こんにちは。
本プロジェクトも残すところ1日となりました。
今日まで達成率75%ものご支援をいただき本当に本当にありがとうございます。
残り1日となりましたが最後の1分まで諦めずに頑張ります!
クラウドファンディクというプラットフォームは資金集めだけではなく貴重な発信の機会でもありますため、この場をお借りして、このプロジェクトにかける思いを記録しておきたいと思います。
10年前にゼロから1人でりんご栽培を始めた頃、農作業か過酷すぎて、体力的にも精神的にも経済的にも何度も挫けそうになりました。東京から来た嫁が夫の実家のりんご農家を引き継いで頑張っているというのにw,周囲のサポートも理解も全くありませんでした。それどころか、ちゃんと栽培管理ができないなら(余計なことは)やってくれるな、りんごの木を切って欲しいとまで言われました。それでも1シーズンは頑張ろうと、春〜初夏の摘果、真夏の草刈り、2週間ごとの消毒作業をなんとかこなしました。農機具の不具合、剪定枝の処理、病気になった木の伐採などあらゆるトラブルに見舞われその度に心折れながら…9月になったある日の夕方、畑の草刈りを終えてふと振り返った瞬間(なんだか後ろから呼ばれた気がしたんです)目の前に立派な津軽のりんごがたわわに実っていて、(草刈りに忙しくて下ばかり見ていたせいか、実りはその時突然現れたのでした)その光景が実に神々しく、夕日にキラキラと輝いて美しくて、りんごの木にありがとうと言ってもらえた気がしてなりませんでした。
心からりんごの木を切らなくてよかったと思えたのでした。
その体験に勇気づけられて、冬の寒空の下の剪定も乗り越えて、剪定した木を燃やしている時に、炎を眺めながらこの灰を畑に撒けば肥料になるなぁとなんとなく思いついて、次の瞬間、あっ、そういうことか、と家に戻って描いたのがこの図。
世界は大小の歯車で成り立っていて、全ては繋がっていて、自分がやっている農業なんて本当にちっぽけな歯車でしかないけれどそれさえもやめてしまったら隣の歯車も止まってしまうよね。
どんなにちっぽけな歯車でも回し続ける意味がある!この小さな歯車を回し続けてみよう!と決意した瞬間でした。
あれから10年、いろんなことがありましたが、なんとか続けて来れたのもこの時の確信があったからだと思っています。
農業に携わることで私は本当にたくましくなりました。
また、自分たちでリンゴやお米やブルーベリーを生産していることで、何があっても生き延びることができるという安心感、里山の隠れた資源は知れば知るほど奥が深く豊かです。
農業は日本の食の安全保障や地球の環境保全にも直結しているエッセンシャル産業です。そしてさやざまな可能性を秘めています。
でも現実は年々農業離れが進み、農業といえば3K(きつい、危険、稼げない)の代名詞になっています。
いやいや、農業を衰退産業のまま放っておいてはいけない!という思いが私の中で沸々と湧いてくるのです。
ならば!
もっともっと農業に付加価値をつけてその魅力を発信して農業関係人口を増やすことが明るい未来に繋がるはず!と思いいたり、農X○○という異分野との掛け合わせで農の新たな価値を創造して発信しよう!と考えました。
そのアプローチとしてこの5年ほど
①農X醸造
②農X芸術
③農Xスポーツ
④農X教育
⑤農X福祉
⑥農X田舎暮らし(ライフスタイル)提案
の取り組みをイベント開催含め実戦してまいりました。
それがとてもやりがいがあり、気がつけばさまざまな分野の面白い面々が集い共創の契機となり、コミュニティが形成されて、移住者増に繋がり、地域も活性化されて…という好循環が生まれたのです。
その輪をより大きし、より多くの方とこの豊かさを共有するためには旅行業の登録が必要でした。
以上がこのプロジェクトを実行した経緯です。
長い文章ではなく可視化しようとこの図にまとめました。
このクラウドファンディングは明日終了しますが、明日はこのプロジェクトのスタートラインでもあります。
残り1日、どうか最後まで力添えのほどよろしくお願い致します。