトークンが乗った札を通過する事で、トークンを回収する事が出来る。
トークンを消費する事で、夢魔の進行を妨害する事が可能。トークン消費時にいくつかの効果を選択できる。
・賽2倍
・夢魔一回休み
・共鳴値1減少
共鳴値が10を超えても逸脱せず上昇し続ける。
11以降、共鳴度の上昇と共にMPの減少。MPが1の場合、HPを減少。
●ルートA・共鳴値が10に満たない場合
共鳴値継続。
全てを覚えている。
夢の内容も。
夢魔の存在も。
そして、それから逃げ延びた事も。
恐怖からは逃げ延びたが、しかし不安が消える事は無かった。
夢魔に今も追われ続けている、そのような感覚が拭えずにいる。
目を閉じ眠りに就けばまた必ず夢を見る。
そうすればまた必ず夢魔が現れる。
それを思えば、あなたはもう「眠る」という選択を取る事が出来なくなった。
●分岐
睡魔が訪れる。
あなたは眠りたくない。
それでも眠らずにはいられない。
睡魔に抗わず眠るか、眠らずに起き続けるか。
あなたはどうしますか?
●分岐A1・起き続ける
睡魔よりも恐怖が勝った。夢魔の影に怯えながら一日を過ごす。
HPとMPを1ずつ減らす。
分岐に戻る。
HPかMPが0になるとロスト。
眠る事を拒み続け憔悴し切ったあなたは今正に命を落とそうとしている。
恐怖から逃げ続け、それでも結局不安が消える事は無かった。
死の先に何があるのかは分からない。ただ、予感がある。
そこにはただただ恐怖が有り続けるのだ。
今も夢魔がどこかからこちらを窺っている。そしてきっと死の先もそれがあり続ける。
不安に捕らわれたまま、あなたはゆっくりと息を引き取った。
●分岐A2・眠る
体力も精神も磨り減らしたあなたは、睡魔に誘われるまま眠りに落ちた。
夢魔が待っている。
恐怖が蘇る。
逃げ続ける事は叶わない。されるがままに喰われるしかないのだ。
夢魔が歩み寄る。あなたの記憶に手を掛ける。
強烈な不快感と恐怖と共に、あなたは自身の記憶が失われて行くのを感じていた。
共鳴値を0にする
目が覚めた。
夢を見たような気がするが、何も思い出せなかった。
残響獲得
●ルートB・共鳴値が10を超えている場合
残響を獲得。共鳴値継続。
夢魔から逃れてあなたは目を覚ました。
(非現実(夢)な話が続く。)
(MPが減少し続ける、MPが1の場合はHPを減少させる。)
(残響消費(夢魔の事を思い出す)事によって進行)
現実と夢の境界が曖昧だった。
夢魔から逃げきれたと思っていた。
まだ夢から覚めていなかったのだ。
夢から覚めておらず、夢魔は今もあなたのすぐ傍に居る。
視界の端にそれを捉えた瞬間、あなたの意識は暗転した。
共鳴値を0にする
目が覚めた。
夢を見たような気がするが、何も思い出せなかった。
何かを失った気がするが、
結局の所何も分からず、
何も変わらない一日が始まった。
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何の影響かは分からないんだけど、夢は全部悪夢、みたいな感覚が昔からある。
https://togetter.com/li/1778876
過去に作った同じ題材のゲーム
神経衰弱のパートで、共鳴者は夢の記憶を完全に復元した事で現実から逸脱し悪夢に囚われる事となった。
トークンを集める度に夢との共鳴値が上がっていた、みたいなイメージ。
チェイスパート以降。共鳴者は夢の世界に強烈な執着心を持つようになる。
夢魔は獏のイメージ。夢を喰う事で共鳴者が現実へ還る為の手助けをしてくれているのだが、夢に執着している共鳴者にとっては恐怖の対象。
ここでの共鳴値は不安と現実までの進行度。
ルート分岐。どちらにせよ夢魔の協力を得なければ現実生活に復帰できないし、最終的に夢魔の記憶は失われる。
Aは一時的にでも現実に夢魔の記憶を持ち越してしまったので残響を獲得。ゲーム的なご褒美。
Bは夢の中で全てが完結しているので残響の獲得は無し。
普段夢から覚める際は共鳴値が10になった時点で強制的に現実に帰還(夢からの逸脱)をさせられてしまうが、本シナリオでは夢への執着が強く、ルートAでは現実まで夢魔の記憶を持ち越してしまい、ルートBでは夢に留まり続けてしまう。
課題
ハウリングと憑依をうまく使いたい
なんかうまいことダイス振らせたい
ストーリーや動機があって共鳴者が自発的に行動したりコミュニケーションを取る事が出来るきっかけが欲しい(解決済み、ver0.6)
アイデア
トークンの効果、選択式じゃなくて裏に書いておく
そのうち整えて絵付けます。
ダイスタス・コモンズ
クレジット表示必要・改変利用許可・公演利用許可・営利利用許可
https://emoklore.dicetous.com/