こんばんは、MYSTIC WORKSです。
プロジェクトは残り9日です。
昨日に引き続き、
あらためて「ひかりを楽しむ掛け時計」の特徴をご紹介してみようと思います。
今回のリターンである掛け時計のめっき処理は、手仕事での加工を予定しております。
我々のめっき処理は「湿式めっき法」と呼ばれるやり方で、
化学溶液に浸漬させて、液中での化学反応や電解反応を用いて
金属皮膜を形成します。
MYSTIC WORKSを運営する真工社では工業製品へのめっきを行っており、
全自動の大量生産が可能な設備があります。
それと同時に、人の手作業でめっきが可能な小規模のラインも有しています。
小規模ラインでは、
特殊素材へのめっきや、特殊な形状のものなど、
技術者のスキルや経験、知識が求められるようなものへのめっきを行っています。
今回のこの時計はそうした側面を持っていることから、
この小規模ラインを使用することになると思います。
そして、今回のリターンのうち、
ブラウンカラーの「木陰」とまだらなダークグレー「夜空」は
めっき処理だけでなく、
めっきで形成された金属膜に対して薬品処理によって
色を付ける技法も取り入れています。
この技法はどちらかというと工芸品に近いアプローチとなり、
作業者が状態を見ながら仕上げているので、一品一様、
まったく同じ表情のものは作ることができません。
こちらのカラーを選んだ方は多少写真と違った仕上がりのものが手元に届く可能性もありますが、そうした特性のものだとして、どんなものが届くか楽しみにしていただければと思います。
(可能な限りイメージに近い仕上がりをつくるよう心がけます)
めっき処理、薬品処理ともに我々が納得いくものをつくり
ご満足いただける仕上がりでお届けしたいと考えています。
そして手元に届いたプロダクトを見て、
こうした製造技術があるのだな…とたまには思いを馳せていただければと思います!